スカイラインウィンドウォッシャーノズル 本塗り

skyline11 先日到着しておりましたスカイライン用の日産純正ウィンドウォッシャーノズルです。少し早いですが業者さんの仕事で似たような色があったので一緒に本塗りを行いました。

下地処理としてはいつものように被塗面を#800で研磨し、ペーパーが入らないような個所はウォッシュコンパウンドとナイロンブラシで足付け処理を行います。

skyline12 水が出るノズルの部分は大体2ミリくらいで、ただこの辺りのサイズとなるとノギスで測っても良く判りませんから、ある程度の大きさから0.1ミリ刻みでのサイズを前後5種類くらいを作り、その中から良い具合の物を選んで使います。

skyline13 こんな感じで直径2.7㎜がジャストフィットでした。

skyline14 再度ナイロンブラシとシリコンオフを使って細部までよく脱脂処理をし、先ほど紹介した円形のマスキングシートをノズルの真鍮部分に貼って本塗り開始です。まずはプラスチックプライマーからです。

skyline15 ベースカラーには日産純正色「ソニックシルバーM」(カラーコート:KR4)を塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。

skyline16自動車の板金塗装をやっていた頃もウィンドウォッシャーノズルは何度も塗装していますが、ノズル部分をマスキングした覚えはありません。意識してそこを避けるように塗れば穴や可動部が詰まる恐れも無いと思いますし、車体に付いてしまえば気づく方すら居ないと思いますが(うちのお客様は気づくでしょうね・・・)、車体に付いていない状態ではやはりどうしても細かい個所にも目が行ってしまうので、もうこれが普通の作業になりました。作業する私も気になりますし、依頼された方としては「ああぁ・・・一緒に塗っちゃってるよ・・・」と感じると思いますから、この辺が車体の塗装と小物専門の塗装との違いですかね。技術云々と言うより気の遣い方が変わった気がします。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!