先日到着しておりましたBMWのアッパーカウルです。こちらのオーナー様は以前ミニベロ用のGIOSのカーボンフォークの塗装を二本ご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います。
こちらの部品ですが、オーナー様曰く「古いＲ９０Ｓ用と同デザインの純正後付キット」との事で、裏を見るとBMWの刻印があるので純正品と思われます。
またこちらは色見本用として一緒にお預かりしたフロントフェンダーで、
色については「 色名が Black Metallic カラーコードは 532」と調べて頂いたのですが残念ながらSTANDOXに配合データが存在せず、今回はこちらを見本にして一から色を作成します。念の為電話でも確認しましたがやはりありませんでした。
またこちらのストライプライン入れの塗装も承っておりまして、これに関しても「ラインは色名が GOLD。カラーコードが #104 共に ’77～’78年の R60/7 ～ R100/7 に使用）」と調べて頂いたのですが、やはりと言うか配合データは存在しませんので、こちらは近似色として色見本帳から似た色を見つけるか、簡易的な色の作成で対応したいと思います。
ストライプラインの幅は2ミリで、位置は エッジ起算 3～4mm 内側を予定しています。
現状のストライプラインはカウル本体を塗装後にフリーハンドの筆塗りで行われていますので、場所によってラインの幅や位置が曖昧になっていますが、今回はラインテープを使ってのマスキング（クリアーを塗る前）で行いますので、仕上りは機械的なカチっとした感じになるかと思います。
以前行ったBMWのパニアケースのライン入れ塗装が参考になるかも知れませんので宜しければどうぞ↓
アッパーカウルの上部についているカバーの固定は銅のカシメで、ドリルで揉めば外せるのですが、同じカシメが手に入るか判らない事、また取り付け時にカウルを割ってしまう恐れもあるので今回はマスキングで行います。隙間はかなり空いているので仕上がりにはほぼ影響が無いと思います。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います！
