180SXテールランプ レッド&スモーク塗装 完成

 こちらもお待たせしました!日産180SX用の社外品テールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

内部反射板の造りなどが少々安っぽい感じだったのですが、

 全体を透過性の赤に塗装し、さらにその上にスモークを塗り重ねる事で黒味のあるレッドテールに仕上げています。

 尚中央のウィンカー部分はレッドキャンディーの塗装を薄くする事で、アンバー色の灯火を極力妨げないようにしています(保証する事ではありません)。

 具体的には、レッドキャンディーは通常5~6コートに塗り重ねるところを、今回のような場合ではウィンカー部分を2~3コートにします。

ちなみに仕上がった時の見た目としては、その部分の赤が薄いと感じる事はありません。内部の反射板に「壁」が無い為、周りから入り込んだ光は中で全て赤くなっているので、部分的に赤が薄くても周りと同じように見えるのです。

ただそれでもオレンジ色に光らない!と言う場合は、通常の赤いレンズでもアンバーに光らせてしまうという高輝度タイプのアンバー電球が売っていますので、そういった物を御利用されると宜しいかと存じます(ただしそういった電球は結構高く、出来れば純正の電球でもオレンジに光らせたいという事でこういった仕様にしています)。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

180SXテールランプ 本塗り

 こちらもお待たせしました!最後に届いた180SXの社外品テールランプも無事本塗り完了しております。ご安心下さいませ。

 今回はウィンカー部分をマスキングによる「クリアー抜き」では無く、テールランプ全体を塗ってしまうレッドテール化で承っています。

ですので最初の数コートは中央のウィンカー部分を避けるようにレッドを塗り、

 周りは5コート、中央は2コートのみといった塗り方にしています。

このままだと中央の赤が薄い事になりますが、

 その後(その上に)スモークを塗る事で赤の薄さを補っています。画像はさらにクリアーも塗り終わった状態です(クリアーにスモークを入れているのではありません)。

ちなみに今までのレンズとは少し形状が違うようで、円形の周りは一段低くなっている為、そこを塗るのには結構難儀でした。普通にスプレーしても谷の奥には塗料は入らない為、レッド・スモーク・クリアー共にスプレーガンのノズルパターンを細くし、至近距離から丁寧に狙い撃っています。塗り過ぎるとそこだけ濃くなるので塗料中の含有量を減らし、コート数を増やす事でムラにならないよう仕上げています。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

180SXテールランプ レッド&スモーク塗装承ってます

先日到着しておりました日産180SX用の社外品テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はレッド&スモーク塗装で、中央のウィンカー部分はクリアー抜きのマスキングでは無く、フリーハンドで赤を薄くして仕上げるレッドテール仕様で承っています。

以前の施工例がありますのでそちらを紹介しますね。

テールランプの型は少し違いますが、施工内容はほぼ同じとなります。全体がレッドとなっていますが中央はやはり赤を薄くしていますのでウィンカーとしての使用も大丈夫なようになっております(保証するものではありません)。

実際に施工したテールランプで、その後オーナー様よりご感想・ご報告を頂いている記事がありますので宜しければそちらもご参照下さいませ。ちなみにですが、上記の画像とは違う案件です。↓

NISSAN 180SX Red Tail Light

念の為作業内容を以下に記載致します。


・全体をレッドキャンディー塗装

・中央ウィンカー部は赤を薄く

・全体に薄くスモーク

・クリスタルクリアー


といった内容となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ透過性塗装 下準備

 先日の続きで、テールランプ系透過性塗装の下準備を行っています。

尚、画像には写っていませんがジェイドのハイマウントランプもありますのでどうぞご安心下さいませ(そちらは先にお預かりして下地処理は既に済んでおります)。

 ちょっと順番が逆ですが、テールランプの裏側などはマスキング前に清掃しています。こちらは180SXの社外品テールランプで、一応清掃はされているのですが谷の部分や隙間に泥が残っています。テールランプあるあるですよね。

 表面レンズの隙間にも泥が詰まっていますので、水を流してブラッシング&エアーブローを繰り返します。

 ブラシが入らない個所には多少汚れが残りましたが、かなり綺麗になりました。後はレッド&スモーク塗装を施せば殆ど目立たない(判らない)ようになると思います。

以前GRB系テールランプで隙間に苔が生えていた物がありましたが、同じようにやって塗装後は全く判らなくなりました。

 こんな感じで清掃が終わり、よく乾燥させてからマスキングを行います。

 同じくアリストのテールランプも清掃済みです。

フィアットのテールランプは新品では無いようでしたが非常に綺麗だった為、エアーブラシとかるいブラッシング&拭き取りだけで済みました。

ジェイドのテールランプ一式は新品なのでエアーブローのみで大丈夫でした(電球穴は先にマスキングしてあります)。

 そしてブース内の掃除です。

透過性の塗装はとにかく気を遣うので(透明なので塗り直しが効きません)、テールランプ系の本塗りを行うタイミングでブース内のスチーム洗浄を行うようにしています。

 普段台に使っているのはよくあるワイヤーメッシュの棚板で、繰り返し使っているので見た目は悪いのですが同じようにスチーム洗浄しているので塗装をする上では常にクリーンに保っています。

 そしてフィアットのテールランプです。

こちらはウィンカー&バックランプ部分をマスキングしますが、本塗り当日は出来るだけ時間に余裕を持たせたかったので、今回ここのマスキングシートを先に作っておく事にしました。

まずは通常通りラインテープでマスキングを行い、

 その上にコピー用紙を貼り、鉛筆の芯を使って輪郭を抽出します。昔ながらの石刷りみたいな感じですね。錆て見えなくなった車体番号や、風化した墓石の文字を見る場合などで使われる方法です。

 それをスキャナーで読み込み、Illustratorなるソフトを使って輪郭をトレースします。またこの時に不作為な線なども修正しておきます。この辺がデジタル作業の良いところですよね。直線は真っすぐに、カーブはベジェ曲線で美しくと言う具合です。

 出来上がったデータを使い、カッティングプロッターでマスキングシートをカットします。

実際に貼り付けて各部を修正し、出来上がったデータを反転させて逆を作成します。

テールランプ自体が対象に出来ていればマスキングも対象に出来るので、これは気持ちが良いです。

この後は各案件の仕様(スモーク濃度や使用するクリアーなど)を纏めた作業内容書を作成してプリントアウトし、ブース内に貼り付けておきます。

こんな感じで本塗り前の事前準備にはかなり時間を要する為、1セット単位での塗装だと採算を合わせるのが難しいのですが、このように数セット纏める事で帳尻を合わせています。何卒ご理解下さいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

180SXテールランプ レッド&スモーク塗装 完成

 大変お待たせしました!日産180SX用の社外品テールランプ、レッドキャンディー&おまけスモーク仕様で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ちなみに最初はこちらのテールランプが届きましたが、

その後こちらに変更となりました。見た目もそうですが、ブレーキ灯がLEDになっているのが大きな特徴です。

 施工内容は以前行った案件と同じく、テールランプ全体に透過性の赤を塗ってレッドテール化としています。

 透過性の赤=レッドキャンディー塗装をした上には薄くスモークも掛けて赤味を渋く落ち着かせた感じになっています。

 中央のウィンカー部は周りに比べて赤のコート数を少なくし、オレンジバルブがアンバー色に光るようにしています。尚純正の電球でオレンジ色にならない場合は社外品の高輝度LEDなどを使って対応出来るようです(以前ご依頼頂いた方から教えて頂きました)。

透過性の赤は4~5コートに別けて塗っているので、複雑な形でもムラ無く均一に塗れていると思います。

 彩度のあるキャンディー塗装は通常の塗装に比べて褪色し易い為、クリアーは耐候性の高いクリスタルクリアーを使用しています。

 それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!