先日到着しておりましたボールペンの胴体部分、真鍮パイプです。
5本の内の1本にはネームが彫刻されていて、またもう一本には両端に継ぎ目があった為、#180のペーパーで平らに削っておきます。
良く見ると判ると思いますが、上のパイプにはネームの彫刻の跡が残っていて、完全に削り落とす事も可能だったのですが、パイプ自体の形が変わってしまうのでこの程度に留めておきました。
下のパイプは両端に継ぎ目があるので、この2本はプライマーとは別にサフェーサーも塗る予定でした。
ただ2本塗るのも5本塗るのも余り変わり無いので全部同じように塗っています。
サフェーサーを塗り終わった段階でネーム彫刻の跡も継ぎ目も見え無くなりました。
その後60℃40分程の熱を掛けて強制乾燥硬化させ、サフェーサーを研ぎ出します。
特に当て板は使わず、#600耐水ペーパーのコシを利用してラインを研ぎ出し、#800の水研ぎで目消し、さらにアシレックスレモン(#800相当で当たりの柔らかい研磨粒子が塗布された布状の副資材)で表面を均します。
若干色が違うのは下地に塗ってあるプライマーが透けているからで、作業自体はどれも同じ方法としています。
今回はこれら5本どれも色が違い、またさらにその上に透過性の塗色(キャンディーカラー)をコートする変則的な3コートキャンディー塗装となります。
お任せコースなのでキャンディー塗装はぶっつけ本番となりますが、一応基準色の具合だけでも見ておきたいので本塗り前に手が空いたら色を作ってみようと思います。
どうぞもう少々お待ちくださいませ!