アルファロメオジュリエッタテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたアルファロメオ ジュリエッタの純正テールランプとサイドマーカー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

テールランプはスモーク塗装ベタ塗りで、

濃度は「薄目」、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

濃度の参考にする画像も紹介いたします。

この時は「薄目より濃く」となっておりますので、「薄目と標準濃度の中間」といった感じになるかと思います。

この時は「薄目」で、これらを参考にしつつ、

・内部の構造や灯火はよく判る程の濃さで、且スモーク感もしっかり感じられる黒さに。コントラストが強調され深みや立体感が感じられるように。

またオーナー様からは「ボディが赤なので光によっては、レンと同化してしまう。・バックランプの白い部分が悪目立ちしてしまう。中に見える渦巻の LED が特徴なので、それが潰れない程度に」との御希望も承っておりますので、これらを参考に濃度を調整しようと思います。

サイドマーカーはクリアーレンズタイプで、こちらは透過性の橙=オレンジキャンディーに、また薄くスモーク塗装も承っております。メールにて頂いた画像を参考にして濃度を調整するようにいたします。こちらもクリスタルクリアーの仕様となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

オーリスステアリングスイッチパネル サフェ入れ

先日お預かりしておりましたトヨタオーリスのステアリングスイッチパネルのパーツ3点となります。

中央のパネルの両サイドにあるシルバー部分はそのまま残すか、または新たに塗り直す為、傷が付かないようマスキングを行っておきます。

凸凹としたシボ模様は#120のダブルアクションサンダーで出来るだけ削り落し、その後は手作業で#180研磨、最終#240でペーパー目を均し、フチや隙間は#320で足付け処理をしておきます。

溝が意外と広いお陰で何とか両サイドのシルバー部分は傷を付けずに済みました(勿論まだこれからですが)。

その後良く脱脂清掃し、塗膜を厚くしたくない箇所(組み合わせ面)にマスキングを行います。

まずはプラスチックプライマーを塗布します。

Twitterを見ていると塗装を行っている人は結構いて、時々「パテがくっ付かない」といった様な事を見かけるのですが、塗装工程で起こるトラブルには色々な要因があるのでこういった事にアドバイスをするのは結構難しいと感じました。例えば今回の被塗物素材は「ABS」なる樹脂で、塗装や接着は比較的簡単な素材になりますが、それでも仕事で行う場合には必ず足付け処理とプラスチック用プライマーの塗装は必須としています(昔はマニュアルで「ABSには塗らなくて良い」と記載があったと思いますが、近年はそんな事書いてないと思います)。やらなくても良い事でも万が一を考えると結局全部やるようになってしまうんですよね。

十分セッティングタイムを設け、続けてサーフェサーを塗布します。

この後研磨するのでその分しっかりウェットに5~6コート程を塗り重ねています。ただし一度に塗り重ねると内部に溶剤が溜まってブリスターの原因となるので、コート毎に10分~15分くらいの乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!