エアロフィン 下準備

先日お預かりしておりましたエアロフィンです。

一緒に御依頼頂いたドアインナーパネルについては、少し前にCIVICの凸文字を削り落としてサフェを塗ってあります。

こちらの製品については足付け処理だけしてそのまま上塗りを行おうと思っていたのですが、

ペーパー掛け=足付け処理をしてみると表面が結構ザラザラしていて、ただ素材が柔らかい為か耐切削性が非常に悪く、それ故にお尻の部分にあるランナーのゲートも綺麗に処理出来ない為、一旦サフェを入れる事にしました。もっと早く気付けば良かったですね・・・。

ペーパー掛けだけだと足が付き難い(傷が入り難い)感じがしたので、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドも併用します。

よく脱脂清掃し、台にセットします。

念のためプラスチックプライマーを塗る前に火炎処理も行っておきます。

火炎処理については以下リンク先の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

Mazda Diesel Fuel Cap

まずはプライマーを塗布します。

最初に撮影をし忘れていたのですが、この部分にランナーゲートのバリが残っています。#240で削っても全く効かず、なのでこの部分をエポキシプライマーとサフェで埋める事にしました。

裏側両面テープを貼る部分にもプライマーを塗っておきます。ミストが飛ぶだけだと逆に密着が悪くなってしまう恐れがあるのでこの時点でしっかりとですね。

続けてサーフェサーを塗布します。

軟化剤をタップリ入れているので乾きが悪く、サフェなのに艶が出ているのが判ると思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!