スポークカバー&ライトガーニッシュ サフェ入れ

peugeot10 先日メッキを剥がしておいたプジョーのステアリングスポークカバーです。今回は凹んだ文字部分を平滑にする作業も承っております。

一般的にはこのままパテを埋め込みたくなりますが、通常の塗装屋さんはそういう風にはしません。大抵後で文字の跡が出てしまからです。同じような理由で、10円パンチの傷にいきなりパテを入れたりする事もあり得ません(見たことはありますが…)。

peugeot11 凹み文字をサンダーで削り落とし、緩やかな傾斜を形成してパテを塗布します。

 

peugeot12 当初はエポキシパテを予定していましたが、思ったよりも凹みが浅かったのでポリパテを使いました。パテはイサムの柔軟性のあるバンパーパテで、単価はSTANDOXのPEストッパーよりも高いのですが、少量のチューブタイプなので使い易いのと、初期の発熱(反応熱)が少ないのが気に入ってます。ただその分しっかり熱を入れないと固まらない点で作業性は余り良く無いですけどね。

peugeot13 サフェーサーをウェットで6コート程度塗って完了です。

odyssey3こちらはオデッセイのメッキライトガーニッシュで、先ほどのプジョーのパーツはメッキを剥がしていますがこちらはそのまま残しています。ただし装飾クロムメッキの上には上塗りは勿論サフェーサーも十分には食い付かないので、それ専用の下地を作ってからサフェーサーを塗布しています。尚、密着剤の類は使ってません。

後日サフェ―サーを研磨して数日寝かし、タイミングが来たら本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Mercedes-Benz CLS Smoked Tail Lights

cls メルセデスベンツCLSの純正テールランプです。「極薄めと薄目の中間」濃度のスモーク塗装でご依頼頂きました。黒くすると言うよりかは派手な赤を抑えるといった感じですね。

cls1 同時にリヤバンパーに装着されるバックフォグも承っています。

cls レンズ以外の部分をマスキングし、表面を#800~#1300で足付け処理します。経年で塗装が剥がれないようにですね。

cls1 この時はレンズ全面を同じ濃さのスモークにしますが、クリアーレンズの部分はスモークにしないでクリアーそのままにしたり、それぞれを違う濃さのスモークにする事も可能です。

cls3 スモークは一度に塗り重ねるとムラやダマになる為、塗料中の含有量を減らし、塗装回数を増やす事によって、ムラの無い透明感のある仕上がりにします。

指定の濃さになったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

cls4 クリアーに直接スモーク顔料を入れると紫外線による褪色が早くなってしまうので、当店での施工はベースコート(スモーク)とクリアーによる2コート塗装が基本となります。

cls6 オプションでクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」(STANDOX)に変更可能です。高美観・耐UV効果・耐擦り傷性・耐薬品性などに優れたクリアーです。

cls2 熱を掛けて完全硬化後、必要に応じて磨き処理を行って完成となります。

cls3 「余り黒くはしたく無いけど純正の朱色みたいな赤が嫌」と言う事であれば今回程度の濃さ(極薄めと薄目の中間)がお勧めです。

その他当店で行ったテールランプ塗装の施工例はこちらのページからご確認頂けます。

cls4レンズ関係の塗装はクオリティを高める為、かなり時間を掛けて本塗りを行っていますが、その分のコストを抑える為に数セット纏めて塗装を行っているので、最初の方にお預かりした物はどうしても待ち時間が長くなってしまいます。どうかご理解下さいませ。尚、納期の大よその目安としては一ヵ月~一か月半程度となっております。

または別途「「納期指定」のオプションで期間を早める事は可能ですが(3週間程度)、「仕上がりが上がらないのに費用が上がる」と言う事は私的にはお勧め出来ませんので、出来れば代替品を御用頂き時間に余裕を持ってご依頼頂ければと思います。

BMW E31エンジンルーム内パーツ 修理塗装承ってます

bmw229こちらのオーナー様は先日よりグリルやサイドマーカーなどをご依頼頂いている方で、さらに追加でBMW E31のエンジンルーム内に装着される蓋のパーツの修理塗装をご依頼いただきました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

bmw230 穴の開いた箇所から周りにヒビが入っていて、どう考えても直すよりも買った方が安く済むと思うのですが、既に廃盤で手に入らないだろうという事でこちらも修理を承りました。

bmw231 樹脂の素材が判らないので修理方法もまだはっきりとは決めていないのですが、現状パックリ割れてしまっていますし、エンジンルーム内と言う事で耐久性も必要ですから裏側からの補強も必要です。ただ幸いにして内部はある程度余裕があるという事なのでファイバークロス&エポキシ樹脂で固めようと思います。

bmw232幸いだったのは固定箇所の手前で割れが止まっていた事で、これなら何とかなりそうです。

樹脂がABSであれば割れた部分は溶着で溶かして固定し、さらにファイバークロスとエポキシを使えば大丈夫だと思います。PPだと結構厄介そうなので、一旦割れた部分を修理した後に、天板と同じサイズのPP板をカットして重ねるように接着するのが良いかもです。

尚塗装に関しては元の様にとの事ですので、久しぶりにストラクチャー塗装(バンパーなどのザラザラとした梨地っぽくするSTANDOXのシステム塗装)となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。先にテールランプやグリルなどが完成となりますのでどうぞこちらももう少々お待ち下さいませ!

スバル ステアリングスイッチカバー塗装 完成

swich3 先日本塗りを完了していたスバル(恐らくレガシィ)のステアリングスイッチカバーです。

塗膜が完全硬化したので外した部品を組み付けました。

swich4 そして完成です。お待たせしました!

ちなみに奥にあるのは見本としてお預かりしたカバーで、てっきり反対側の部品かと思いきや同じ左側のパーツで、どうやらスイッチ無しと有りの2パターンがある模様です。

最初の画像も紹介しますね。

swichこんな感じで元々は半艶っぽいグレーシルバーでした。

swich5同じ色でも艶を分けるとシックになりますよね。以前施工したインプレッサのシフトパネルに雰囲気が似ています。

swich6サイズは小さのですが、内装部品は常に見える所にあるので満足感も高いのでは無いでしょうか(ただ自分以外には誰も気付かないと言う噂が・・・笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。明日は日曜日で休日となりますので発送は週明けとなります。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ムラーノテールランプ一式塗装承ってます

murano21 こちらは先日到着しておりました日産ムラーノのテールランプ・ハイマウントランプ・ドアミラーカバー・サイドマーカーの一式です。この構成、どこかで見たような感じがしますが、実は先日完成してお納めしたムラーノテールランプ一式のオーナー様と同じ方です。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

その時の完成画像も紹介させて頂きますね。

murano15しかし前回ご依頼頂いてから今回のご依頼まで2ヶ月も経っていませんから、何か問題でもあったのでは・・・と思ったのですが、前回ご依頼頂いたのはUSムラーノ後期型LEDテールランプとの事で、今回は日本ムラーノ前記型になるようです。元々は「LEDの玉切れした時の為」との事だったのですが、後から他の部品も追加でご依頼頂きまして、結局前回と同じ構成になってしまった。と言う訳です。

ただ前回のスモーク濃度は「薄目」として承っていましたが、今回はそれよりも若干薄い「極薄目と薄目の中間」で承っております。またクリアーは前回と同じく「クリスタルクリアー」への変更でご指定となっております。

ちなみに「高畑様の施工されました商品のクオリティは申し分御座いません。 お気遣いして頂き有り難う御座います。」とのお言葉も頂戴しておりまして、本当に有り難い限りです。

murano22 あともう一点、前回と違う内容としてはミラーカバーの塗装で、そこに付属しているウィンカーレンズのみスモークに塗装しましたが、今回はミラーカバー本体を日産 スーパーブラック(KH-3)での塗装で承っています。

前回はミラーカバー本体は塗らなかったのでレンズは取り外さないで塗りましたが、さすがに今回は両方なので何とか分解を試みてみました。

murano23外してみて判ったのですが、どうやら接着剤と思っていた物はレンズの継ぎ目を防水する為のシーラーだった模様です。ネジの固定で圧力が掛かっているのでまるで接着されたかのようにピッタリくっ付いてしまっていますが、ある程度(と言うかかなり)力を入れるとべリべりと剥がれてくれました。さすがに外さないで両方塗るのは難儀だったのでこれは助かりました。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご利用頂き有難う御座います!