フェラーリリモコンキー 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたフェラーリ純正リモコンキーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

#800の水研ぎでライン出しを行い、布状研磨副資材でペーパー目を均しつつフチや隙間を足付け処理します。

よく脱脂清掃し、芯棒に固定して本塗り準備完了です。

最終脱脂処理後、エアーブローして埃を飛ばし、

プラスチック素地が露出している箇所にプラスチックプライマーを塗布します。

フチまでしっかり塗料が入るよう、裏側に周り込んで塗れるように固定しています。

まずはベースコートを塗布します。

色はフェラーリ純正色の「ROSSO MUGELLO」(カラーコード:325)となります。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

赤原色の他に紫、オキサイドレッド(赤茶)が入っていて、比較的隠ぺい力の高い赤となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルファロメオジュリエッタテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたアルファロメオ ジュリエッタの純正テールランプとサイドマーカー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

テールランプはスモーク塗装ベタ塗りで、

濃度は「薄目」、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

濃度の参考にする画像も紹介いたします。

この時は「薄目より濃く」となっておりますので、「薄目と標準濃度の中間」といった感じになるかと思います。

この時は「薄目」で、これらを参考にしつつ、

・内部の構造や灯火はよく判る程の濃さで、且スモーク感もしっかり感じられる黒さに。コントラストが強調され深みや立体感が感じられるように。

またオーナー様からは「ボディが赤なので光によっては、レンと同化してしまう。・バックランプの白い部分が悪目立ちしてしまう。中に見える渦巻の LED が特徴なので、それが潰れない程度に」との御希望も承っておりますので、これらを参考に濃度を調整しようと思います。

サイドマーカーはクリアーレンズタイプで、こちらは透過性の橙=オレンジキャンディーに、また薄くスモーク塗装も承っております。メールにて頂いた画像を参考にして濃度を調整するようにいたします。こちらもクリスタルクリアーの仕様となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

オーリスステアリングスイッチパネル サフェ入れ

先日お預かりしておりましたトヨタオーリスのステアリングスイッチパネルのパーツ3点となります。

中央のパネルの両サイドにあるシルバー部分はそのまま残すか、または新たに塗り直す為、傷が付かないようマスキングを行っておきます。

凸凹としたシボ模様は#120のダブルアクションサンダーで出来るだけ削り落し、その後は手作業で#180研磨、最終#240でペーパー目を均し、フチや隙間は#320で足付け処理をしておきます。

溝が意外と広いお陰で何とか両サイドのシルバー部分は傷を付けずに済みました(勿論まだこれからですが)。

その後良く脱脂清掃し、塗膜を厚くしたくない箇所(組み合わせ面)にマスキングを行います。

まずはプラスチックプライマーを塗布します。

Twitterを見ていると塗装を行っている人は結構いて、時々「パテがくっ付かない」といった様な事を見かけるのですが、塗装工程で起こるトラブルには色々な要因があるのでこういった事にアドバイスをするのは結構難しいと感じました。例えば今回の被塗物素材は「ABS」なる樹脂で、塗装や接着は比較的簡単な素材になりますが、それでも仕事で行う場合には必ず足付け処理とプラスチック用プライマーの塗装は必須としています(昔はマニュアルで「ABSには塗らなくて良い」と記載があったと思いますが、近年はそんな事書いてないと思います)。やらなくても良い事でも万が一を考えると結局全部やるようになってしまうんですよね。

十分セッティングタイムを設け、続けてサーフェサーを塗布します。

この後研磨するのでその分しっかりウェットに5~6コート程を塗り重ねています。ただし一度に塗り重ねると内部に溶剤が溜まってブリスターの原因となるので、コート毎に10分~15分くらいの乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SHURE SM58マイク塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたSHURE SM58ボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は艶消しのグレーメタリック(クリアー塗装無し)のボディと、シルバーに塗られたグリルボール(こちらもクリアー塗装無し)に、

キャンディーレッドカラーでの塗装と、

グリルボールのリング部分には白(VWキャンディホワイト)の塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

キャンディーカラーはメタリックの上に透過する塗色を重ねる事により、透明感のある色味を表現する事が可能です。

またシルバーメタリックの特徴でもある「透かしを黒く正面を明るく」の影響を受け、通常の塗装では得られないコントラストの色合いを表現出来ます。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フリードHVフロントグリルメッキモール塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたホンダフリードHVの純正フロントグリルメッキモール塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はABS樹脂に装飾クロムメッキが施された物で、このまま上塗りを行っても塗料は十分に密着しませんから(密着剤を使うと経年で剥がれますから)、

メッキ素地用の下地処理を行い、

その上でホンダ純正色のクリスタルブラック(カラーコード:NH-731P)の塗色で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!