大変お待たせしました!日産ティーダの純正テールランプのスモーク塗装、本日完成となります。
濃度は「極薄めと薄目の中間」の設定で、 こうやって見ると「どこにスモークを塗ったの?」と思いそうな感じの薄さですが、未塗装の状態の物と比べてみると実はしっかりスモークが掛かっているのが判ると思います。
最初の状態も紹介しますね。
最近のテールランプによくありがちなのですが、内部反射板のメッキに当たった光の反射で妙に派手派手しい色に見えるんですよね。赤と言うより朱色です。
ただスモークを塗るに当たって「明らかに黒いのは・・・」という事であれば、これくらいの控え目の濃度が宜しいかと思います。時々く「車検に通りますか」といったご質問を受けますが、そもそもこの濃さなら塗ったのに気づかない人の方が多いですよね(通るかどうかは判りませんので念の為)。気づくのは毎日同じ車を見ているディーラーの人か同じ車に乗っているオーナーくらいではないでしょうか。それ故に安全性も問題無いと思います。
スモーク塗装を含む「キャンディー塗装」(透過性の塗装)は見る環境によって大きく色味(深み)が変わるのが特徴で、正面から見るとそんなに影響を感じないのに斜め横から透かして見ると膜厚を多く見る分深みのある色に見えます。数値で言うと、塗装面に対して垂直(正面)から見た時の膜厚が1の場合、斜め30度から見た時は倍の膜厚となるので濃さも倍に見え、自分が見ている正面から徐々に周りにグラデーション掛かっていくのが特徴です。
これによってコントラスト(明暗)がはっきりするのが薄いスモーク塗装の特徴で、塗る前はノッペリしていた所も格段に格好良く見えるようになったりします。
それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!