3Dデータ作成のその後

factory-107先日から始めた3Dデータの勉強ですが、私と同じ日に勉強を始めた友人が本日工場に遊びに来てくれました。以前もここに登場したイラストレーターのJIROちゃんです。私と同じく立川職業訓練学校の塗装科を卒業してその後モックアップ(試作品)を作る会社に勤めていましたが、今はフリーランス(何故か笑)になっています。

本当は色々情報を交換したかったのですが、私の仕事が忙しいと言うこともあって技術的な事に関しては話す時間が取れなかったのですが、3Dプリンターを手に入れたその後の事については色々意見を出し合ったりして中々面白かったと思います。気付けば日付も変わってしまっていて、彼の体調(と明日の私の仕事)の事を考えなければ朝まで話していても良かったのですが中々そうもいきませんからね。

ちなみに彼のパソコンのモニターに写っているのは当工場にある電気ケトルで、暇つぶしで1時間くらいあればこれくらいはもう簡単に作ってしまいます。先日私が作ったロードスターのヘッドカバーの3Dデータを見てちょっと悔しかったらしく(笑)、その後も色々勉強していたようで、既に持っていた本格的な3Dデータ作成ソフトのShadeも使って色々やっていた模様です。

しかし3Dデータは作れるようになったとしても、その後継続して何を作るかとなるとやはり中々難しいんですよね。出力して直ぐに製品として成り立つ程の出来ではありませんし、出来上がるまでの時間も相当ですから結構用途は限られてくると思うのです。実用性としては余程レーザーカッターの方が使い道はあるんですけどね(笑)。今後の一番の課題です。

今週は一日足りな

cat-3先日の連休は工場内の整理と言うことで結局出勤していたりするのですが、日々の仕事をしていたと言う訳では無いので結局今週は一日足り無い!と言う事態に陥ってます。ここのところのんびりしていたような気がしますがどうもいきなり慌しくなって来ました。株価と連動しているんですかね。

darth9少し前に水面下で進行していたメッキ調の塗装で、一応テストの途中ですが連休中に撮影だけしておきました。手前のダースベイダーはメッキ調塗装で使う専用のクリアー(モトクリアー)無しでいきなり2液ウレタンクリアーを塗っていますが、そこそこメッキ感は残せた仕上がりになっています。その隣にあるムンクはクリアーを塗っていないので金属感は半端無い仕上がりになっています。実用性を考えなければクリアーを塗らないままの方が良いのですが、私的に目指している塗装は耐久性が第一になっているので見た目だけ良くなっても意味が無いんですよね。

ただ遊びや趣味な事であればそういった使い方でも構わないのでは?とも思うようになったので、これを利用して何か面白い物が出来ないかと考えているところです。奥にあるダースベイダーは塗った本人が見てもメッキにしか見えない程の仕上がりにまで来ていますから、上手く利用出来れば塗装で出来る表現はもっと増えそうです。この辺はもう少し煮詰めてじっくり検証してみたいと思います。

ってそれどころじゃなくなって来てはいるのですが(色々届いて来て大変です。苦笑)。

思い立ったらハンティングトロフィー⑤

deer17工場の壁に飾る予定のハンティングトロフィーは粘土での造形まで完了していて、最後の仕上げの塗装は工場に場所を移して行う予定でしたが、あれを移動するには車じゃないと運べそうも無いので、結局塗料を持って帰って自宅で塗る事にしました。

ちなみに今回使う塗料は、以前工場二階の壁を塗ったマットホワイトに市販のプラモデル用塗料の赤(と一応ピンク)を混ぜて「ピンク」作ります。違うメーカーの塗料なのでゲル化する可能性がありますから事前に混ぜて試しましたが特に問題無く使えそうです(基本的にやっては駄目な事です)。尚プラモデル用塗料はMr.HOBBYの「アクリジョン」なる物を使っています。

deerいよいよ本塗りです。って言っても刷毛塗りですけどね。

deer (1 - 1) 最初はもっと淡いピンクで塗ったのですが、どうもインパクトに欠けると感じたので思い切って色味を強くしてみました。最初に桜の花びらを塗ったので「ピンクとは薄いもの」と固定概念が出来てしまったんでしょうね。イメージしてた通り良い感じのピンクになったと思います。

deer (1 - 1)-2桜の花びらは余った粘土で作った物でこちらも一緒に塗っています。

それにしても当初はここまで作り込むつもりは無く、もっと単純なのっぺりとしたフォルムになるだったのですが、粘土を盛っている内にみるみる楽しくなってしまい、ちょっと筋肉とかがリアルに成り過ぎてしまった気がします。もっとかわいい感じにする予定だったような気が・・・(苦笑)。

deer (1 - 1)-4 塗料が乾いたので最後に重量を測ってみたら6キロちょっとありました。使った粘土が確か7キロだったと思いますから水分が蒸発して少し軽くなったんでしょうね。ここまでの重さとなると固定をしっかりしておかないといけませんね。

あとはどこかで車を出す機会がある時にでも工場に搬入しようと思います。設置してライトアップもしたらきっともっと映えると思うので、折角ですから外からも見えるような場所に設置したいですね。

工場は看板も出していませんから、通りかかる人からは「一体ここは何屋なんだ・・・」と感じてもらえればきっと面白いかと思ってます(笑)。

ダースベイダーやら石仮面やら

jojo19先日メガネフレームの艶あり黒を塗った時に、ちょっとブースが寂しかったので色々一緒に塗らせて貰いました。定番ですがリゴラック(FRP成型用ポリエステル樹脂)をシリコン型に流し込んで作ったジョジョの石仮面とかダースベイダーとかです。

darth2ここまではいつも通りで、今回は検証も兼ねてひさしぶりにメッキ調の塗装をしてみました。その為には一旦黒(じゃなくて何色でも大丈夫です)の艶ありに仕上げておく必要があります。

darth1 メッキ調の塗装は下地の影響をモロに受けますので、この段階ではこれでもかと言うくらいの艶有りに仕上げます。肌目が残ってもそのまま出てしまうのでかなり塗り込むのが基本です(それ故に面積が大きいのは難しいです)。

jojo15石仮面のような「割れ」を表現したディテールにクリアーを塗てしまうと折角のそれが潰れてしまうのでちょっとナンセンスですが、何事も実際にやってみないと判りませんのでとにかく試してみます。言うだけは誰でも出来ますからね。

jojo16今回使ったのは業界では有名なモトクロームで、ただし密着性が非常に劣る面があるので仕事では使っていません。御依頼頂いても対応出来ませんので何卒御了承下さいませ。

jojo17で、塗ってみるとこんな感じになります。奥がモトクロームを塗る前の黒い状態で、比べてみると手前の物には金属感が出ているのが判ると思います。

jojo18先ほどのはちょっと塗り過ぎた感があるので、こちらは薄くウェットを心掛けて塗ってみました。ターミネーターのような金属感が出たと思います。

ただこれを使った事のある塗装屋さんなら判ると思いますが(皆経験してますよね)、この後クリアーを塗ると金属的な質感はグッと落ちてしまいます。それ用の専用クリアーとして中間に使うモトクリアー(多分水性クリアー)なる物がありますが、私的な見解ではこれのせいで密着性が著しく劣ってしまう傾向にあります。実際に私が経験した事ですが、ちょっとしたきっかけで被塗物を落としたら、塗ってあったクリアーがセミの抜け殻みたいにパカっと綺麗に剥がれてしまいました。それはもう、まるでラジコンのポリカーボネート製ボディの様に・・・(恐)。

そういった事があってとてもこれでは実用は無理と思っていましたが、先日買ったプラモデルのタチコマをこれで銀々に塗ってみたくて色々塗装方法を考えていました。そうじゃ無くても以前からどうにか成らないかと思っていた所もあったので、今回は試しに色々なバージョンでテスト品を作ってみましたが、テストした物の中には問題のモトクリアー無しで通常のクリアーを塗った物でもかなり金属感を維持出来た物があったので、今後の経過を確認&検証してみたいと思います。

これの他に凄いメッキ感のダースベイダーもあるのでそちらは後日紹介しますね。仕事として考えなければ色々用途はありそうで結構楽しいです。