秘密基地的な

factory-16最近工場に出入りしている友人に工場内の整備を色々と手伝って貰っていて(私は仕事があるので)、今日はちょっと前から気になっていた「屋根裏」を見て貰う事にしました。配線の工事を行うには避けては通れない道なのです。

幸いにして天井には元々「点検口」が設けてあったので天井裏にアクセスするのは比較的楽な筈だったのですが、実はちょっとしたトラウマがあって今までここを開けるのには躊躇していたところがありました。以前一時期勤めていた自動車板金工場で、同じ様に天井裏を覗こうとして点検口を開けた瞬間上からドバーっと凄い量のネズミの糞が落ちて来て、まさにこの世の終わり的な経験をしたのです。点検口だけの面積でよくもまあこんな量を溜め込んだと思うくらいでしたからそこから先は行ける筈もなく・・・。それ以来こういった前人未到?な部分を覗くのがちょっと苦手になっていたのです。鳥肌ものと言うかあれを経験するともう無理ですよ(終)。

が、ここの工場の天井裏はそれはもう全然綺麗でして、ネズミの糞どころか虫の死骸やクモの巣でさえ見当たりません。多少ホコリっぽい感はありますがゴミなども見当たらずむしろ小奇麗な方です。これならもっと早い段階で見ておけば良かったんじゃないかと・・・(今までの事を考えるともっと楽が出来た筈ですので)。

しかしこのスペース、天井は低いですが床面積は22坪分の広さがありますから、使い方によっては非常に大きな可能性を感じます。ヤバイですねぇ、こういうの本当に大好きなんですよ(病)。

 

ワークショップじゃなくて

factory-11 先日も登場していた友人に工場の整備を色々と手伝って貰っていました。この勢いで作業台の移動から壁の塗装まで一気に御願いしたいと企んでいたりします。

今週は暇になる予定が全く逆の状況になってしまって、今日も新規依頼の対応だけで一日が終わってしまったような感じです。当分美術館もお預けになりそうな気が・・・。

factory-13ちなみに先日グレーに塗った「梁」ですが、実は2トーンで塗っていたりします。こうやって見るとかなり明度差があるのが判りますが実際には言われないと絶対気が付かないと思います。これで何の効果があるのかと言うと・・・奥行き感と言うか立体感が強調されています。多分(笑)。

まあ余り意味は無くてもこういう地味なギミックが私的に好きなので効果の程は判らなくても色々増やしていきたいと思います。黒板塗料って言うのもちょっと試してみたいですし。やりたい事、沢山有り過ぎますね・・・。

 

公衆電話(本物)

tel3 ちょっと古い画像を探していたら懐かしい仕事を見つけたので紹介してみます。と言うか撮影した時の元画像が一部無かったりするのでちょっと残念なのですが・・・。4年前の2010年の3月頃に行った作業で最近はめっきり見なくなったダイヤル式の公衆電話です。

tel2つい先日も「ピンク電話」の塗装でお問い合わせを頂いたのですが、やはりと言うか金額的に折り合いが付かずご依頼には至りませんでした。物としての価値はよく判りませんが、再塗装(と言うかこれはもうレストア)するとなると結構な手間は掛かりますから金額もそれなりになってしまうのです。それでもボディはスチールで出来ていますから再生出来るだけでも奇跡的だと思うのですが・・・。最近の製品って壊れると致命的と言うか修理して使えるようには設計されていないような気がしますので。「分解しないで塗れないか」といった質問もありましたが、こんな事態になった場合それは無理と言うものでしょう・・・。

tel1中身はまさに「機械仕掛け」といった造りになっていて、ただメンテナンスをする事を想定して作られているので分解自体は実は結構単純です。なかのこの金属の塊がゴッソリ抜き取れたりするんですよ。イメージとしては、ちょっと気持ち悪くて申し訳無いのですが人間の頭の中を出し入れしてるような感覚でした。

telこちらのカバーは「頭蓋骨」にあたるところで、素材が硬い金属ですからそれがまさに「骨」をイメージさせていて、これの塗装では皮膚を付けて生き返らせてあげたような感覚になっています(壊)。

こういった仕事は商売としては中々成り立ち難い所がありますがそれだけに記憶には強く残っているようで、これは辛いことは忘れて良いことだけが記憶に残る作用が私の頭の中で働いているのだと思います。この仕事が終わった時には二度とやりたくは無いとか思っていた筈ですので・・・。私の脳も中々都合が良いように出来ているようです(笑)。

 

巨神兵よろしく

clear小物の塗装になってからも、使っている塗料や材料は自動車ボディを塗るそれと換わらないシステムで行っていますが、使う塗料量は自動車塗装のそれに比べるとかなり少なくなりました。以前使っていた塗料用容器は400cc~1000cc用が多かったですが現在最も使用頻度の高い容器は「紙コップ」です。

ちなみにこの紙コップ、昔は防水の為に「蝋」を使っていたらしく、これに塗料を入れると溶剤でこれが溶け出してトラブルの元になっていたそうです。なので塗装には使わないようにと職業訓練校の先生に言われていました。

が、近年の紙コップは蝋では無く内側にポリエチレンをコーティングしているので塗料の容器にも使えるようになりました。勿論保管は出来ませんが色の調合や混合などには問題無く使えます。上の画像は余ったクリアーが固まった物で、塗料の性質上ポリエチレンにはくっ付きませんからこんな感じでそのままの形で綺麗に取れたりします。イメージとしてはプッチンプリンみたいな感じでしょうか。

clear-2が!元々固形分が少ない美観仕上げ用のクリアーですからここまでの塊となるとちょっとしたバランスの崩れで一気に崩壊したりします。容器の中に入った状態で徐々に硬化してくれればこんな風に亀裂が入る事はありませんが、出すのが早過ぎるとこんな結末になってしまうんですよ・・・。

ちなみに上手くやるとこんなのが作れます。beda3これを作る型は先ほどの紙コップに使われていたポリエチレンでは無くシリコン製で、同じく「塗料が食い付かない」といった特性を利用していますから特に離型剤などは使わずとも綺麗に型から外せます。

と、そんな真面目に紹介する事でもないんですけどね。ただ捨てるにはちょっと惜しいかといつも思ってしまいまして。