トヨタマークXテールランプスモーク塗装 本塗り

markx17こちらでは紹介していませんでしたが、先日お預かりしておりましたトヨタマークXのテールランプ一式です。

こちらは以前テールランプ一式をスモーク塗装でご依頼頂いた案件なのですが、今回その中の一つを「バックフォグ」の物に交換 されたとの事で、そちらを他のテールと同程度のスモーク塗装、また全体ももう少しだけ濃くしてみたいとの事で改めてご依頼を頂きました。この度もご贔屓頂き有難うございます!

markx18 左が前回塗装した物で、右が今回新たに購入された物です。

ただバックフォグが光る中央部分はスモークにしたく無いとの事で、今回そこをクリアー抜きで承っています。尚、その周りのメッキ枠まではスモークが掛かるようにします。

markx13 被塗面の足付け処理を行い、台に並べます。手前のテールだけがスモークになっていないのが判りますよね。

markx14 バックフォグの周りのメッキ反射板部分もスモークにしないと格好悪いので、マスキングの見切りラインはその内側の山のプレスラインで行います。

markx15 まずは今回新たにご用意されたバックフォグを他のテールランプと同じ濃さになるようにスモークを塗装し、その後さらにテールランプ全体にスモークを施して若干濃くします。

内部のレンズが赤いので違いは判りますが、スモーク具合は良い感じに揃えられたと思います。

markx16元々スモークが施してあった状態でもトヨタディーラーで全く気付かれなかったとの事でしたので、「もう少し黒くしても大丈夫なのでは」(笑)、と思ってのご依頼だったのだと思います。

現在仮に取り付けているノーマルテールランプだと格好悪くて恥ずかしいとの事でして、当店のスモーク塗装を気に入って頂けて何よりです。

それでは完成までもう少々お待ちくださいませ!

ポルシェ991サイドマーカースモーク塗装 本塗り

porsche12先日到着しておりましたポルシェ991純正サイドマーカーです。 こちらも大分早いのですが、丁度タイミングが合いましたので今回一緒に塗れました。あと数日遅かったら一ヶ月先になっていたかも知れません。

レンズ表面を#1300で足付け処理し、プラスチックプライマーを塗布したら本塗り開始です。

porsche13今回のご依頼はスモークと言うよりかは「クリアーだけで高級感が出ないか」とのご要望でしたので、スモーク自体はかなり薄目に、コントラス感を出すだけに抑えています。実は濃さの程度は先ほど紹介したバンデンプラプリンセスのフロントインジケーターレンズと同じです。

porsche ちなみにこちらはここではまだ紹介していないのですが、今回のサイドマーカーの前にご依頼を頂いたフロントポジションランプです。この時も大分薄いスモークで、単品で見た時は非常に丁度良い濃さとの事だったのですが、実車に車体に取り付けてみると当初よりも濃く感じたそうでして、今回はさらに薄くといったご希望となりました。

porsche1 実車を見ていないので何とも言えないのですが、恐らく内部は反射板では無く黒が基調になっていて、さらに取り付けた状態ではレンズが下を向くとの事なので想定していたよりも黒く見えるのだと思います。

porsche14 今回のサイドマーカーも前回のポジションライト同様の構造になっていますので、まずは「薄過ぎるくらいのスモークに」と言う事で今回の濃さとなっています。

porsche15ガラスとプラスチックを見比べた時にガラスの方が高級感があって見えるのは、恐らくが断面が表面く比べて濃く見えるからで、これはガラス内の不純物(恐らく鉄の酸化化合物)に起因する物ですから、これをスモーク塗装によって疑似的に再現し、さらに表面をヌメリ感のある高品位なタイプのアクリルポリウレタンクリアーでコーティングする事でガラスっぽく見せよう、と言うのが私的な見解です。

サイドマーカーの樹脂はPMMA(アクリル)で、これにクリアーを塗るだけでも質感は良くなるのですが、それが誰でも判るかと言うと判断は難しく、ただ今回のように若干でもスモークを入れれば効果は高くなると思います。

ポジションライトの方も画像は撮ってありますので後日紹介したいと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ロードスター用アコードサイドマーカー 本塗り

smoke21 こちらの日記では紹介していない案件もありますが、今回のレンズ系透過性塗装の本塗りはこれらを纏めて行っています。

通常の塗装であれば失敗しても塗り直す事が出来ますが、透過性の塗装はそうはいきませんのでどうしても作業コストは大きくなってしまいますが、今回のように同じ種類の塗装(透過性塗装)を纏めて塗る事でコストを落としています。

road206こちらはホンダアコード純正のサイドマーカーとの事で、ただ取り付けはロードスターに行うとの事です。バンパーに穴を開けて取り付けたりするのかもですね。

スモーク濃度は前回ご依頼頂いたテールランプ類と同じく「極薄めと薄目の中間」の濃さで承っています。

road207 プラスチックプライマーを塗布し、かなり薄くしたスモークベースコートを4~5回に分けて塗り、最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

前回ご依頼頂いた時の画像も紹介しますね。

road155road156road152これらは前回ご依頼頂いた時の案件で、これらと同じ程度の濃さになるよう意識して調整しました。

road208特に今回のようにレンズ裏側がダイヤカット形状で底の浅いレンズはちょっとスモークを塗るだけで真っ黒になりがちなので注意して色の調整をしています。「薄いので簡単だろう」と思いきや、実は真っ黒にする方が断然楽なのです。

尚今回のターンでも使用しているクリアーは全て高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。レッドやオレンジ系は褪色し易いという点から耐UV性の高いクリアーの仕様は必須とさせて頂いておりますが、一度こちらのクリアーをご利用頂いた方のリピート率はほぼ100%に近く、気に入って頂けているようで本当に何よりです。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!