CH-Rリヤフォグ等レンズ一式 本塗り

 こちらもお待たせしました!先ほど紹介したエスティマテールランプ一式のオーナー様から追加でご依頼頂いた、ご親族様所有のCH-Rバックフォグ、左右リフレクターレンズ、ハイマウントストップランプです。こちらも本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

スモーク濃度はエスティマと同じ「極薄めと薄目の中間」で承っていますが、こちらは参考画像としてCH-Rノーマルテールランプ(?)の画像を頂いていますので気持ちそちらに合わせるようにもします。恐らくはノーマルテールランプのスモークにこれらのレンズも合わせるような感じですかね。

 ハイマウントランプはレンズ部と本体の梨地部分がブツ切りとなっていて、いきなりそこでマスキングをすると激しい段差が出来てしまうので、ここは二段階に分けて塗れるようマスキングを行います。

 最終的なマスキングはブツ切り部分として、その上に端を折ったマスキングテープを重ねるようにします。ちょっと判り難いのですが、6ミリ幅のマスキングテープの片側を少しだけ折り曲げて4ミリ幅のテープにするといった感じです。

こうするとテープの端は粘着面が内側になって被塗面にはくっつかず、庇状となった2ミリ幅のヒラヒラのお陰で塗装の見切りがぼやける感じとなります。車体の塗装などでプレスラインボカシを行う際に使う方法で、車の塗装屋さんであれば普通の作業ですが、6ミリ幅のテープでこれをやるのは余りないかも知れません(通常は12ミリまたは15ミリ幅のマスキングテープを使います)。

 参考画像は10枚くらい頂いていますので、それらを検証しながら濃度を調整していきます。

 濃度的には「極薄めと薄目の中間」ですが、ほんの気持ち薄くなるような感じにしています(実際は感じないかも知れないというレベルですが)。

 ハイマウントストップランプはエスティマと同様「レッド&スモーク」で承っていますが、やはりと言うか元のスモークが強いので新たにスモークを塗る必要はありませんでした。と言うか既に結構黒いのです。

 バックフォグはこうやって見ると明るく見えますが、周りの部分はバンパーに隠れる為そこから光の透過は期待できず、実際に装着するともっと暗く感じると思います。現状は入らない筈の側面から光が入っているので明るく見えるだけですのでご安心下さいませ。

 リフレクターレンズはやはり底の浅いタイプの為、他と同じようにスモークを塗ると真っ黒になってしまうので1コート少な目にするような感じで薄くしています。

一回目のクリアーを塗り終えたらヒラヒラとしたバックテープ仕様のマスキングを剥がし、最後のクリアーはブツ切りラインまで塗るようにし、そこのマスキングテープも直ぐに剥がすようにしてクリアーを馴染ませます。良い具合に出来ていると思いますのでご安心下さいませ(色々判り難いと思いますがこちらは予備品の筈ですので実物と見比べて頂ければと思います)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

エスティマテールランプ一式 本塗り

 こちらもお待たせしました!エスティマの純正テールランプ4点、センターガーニッシュ、左右リヤリフレクターレンズとハイマウントランプも無事本塗り完了しております。ご安心下さいませ。

 ハイマウントランプは唯一クリアーレンズタイプなので、こちらは一旦レッドキャンンディーにしてからスモークの濃さを他と合わせます。

 スモーク濃度は「極薄めと薄目の中間」で、以前施工したCLSのテールランプを参考画像としてご指定頂いていますのでそちらも参考にします。

 スモークの濃さが決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

 センターガーニッシュは中央に置いてありますが、この場所では上手く塗れませんので別の台で塗装しています。

 スモークは5コートに分けてムラやダマが生じ無いよう薄膜を重ねて仕上げています。クリアーは全て高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 リフレクターレンズはやはり底の浅いタイプなのでテールランプよりは1コート少な目にして見た目の濃さを合わせています。

 少し戻りますがこちらはクリアーレンズだったハイマウントランプで、現状レッドキャンディーが終わった状態なのでこれから奥にあるテールランプのスモークの濃さに合わせます。

同じ濃さに見えるようスモーク塗装を施し、同じようにクリアーを塗って本塗り完了です。元々これがクリアーレンズだったとは言われなければ判らないと思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RX-7バックランプ 本塗り

 こちらもお待たせしました!RX-7 FD3Sの社外品バックランプです。レンズに激しいバリが残っていましたがそちらは削り落としておきましたのでご安心下さいませ。

 スモーク濃度は以前施工したバイクのテール&ウィンカーレンズの濃さを参考に、「標準濃度」~若干濃いくらいに調整します。

 スモークの濃さが決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

こちらは他のスモーク塗装に比べて濃い目となりますが、コート数自体は同じく5コートで仕上げています。スモークのような透過性の塗装は1度に塗ろうとせず、1コート分のスモーク(黒)含有量を変えて塗る事で濃さを調整しています。少ないコート数で終わればその分時間が減らせてコストも落とせるのですが、ムラやダマが目立つと美しく無いですからね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

MVアグスタ ミラーウィンカーレンズ 本塗り

 こちらもお待たせしました!イタリアバイクのMVアグスタのミラーウィンカーレンズも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

 被塗物はレンズ一枚物の単品で、パッと見は簡単そうに見えるのですが、実は通常のテールランプよりもかなり面倒です。

レンズ裏側に直接マスキングテープを貼ると塗っている時にスモークの濃さが判らず、かといってマスキングをしないと塗料ミストが付いてしまう為、その両方を解決しなければなりません。

方法としては、フチから3ミリ程の所までをバックテープのマスキングで行い、3Mの反射フィルムを使って反射板の代わりにして密封しています。

 スモークの濃さについては以前施工したインプレッサのダブルスモークの薄い方を参考に「極薄めよりも少し濃く」といった濃さになるよう調整します。

 ここまで微妙な濃さの調整となると事前のテスト塗装等では対応が出来ませんから、如何にして塗りながら今どれくらい濃いのかが判るようにしなければなりません。

 濃さは薄いのですが、コート数自体は5コートと、やはりと言うかかなり手間と時間を掛けています。しかも塗り直しが効かないので精神的にも大分やられます。

元々プラスチック的な質感が強かったのですが、薄っすらと色味(黒)が着いてコントラストが効き、また高品位なタイプのクリアーで質感はかなり良くなったと思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサテールランプ&ミラーウィンカー 本塗り

 こちらもお待たせしました!GRFインプレッサのテールランプとミラーウィンカーレンズ、そしてポジション用LEDバルブカバーも本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ!

レッド&スモークに関しては以前ご依頼頂いて施工した物で、今回はクリアーに残ったウィンカー部をオレンジキャンディー塗装で承っています。

ラインテープでは曲線の内側にシワが寄って浮いてしまうので、いつものマスキング型からパスのアウトラインを3ミリ程オフセットしたデータを作成し、マスキングシートをカットして境界線に合わせて貼り付けます。

 その他の部分をマスキングし、本塗り開始です。尚こちらにはクリアーが塗られているのでプラスチックプライマーの塗装は必要ありません。

 ウィンカーレンズにはプラスチックプライマーを塗布し、同じようにオレンジキャンディー塗装を施します。

 今回はオレンジキャンディー1に対していイエローキャンディーを1の割合で混ぜています。画像の状態で5コート塗りました。

 マスキングを剥がし、一応ベースクリアーを全体に塗ってからクリアーをコートします。

 クリアーはやはり高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 イエローキャンディーを混ぜる事で赤味を抑えてレッドキャンディー部との同化を防ぎました。尚下地には以前塗装したスモーク膜が残っている為に暗く(黒く)表現はされています。

 ミラーウィンカーの方は内部に反射板が無く真っ黒の状態だったので、やはりこちらもスモークは無しでも黒味が出ています。

 元々オーナー様的にはおまけスモークもご所望だったのですが、下地の黒が相まって丁度良くなっていると思います。

ヘッドライト内部に収まるLEDポジションランプのカバーは下色にシルバーを塗ってオレンジキャンディーのみの塗装なので彩度が高く仕上がっています。これがヘッドライト内の反射板に写り込んでオレンジ色になれば、ですね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちください!