ハイエースヘッドライトカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタハイエース用FRP製社外品ヘッドライトカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としては新品艶消し黒塗装済み品で、

今回こちらをトヨタ純正色の「グレーメタリック 」(カラーコード:1G3)の艶あり仕上げで、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

艶消しなのでぱっと見は判り難いのですが、FRP製品特有の凸凹や歪、

巣穴やブツがあるのが判ります。

このまま上塗りを行う事も勿論可能ですが、艶が出るとこういった粗が目立ってしまうので、「研磨→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理も行う予定です。

以前施工したスイフトのフォグライトアタッチメントが似たような内容になりますので、参考までにこちらを紹介します。

 こちらも元々は艶消し黒仕上げだった物を、

全体を研磨して素地調整を行い、

サーフェサーでラインを整えてからの上塗りとしています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Kawasaki ZRXテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたカワサキZRX1200 DAEGの純正テールランプです。被塗面を#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)で足付け処理してあります。

 

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばしたらプラスチックプライマーを塗布します。

 まずはベースコートとして透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

4コート程塗ってしっかり赤くなったら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

こちらのパーツは今回の透過性塗装のターンで最後に届いた物なのでタイミングよく早めに塗れましたが、もう少し遅れていれば他の案件が纏まるまで待つ事となり、3カ月以上掛かっていたかも知れません。この辺は他の御依頼品(ご依頼者様)のご都合によって変わる事なので、当方としては読めない所なんですよね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スイフトハイマウントストップランプ 本塗り

先日下準備を行っていたたZC33型スイフトスポーツの純正ハイマウントストップランプです。被塗面を#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)で足付け処理してあります。

よく脱脂清掃後エアーブローで埃を飛ばし 、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

まずは透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。1度に塗るとムラが生じる為、塗料中の赤の含有量を減らし、4コートに別けて塗っています。

コート毎に15分程の乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けている為、ベースコートだけでも以外と時間が掛かりますから、ある程度の数を纏めて塗ってコストを落としています(今の値段設定に抑えています)。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

スモークは塗らない仕様となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

画像だと地面に対して垂直に立てた状態ですが、2回目のクリアーを塗った直後は指触乾燥するまでは地面と水平になるよう棚板に固定した状態にしています。肌を平滑にしつつ垂れない&フチにクリアーを貯めないようにする為ですね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

NBOXテールランプ&ハイマウントランプ 本塗り

先日下準備を行っていたN-BOX JB4カスタムのテールランプと、

ハイマウントストップランプです。

よく脱脂清掃し、

赤くしない部分=クリアー抜きの為のマスキングを行います。

ラインテープは素材がPP=ポリプロピレン製で、塗料が密着し難いという特性から塗り分けした境界が綺麗に仕上がるという長所がありますが、強く引っ張ると伸びて歪みラインが曲がってしまうので、その点に気を付けて貼り付けを行います。

塗り分けのラインが決まったらその内側を養生します。

よくエアーブローをして埃を飛ばしたらプラスチックプライマーを塗布します。1回のコートだと塗り残し出来てしまう恐れがある為、2コートに別けて塗布しています。

 まずは透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

内側に反射板が無い箇所(黒かった箇所)は、スモークを塗らずとも赤が黒く見えますが、

反射板のメッキがある部分は赤が明るく鮮やかなのが判るかと思います。

4コート程塗ってしっかり赤くなったらマスキングを剥がします。

エアーブローとタッククロスを使って埃を飛ばし、2回目のプラスチックプライマーを塗布します。

オーナー様的には「赤が映える方が好みではあるので」との事ですので、まずはクリアー抜きにした箇所のみ1コートスモークを塗り、

その後全体に薄く2コートスモークを重ねました。スモークが薄すぎるとクリアー抜き部だけが明るくなって変なので、全体のコントラストを合わせつつ、赤は黒くなり過ぎないようにしています。

ハイマウントストップランプも同様、まずは透過性の赤=レッドキャンディーでレンズを赤くし、

テールランプに合わせて薄くスモークを重ねています。ここまでがベースコートですね。

そして最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

透明感のある赤もしっかり残せたと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサスポーツ テールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたスバルインプレッサスポーツ(前記型)の純正テールランプ一式です。

今回はクリアーレンズの一部をレッド化にするよう承っていますので、脱脂清掃後、

ご用意頂いた画像を基に、塗り分けのマスキングを行っていきます。

ちなみにマスキングの前にプラスチックプライマーを塗るとテープが剥がれなくなる(テープ糊が被塗面に残る)為、それは塗装するその都度に塗るようになります。なので今回は都合3回に別ける感じですね。

ちなみに元々赤いレンズ部にさらに赤を重ねるとそこだけ赤が濃くなる恐れがあるので、最初は赤くしたいクリアーレンズ部のみに透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。通常のベタ塗りや塗り分けに比べるとかなり手間は掛かります。

赤くしたいクリアーレンズ部のみ露出させるようにし、その他の部分は塗料が飛ばないようマスキングします。

まず最初のプラスチックプライマー塗布後、

透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

3コート程塗った時点で色味(濃さ)を確認する為に一部マスキングを剥がし、

さらにもう1コート=合計4コート塗って状態でほぼ同じ濃さになったのでマスキングを剥がします。

次は赤くしない部分のみマスキングをします。

よくエアーブローして埃を飛ばし、二回目のプラスチックプライマーを塗布します。

これまでに塗った箇所と、元々赤いレンズ部分とを一緒に透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。ここでは色相を合わせる為ですね。一概に「赤」といっても黄色赤や青い赤があり、元々の赤と今回使った塗料の赤が一緒と言う事はまずあり得なく、それぞれの色味を合わせる為の作業です。新品塗装済みのバンパー(カラードバンパー)を取り付けて、元々のボディ色と全く同じに見えないのと同じ事ですね(これの解決方法はバンパーと左右フロントフェンダー、さらにはボンネットも一緒に塗る必要があり、一般的にはナンセンスな作業ですが実際にやった事はあります)。

そして最後に、赤くしたくない箇所のマスキングを剥がし、

ここで3度目のプラスチックプライマーを塗布します。

続けて全体に薄くスモークを重ねます。

以前施工した時の画像を参考に濃度を調整し、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

元々ここがクリアーレンズだったとは判らない仕上がりになっているかと思います。

バックランプ部を残した塗り分けも違和感は感じられないと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!