大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたアルファロメオ159の純正テールランプ塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
先日下準備を行っておいたアルファロメオ159の純正テールランプです。
そのまま置くと倒れて被塗面(レンズ)が棚板に接触してしまうので、段ボールで作った土台をテールランプに固定し自立するようにしています。天板を持って運んだ理、激しいエアーブローをしても倒れないようにしています。
尚今回のテールランプでは一部にレンズが層間剥離したような状態になっているので、今回行うスモーク塗装でこれも目立たなく出来ればと思います。
よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布したら、含有量を少なくしたスモーク(ベースコート)を数回塗り重ねていきます。
今回は「薄目」で承っていますので、以前施工した時の画像を参考に濃さを微調整していきます。
3コート程で目指す濃度より多少薄いくらいにし、その後さらに含有量を減らしたスモークベースコートを重ねて少しずつ濃くしていきます。
濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
クリアーは合計2コートで、1コート目と2コート目の間には20分程の乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けています。
レンズ層で剥離が起きていた部分もかなり目立たなく出来たと思います。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日割れたレンズを修理しておいたホンダストリームのテールランプと、アルファロメオのテールランプです。
ストリームのテールランプは流し台の上で作業をするにはちょっとサイズが大き過ぎるので、床にマットを敷いて洗浄します。
裏側の清掃はウェス拭きだけだと限界があるので、水とブラシと綿棒とエアーブローを使い、洗い難い部分を綺麗にしておきます。
深い傷は#500相当で研磨し、その後#800→#1300の布状研磨副資材(アシレックススカイ→レモン→オレンジ)で均します。
溝状になっている箇所はヘラやナイロンブラシを使ってしっかり足付け処理を行います。
それでは作業が進行次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日お預かりしておりましたアルファロメオ159の純正テールランプと、ホンダストリームの純正テールランプです。次の透過性塗装のターンではこちらの2セットを本塗り予定としています。
ストリームのテールランプは、輸送時にレンズの角が割れてしまっていたようなので、先にこちらの修理を行っておきます。
それぞれよく清掃し、#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理を行い、ブラシ等を使ってよく脱脂清掃をしておきます。
プラスチックプライマー塗布後、透明エポキシ接着剤を使ってまずは土台部分を固定します。
掛けたレンズは2つで、まずはそれぞれを接着します。位置がズレないようPP=ポリプロピレン製の板を添えておきます。
続けてそれを本体のレンズに固定します。いずれも接着前にプラスチックプライマーを塗布しています(これをしないとエポキシ接着剤でも接着力がとても弱いです)。ここでも位置がズレないようPPフィルム板を当てて固定しています。
続けて割れていた箇所の周りの隙間に透明エポキシ接着剤を充填して補強しておきます。塗布→硬化を都合4回に別けているので時間が掛かってしまいますが、一度にやろうとすると位置がズレて取り返しのつかない事になりかねないので、これが正解だと思います。
この後はそれぞれのテールランプを清掃し、マスキング、足付け処理等の下地処理を行います。
それでは作業が進行次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日到着しておりましたアルファロメオ純正テールランプ一式です。この度の御依頼、誠に有り難うございます!
クリアーカバータイプの構造で、御依頼内容はスモーク塗装ベタ塗り、濃度は「薄目」、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。
レンズを上に向けた様態で固定するのが難しいので、撮影がどうしても横方向からになってしまいますね。
濃度の参考に、以前施工した時の画像も紹介します。
この時はクリアーレンズ部を「極薄目と薄目の中間」、赤いレンズ部を「薄目」の濃さで塗り分けています。
こちらはアウディのテールランプで、元の赤が見えつつ派手さを抑えた感じになっています。これらを参考に濃度を微調整しようと思います。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!