レンズ関係透過性塗装 下準備

先日から作業を始めている、次の透過性塗装のターンで本塗りを行う予定のテールランプ等レンズ一式です。

ローバーミニのテールレンズは反射板が無いので、そのまま養生を行ってしまうと光が透過しなくなってスモークの濃さが判らなくなってしまいますから、透明なフィルムやビニールを使ってマスキングを行います。

また他のレンズには反射フィルムを使い、仮想反射板としてこれも塗りながらスモークの濃さが確認出来るようにしておきます。

今回は2セット8個を塗るので、それぞれ4個ずつ「光が通るマスキング」と「光を反射するマスキング」にしておきました。

凸文字の隙間にはペーパーが入り難いので、

コシの強い(毛が固い)ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。

その他、バリが残っている箇所は#120~で研磨して均しておき、フチは#500、被塗面は#800で足付け処理、最後に全体を#1300で均しておきます。

小さい物は手で持って塗れるよう、芯棒を固定しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ関係透過性塗装 下準備

次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等レンズパーツ一式です。


ソリオテールランプ塗装承ってます

NCロードスターテールランプ塗装承ってます

ROVER MINIテールランプ塗装承ってます

NDロードスターテールランプ塗装承ってます


画像上段は現行型NDロードスターの純正テールランプで、下段はNCロードスターの純正テールランプです。NCロードスターの方が少し黒いですが、こちらは以前「極薄めと薄目の中間」の濃さでスモークをご依頼頂いたからで、今回これらをこの時の「薄目」の濃さに承っています。こうやって並べて見ると、NDロードスターのテールランプはクリアーレンズ部が既にスモークっぽくになっているのが判るかと思います。

電球の穴をマスキングし、泥汚れを清掃します。ブラシが入らないところは筆を使い、隅まで綺麗にしておきます。

その後はよく乾燥させておきます。

この後は被塗面以外をマスキングし、レンズに足付け処理を行います。来週中には本塗りを行う予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ROVER MINIテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたローバーミニ用のテールランプのレンズ2台分、合計8点です。こちらのオーナー様は先日同車のヘッドライトリム一式(やはり2台分)をご依頼頂いた方で、その際には「現物を確認しての感想は、 「素晴らしい」 の一言です。」とのお言葉も頂きました。今回も当店をごご贔屓頂き誠にありがとうございます!

ご依頼内容は「濃い目」のスモーク塗装で、

ただし赤いレンズ部にはスモークを塗らずクリアー塗装のみで、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ROVER MINIメッキヘッドライトリム塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたローバーミニのヘッドライトグリル一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

素材はスチールにメッキが施された物で、

そちらにローバー純正色の「タヒチブルー」(カラーコード:JRJ)と、

同じく同社の「ブリティッシュレーシンググリーンⅢ」(カラーコード:HFF)の塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

メッキに直接上塗りを行っても塗装は密着しませんから、下地処理としてサンドブラストとプライマーの塗装を行っています。

今回は作業途中でメッキがベリベリと剥がれる!といったトラブルが生じましたが、その後直ぐに代替品を送って頂いて無事完成に至りました。

ちなみにこちらがインナーリムで、これでヘッドライトを固定しつつ光軸を調整し、

こちらのアウターリムでそれらを覆い隠します。

車に装着されるとこのような感じになります。

実際にはもう少しインナーリムが奥になるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ROVER MINIメッキヘッドライトリム 本塗り

先日プライマーを塗っておいたローバーミニのメッキヘッドライトリム(2台分)です。

車体に装着すれば裏側は見えなくなるのですが、単品で渡す小物の場合だとどうしても見えてしまうので、固定する前にベースコート(色)だけ塗っておく事にしました。こちらはローバー純正色の「ブリティッシュレーシンググリーンⅢ」(カラーコード:HFF)で、

こちらは同じくローバー純正色の「タヒチブルー」(カラーコード:JRJ)です。

裏側に塗ったベースコートが乾いたら、いつも通り手で持って塗れるよう芯棒にセットします。

このミニのヘッドライトリムは昔車体を塗っていた時に何度か塗っていますが、その時は棚板の上にそのまま置いて塗っていたりして、わざわざ一つずつ固定するようになったのは今の小物塗装専門になってからです。車体を扱う事をメインに考えた工場設備では、どうしてもこういった物に時間は掛けられないんですよね。

本当は丸く切った段ボールを嵌めて固定しようかと思いましたが、折角なので裏側にもクリアーを塗れるよう出来るだけスペースを開けた固定方法にしました。割り箸を突っ張り棒みたいにして位置がズレないようにしています。

インナーリムの方は周りに穴が開いていたので、そこをワニクリップで掴むようにして固定しています。

再びベースコートを塗布します。

肌が荒れないようウェットに塗り込み、4コート程を塗って完全隠蔽したら、

クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

表側はいつも通りクリアーは2コート、

裏側は二回目の1コートのみとしています。

ただそれでも(普通は塗らない裏側としては)かなりしっかり塗れているかと思います。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

昔はサンドブラストなど無い環境だったので、足付けはスコッチのみ、それに密着剤(スプレー糊のような物)を使って塗っていましたから、恐らくはその後数年でペリペリと剥がれていたかと思います(当時は雇われの身で、会社自体がそういうやり方だったので何も考えず上司がやっていた通りの作業をしていました)。

タヒチブルーは何度も塗っていた色です。

ブリティッシュレーシンググリーンは初期の色(カラーコード:HNA)の方が馴染み深いですかね。今回の色はその後継のⅢとなり、見た目は似ていますが全然違う色となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!