先日サンドブラストで足付け処理を行っておいたCOTTAのサムレストです。リン酸処理を行い、よく洗浄しておきました。
カメラ本体に装着した時に接触する当たり面は塗らないようにとご指定頂いておりますので、そこはマスキングをしてサンドブラストが当たらないようにしています。この後の塗装でも同じくここは塗らないようにします。
元々あったCOTTAのロゴは彫刻では無く(彫られているのではなく)印刷だった為、足付け処理の際にそれは無くなってしまいましたから、改めてデカールで再現します。
木工用ボンドを溶かした水にロゴを印刷したデカールを浸し、専用の接着剤(マークセッター)を使って塗装面に貼り付けます。
その後、軽く40℃程の熱を掛け、その後常温で1時間程扇風機の風を当ててしっかり乾燥(恐らくは乳化重合)させておきました。
尚、御指定頂いているのは「艶消し黒」ですが、
デカールの厚みで段差が出来てしまうので、一旦艶ありクリアーで塗装し、完全硬化後にロゴ部分を研磨して均し、再度艶消し黒で塗装します。デカール部分以外には余り膜厚をつけたくは無かったので、ガンは口径の小さいSATAエアーブラシ0.5mmを使っています。
最後のクリアーが塗り終わったら直ぐにバツ切りマスキングを剥がしておきます。
この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日改めて艶消し黒で本塗りを行います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!