ストリームテールランプ 割れ補修

先日お預かりしておりましたアルファロメオ159の純正テールランプと、ホンダストリームの純正テールランプです。次の透過性塗装のターンではこちらの2セットを本塗り予定としています。

ストリームのテールランプは、輸送時にレンズの角が割れてしまっていたようなので、先にこちらの修理を行っておきます。

それぞれよく清掃し、#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理を行い、ブラシ等を使ってよく脱脂清掃をしておきます。

プラスチックプライマー塗布後、透明エポキシ接着剤を使ってまずは土台部分を固定します。

掛けたレンズは2つで、まずはそれぞれを接着します。位置がズレないようPP=ポリプロピレン製の板を添えておきます。

続けてそれを本体のレンズに固定します。いずれも接着前にプラスチックプライマーを塗布しています(これをしないとエポキシ接着剤でも接着力がとても弱いです)。ここでも位置がズレないようPPフィルム板を当てて固定しています。

接着剤が硬化したらフィルムを剥がし、

#400→#500→#800と研磨して均します。

続けて割れていた箇所の周りの隙間に透明エポキシ接着剤を充填して補強しておきます。塗布→硬化を都合4回に別けているので時間が掛かってしまいますが、一度にやろうとすると位置がズレて取り返しのつかない事になりかねないので、これが正解だと思います。

この後はそれぞれのテールランプを清掃し、マスキング、足付け処理等の下地処理を行います。

それでは作業が進行次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!