先日本塗りを終えていたBNR32、RB26エンジンのタイミングベルトカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。
同じシリコーン系接着剤を塗布し、位置がズレないようマスキングテープで固定しておきます。
最初の状態も紹介します。
既存の塗膜を剥離する前に調色作業を行って塗料を作成し、
凸文字部は、ベースコート(オレンジ)を塗装後に研磨してアルミ素地を露出させて光らせ、
今回の作業で一番難しいのは凸文字の加工でも調色作業でも本塗りでも無く、サーフェサーの研ぎ作業となります。
美しい見た目に仕上げる為にはまず被塗面を整える作業が必要で、ただし今回のように凸文字の周り(隙間)は当て板が入り難いですから、これを行う為には2~3mm厚のアクリル板を使い、
ただちょっと研ぎ方を間違えるとスジ状にそこが彫れてしまう訳ですから、それを出さないような作業が必要となります。
車体に装着されるとこの部分が上面となりますが、本塗り時は側面になってしまうのでどうしても肌が荒れがちとなり(とは言っても車体の新車塗膜よりは肌目が無いように塗っていますが)、なので最後に磨き作業を行っています。