TOYOTA86テールランプ レッド&スモーク 本塗り

 大変お待たせしました!トヨタ86の純正テールランプ、レッドキャンディー&スモーク塗装で無事本塗り完了しております。ご安心下さいませ。

クリアー抜きのマスキングシートは以前作成したデータからマスキングシートを切り出し、

 本塗り当日に貼り付けます。これを前の日にやっておけば時間的に楽なのですが、時間が経つとシートの糊がレンズ側にくっ付いてしまい結構大変な事になります。

 プラスチックプライマーを塗布後、まずは透過性の赤=レッドキャンディーを塗ります。

その後マスキングシートを剥がし、露出したプラスチック素地部分に再びプライマーを塗布し、続けてスモークを塗ります。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

塗膜構成(順番)としては、

「プラスチックプライマー×2回→レッドキャンディー×5回→プラスチックプライマー(スポット)×2回→スモーク×2回→クリアー×2回」

といった感じです。

作業時間としては、10:30スタートで18:00終了、とにかくコート数が多いので途中のフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)を長めに取る必要があり、そのせいもあって数セットを同時に行って採算を合わせるようにしています。本当は最後に塗るクリアーに直接スモークを入れてしまえば早いのですが、やはりと言うかそれは避けたいですしね(効率以外にメリットがありません)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。予定としては来週半ば以降になるかと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

透過性塗装関連 下準備

 先日より作業着手しておりますレンズ系の部品です。全体を清掃後、土台部分をマスキングしてレンズ表面を#800~#1300で足付け処理しました。

 こちらのプロシードマービーの社外品テールレンズは土台部分が無いので、まずレンズ裏側に反射フィルムを貼り、さらにその上に養生紙をマスキングします。またレンズ端にあったバリは#120→#180→#240→#320→#400で平らに均しておきました。

表側から見るとこんな感じです。今回こちらのレンズに行うスモーク塗装は濃度がかなり薄い為(極薄目より少し濃く)、塗りながら濃さが判断し易いようにしています。

そしてカローラフィールダーの純正テールランプです。こちらはテールランプ中央の部分と周りをそれぞれ違う濃度のダブルスモークで承っていますのでその部分のマスキングを検証しておきます。予めオーナー様に印を付けておいていただいたのですが足付け処理で剥がさなければならない為一応メモ書きも残しておきました。

ちなみに最初に作成しておいたイメージイラストですが、うっかり間違えて下の方(赤い反射板のある個所)までマーキングをしてしまっていたようです。修正しておきましたのでご安心下さいませ(画像は既に直した物で、最初に紹介した画像も差し替えております。失礼を致しました)。

と言う訳でこちらも大よその位置を確認しておき、後は本番当日に本マスキングを行います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリリモコンキーカバー塗装 完成

 大変お待たせしました!フェラーリのリモコンキーカバーはスペチアーレラインへの塗装で本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

元々は純正のロッソコルサのカラーで、全体に傷も入っていたので下地からやり直しました。

 今回の塗色は

・赤・・・ROSSOCORSA(カラーコード:322)

・白・・・Bianco Avus(カラーコード:100)

・青・・・Blu Nart MET(カラーコード:523)

となっています。赤についても元のロッソコルサに比べると少し青黒い色味になっています。

 また今回は塗装とは別に、キーリング取り付け部の傷付き防止の為のステンレスリングの取り付けも承りました。

こちらは塗装とは別での付帯作業となりますで、作業内容については以下の社外記のページで紹介しております。宜しければご参照下さいませ。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2017/07/19/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E7%94%A8%E5%82%B7%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E4%BD%9C%E6%88%90/

 跳ね馬のエンブレムは外した際にコンパウンドで磨き、元の通り両面テープで固定してあります。また取り外す際に最初に開けた穴は表側からは両面テープ、裏側からはアルミテープを貼っていますので防水面でも問題ありませんからご安心下さいませ。

 跳ね馬は窪みにピッタリのサイズとなる為、あの内側にもサフェーサーを塗っていたら嵌らなかったと思います。

ボタン側には本塗り時にゴミが付きましたが、その後の磨き処理で取れていますのでご安心下さいませ。全体的に良くみて粗探しをして頂いて大丈夫です。

ちなみにこの画像を見て少しゴムが出っ張り気味だと思い、先ほど強く押し込んでみたら少し奥まで入りました。こちらもご安心下さいませ。

マスキングに使うテープは

・一般的な和紙タイプ

・ラインテープ(PP製)

・マスキングシート(PP製)

の3種類で、それぞれにはメリットとデメリットがある為、それらを上手く使い分ける事でシャープで美しいラインに塗り分けが出来ます。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フェラーリリモコンキーカバー リング取り付け

 先日スペチアーレラインの本塗り作業を終えていたフェラーリ458のリモコンキーカバーです。塗膜が完全硬化したので傷防止用にフレアー加工をして作成したステンレス製のリングを取り付けます。

塗装した面に接着剤が付かないようマスキングをし、それぞれの接着面をよく脱脂したら透明エポキシ接着剤を使って取り付けます。

 さらに裏側からも隙間に充填します。

ちなみにですが、リモコンキーは電池交換の際にカバーを開けなければいけない為、それぞれのリングは分割した状態にしなければならなくこういった形にしています。

鍵はブランクキーの為、嵌めてもまた外さないといけない為、完成時の撮影はこの状態で行おうと思います。

一応接着剤が完全に固まるまで一日置き、明日には撮影出来ると思います。どうぞも負う少々お待ちくださいませ!

スバルWRX S4エンジンカバー塗装 完成

 大変お待たせしました!スバルWRXの樹脂製エンジンカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は未塗装の樹脂素地状態で、当初は「結晶塗装」をご希望だったのですが、素材がPP(ポリプロピレン)の為熱を掛けた時に変形する可能性が高く(結晶塗装は140℃程掛けます)、だったらという事で今回の仕様となりました。

 黒い部分は樹脂素地のままで、フィンの部分とエンブレムバッジを部分的に塗装しています。

 シルバーはホンダのサテンシルバーM(カラーコード:NH-623M)を採用し、挿し色としてSTIのチェリーレッドを部分的に塗っています。

STIチェリーレッドの色作成については以下ページで紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

スバルWRX S4エンジンカバー STIチェリーレッド塗料作成

 また向かって右側のダクト穴は塞がっていた為、そこは一旦黒に塗ってからマスキングをしてシルバーを縫っています。

 最後は艶消しクリアーで仕上げています。

 エンブレムバッジは両面テープで着くようになっていて、これは単に置いているだけの状態です。

こちらも最初の状態を紹介しますね。

こちらもやはり黒い樹脂素地だった部分をマスキングで部分的にSTIチェリーレッドを塗って艶消しクリアーで仕上げています。

 画像だと赤が白っぽく見えますが、これは艶消し仕上げによる物で、見る角度によってはもっと鮮やかな色味に見えます。今回はこの色で「艶あり」「艶消し」の色見本も作成しているので後日検証して紹介しようと思います。

こちらが今回のチェリーレッドの参考にしたSTIのバッジです。多分フロントグリルに装着される物で、多分今後も使う機会があると思ったので新たに取り寄せてみました。機会があれば同色の違った製品と比色してみたいと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!