グローブボックス蓋 本塗り

box6 こちらもお待たせしました!グローブボックスの蓋も本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

画像は先日シボ模様を削ってサフェーサーを塗った状態で、黒い点々は研ぎ忘れ防止の為のガイドコートです。単なる黒の塗料をパラパラと塗った感じですね。

box7 梨地やシボ模様などに仕上げられた製品は、表面にある「歪み」を目立たなくする為に使われている事が多いので、サフェ研ぎの際にはしっかり当て板を使って研ぎを行ないます。艶々の黒だとちょっとした歪みが目立ちますからね。

box8 #320の研ぎから始めて、最後は#1200で均しました。裏側のマスキングを貼り直し、台にセットして本塗り開始です。

box9 まずはベースコートの黒を塗ります。この時点で肌を荒らしてしまうといくらクリアーを綺麗に塗っても後で艶が引けてしまうのでしっかりウェットで塗り込んでおきます。車の塗装屋さんなら基本ですよね(でなければシルバーはムラムラになってしまいますし)。

box10クリアーは最初は裏側のフチから塗るようにして、角なども忘れず、その後全体に2コート塗って本塗り完了です。

box11多分クリアーは人よりも結構垂らしている方ですが(ベースコートを垂らしたりもします・・・)、「肌は磨きで作るのではなく塗りで作るもの」と習ったので、ある程度のリスクは承知の上で結構塗り込んでいます。勿論垂らすと後の磨き処理が大変で、場合によっては塗り直す事もありますが、折角良い材料を使っているので出来るだけ塗った状態で綺麗に仕上がるようにはしています。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ハーレーダービーカバー 本塗り

harley6 大変お待たせしました!ハーレー純正のダービーカバー(タイマーカバー)、無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

画像は先日塗っておいたプライマーで、これに全体に軽くペーパーを掛け、細部はナイロンブラシ&ウォッシュコンパウンドで足付け処理を行ないます。

harley7 マスキングをし直し、台にセットして本塗り開始です。

harley8 まずはベースコートの黒です。

一応今回のはエンジンパーツの一部になりますが、使っているのは耐熱塗料とかでは無く普通の2液ウレタン塗料です。全く問題ありませんのでご安心下さいませ。

時々雑誌やネットで「耐熱塗装じゃないと」みたいな事が書いてありますが、それの多くが誤解でして、もしもそれらが正解ならば、新品のブレンボキャリパーの塗膜や、新車時から付いているヘッドカバーの塗装はあそこまで剥がれる事はありません。殆どの場合は下地や途中工程など作業的な問題で材料のせいではありません。

harley9 と言う訳でクリアーを塗って本塗り完了です。文字が埋まらないように最初の1コート目はその周りを控えめにし、2コート目は全体にしっかり塗り込んでいます。

harley10元々は装飾クロムメッキ仕上げで、そのまま塗っても塗料は密着しませんが(リン酸などの薬品も殆ど効きません)、サンドブラストをガッツリ当てて表面を荒らしプライマーを塗っているので通常の塗膜と同様に密着しています。使っている内に塗装がペリペリと剥がれて来たりはしませんのでご安心下さいませ(塗膜がペリペリと剥がれて来る場合もその殆どが塗料の劣化では無く、下地の問題です)。

それでは完成次第改めて紹介しますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMW E31テールランプ 内側部分塗装承ってます

bmw166 先日レンズのレッド&スモークと枠部分の塗装で一旦完成したBMWのテールランプですが、今回追加で内側部分の塗装もご依頼を頂きました。この度もご贔屓頂き有難う御座います。

bmw167 塗装するのはこれら内側側面の部分で、実は一旦テールランプはオーナー様のお手元に届きまして、「見違えて、感激しています」「ここまできれいになると、欲が出ますね」との事で、結局テールランプ全体を(!)塗る事となりました。

bmw168ちなみにこれらの部分は現状の艶消し黒では無く、その後追加でご依頼頂いていますリヤナンバーブラケットと同じBMW Individual Citrine Black metallic(カラーコード:x02,WX02)の艶有り仕上げ、クリスタルクリアー仕様で承っています。恐らくナンバーブラケットとテールランプが一直線に並ぶので統一させる感じでしょうか。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!

スバルステアリングスイッチカバー塗装承ってます

swich 先日到着しておりましたスバルのステアリングスイッチです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼頂いているのは左側のスイッチのカバーで、右側にあるのは確認用として一緒にお預かりした反対側のパーツです。

ちなみにこのパーツ、以前レガシィの内装パーツで同じ物を塗装しています。参考までにその時の画像を紹介しますね。

legacy36ただこの時はパネルにリアルカーボン(本物のカーボン)が貼られていた物を黒に塗りなおすといったご依頼でした。その時の作業はこちらで詳しく紹介しておりますので宜しければどうぞ。

swich1 この部分の爪を起こすとカバーが外れます。

swich2結構ごっそりと取れますが、付くようにしか付かないのでそんなに複雑な構造ではありません。

塗装するのは一番左側のカバーのみで、右側のパーツと同様「艶有り黒」での仕上げとなります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

OAKLEYサングラスフレーム塗装 完成

oakley42 先日本塗りを終えていたオークリーのサングラスフレームの付属品パーツが無事届きました。お手数を頂き有難う御座います!

これらの付属品は元々オーナー様が外されていまして、今回のご依頼はフレームのみを送って頂いたのですが、どうせなら組み付けもこちらで行なうという事で後から発送していただきました。実際に組み付けてみて判りましたが、やはりこちらでやっておいて良かったと思います(レンズを入れる際に結構フレームを曲げたので普通は不安に思うかも知れません。ただ今回の塗装は軟化仕様になっていますので全く問題はありません)。

oakley35 と言う事で組み付け完了です。お待たせしました!

oakley36 色はBMW MINIの純正色「TRUE BLUE」(カラーコード:B17)で、こちらはオーナー様が所有する車とお揃いになります。クリアーは艶消し仕様で、強度としては車のボディの塗装と同じ物と考えて頂ければと思います(実際全く同じ物で、使っている材料はその中でも高品位な物となっています)。

oakley37 ちょっと画像が多目ですが、オークリーのサングラスの塗装はお問い合わせも多いので、他の方の参考の為に沢山撮っておきました。

oakley38 両サイドの「O」のエンブレムはシルバーの艶消し仕上げで、メタリックの粒子感が非常に細かく、正面が明るくスカシが暗いのが特徴のSTANDOX MIX818の原色をそのまま利用しています。比較的扱いが易しく金属っぽい質感の強いシルバーですね。

oakley39 フロントフレームとテンプルとの接続は嵌め込みとなっていて、取り付ける時は良いのですが、外す際には結構難しいと思います。無理に引っ張ると出っ張りが潰れてしまう可能性がありますので、ご依頼の際にはそのままか、或いは自家塗装を考えている方はプラスチック製のヘラ(ジコラヘラ60mm)を最低3本は用意して挑むのが宜しいかと存じます。

oakley40 今回の肝だったフロントの「OAKLEY」のロゴです。両サイドの「O」のエンブレムに合わせたシルバーのデカールで再現しています。

oakley41デカールは薄いといっても塗装の世界ではかなりの厚みとなりますので、そのまま貼っただけでは段差が見えてしまいますから、今回は「足付け処理→ベースコート塗布→デカール貼り付け→2液ウレタンクリアー塗布→完全硬化→研磨」といった工程でデカールの段差を平滑に仕上げてから改めて艶消しクリアー(2液ウレタン)で仕上げています。塗った本人も全く段差を感じられませんのでご安心下さいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!