RB26→RB28加工タイミングベルトカバー サフェ入れ

先日「8」の部分を取り付けていたBNR32、RB26エンジンのタイミングベルトカバーです。

まずは裏側から、

プライマーを塗布します。

それが乾いたらひっくり返し、表側にもプライマーを塗ります。

プライマーは主に金属への密着と腐食の防止の為で、これを厚塗りは出来ませんから、2~3コート程の薄膜に留めておきます。プライマーを厚く塗ると何かしらのトラブルが発生します(ビスフェノールA型のエポキシ系は厚塗りをしても大丈夫ですが、固くて粘りが強い為に簡単には研げなく大変な事になりますから、やはり薄膜に留めるのが基本的な使い方です)。

続けてサーフェサーを塗布します。

一応これにもプライマーは含まれていますが(プライマーサーフェサー=プラサフ)、プライマー単体に比べると金属への密着性は劣るので(とあるメーカーの製品では鋼板から剥がれます)、それぞれ2つで1セットと考えています。FRPやパテ等のポリエステル系、塗膜の上にならこれ単体で問題ありません(むしろプライマーを塗る意味はありません)。

ちなみにサフェの役割は「充填」で、これにより後で行う研ぎの作業で細かいラインの形成を行います。なのでガッツリ研げるよう6コート程を、途中しっかりフラッシュオフタイムを設け、一時間以上掛けて塗り重ねています(真夏の猛暑日だと途中でカップのフチでサフェが固まって大変な事になるので、途中でスプレーガンを洗って2ターンに別けて行っています)。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!