トヨタスペイドテールランプ 本塗り

spade12 お待たせしました!テールランプ諸々は先程無事本塗り完了しましたので御安心ください。

今回は結構な数を同時に塗りましたが、下準備自体は前日までにかなり念入りに進行しまいたので当日(本日)の作業は比較的スムーズに進行しました。と言っても早出してギリギリ終わったと言う感じですけどね。緊張の糸がまだ切れていない内に何とかこの案件だけでもアップしておく事にします。

上の画像はベランダで足付け作業をしている所で、この作業自体は数日前に行っていました。今回こちらのスペイドテールランプは塗り分けがあるのでこの時点でも仮想してラインテープを貼って塗り分けのラインを確認しています。

spade13 そしてこちらが昨夜の作業です。塗れる状態にして仕舞っておいたテールランプを出してきて、以前行った時の画像資料を確認しながらラインテープの位置を決めていきます。たった4本のラインテープを貼るだけですがこれが結構大変で一時間くらいは掛かっていたりします。目印となるのが内部反射板のラインで、外側のレンズまでは距離がありますから見る角度によって位置がかなり変わってしまうのです。貼っては剥がしてを何度も繰り返して位置を決めていきます。

spade14 そして本日朝一の状態です。今回のテールランプは一部に「ボディカラー」を塗装しますから、他のテールランプに色が飛んではマズイのでこれを最初に終わらせておく必要があるのです。その為に今日は早く来ました(故にもう眠くて・・・)。ただしラインテープは前日に貼ってありますし、色も直ぐに使えるように用意しておいたのでここではかなり時間を省けています。作業をする上で「時間が足り無い」と言うのは誰しも嫌な事ですが、それに加えて予定外で時間が掛かったりするのが本当に嫌いなので、ある程度起こり得る事は前もって準備するのが良いですかね。

spade15 そして車体色「ホワイトパールクリスタルシャイン」(カラーコード:070)の塗布が完了です。今回は3コートパールなのでどうしても膜厚が付きますから、この場合はスプレーガンを向ける方向と角度に気をつけて段差が付き難いように塗っています。

spade17 先程塗り終えたボディカラーのホワイトパール部がテープフリーな状態になったらそこをマスキングします。塗る順番は色々な方法がありますが、今回のような「透過性の塗装」(キャンディーカラー)がある場合にはそれが最優先になるので(色が飛んだら終わりです)、ちょっと面倒ではありますが最初にホワイトパールを終わらせてそれを最後までマスキングしておくのです。ちなみに前回どうしたかは忘れました。勿論調べれば直ぐに判りますが、そもそも今回とは色が違うので手順が全く変わりますから調べても意味が無いのです。前回は染まりの良い(隠蔽性の良い)一般的な2コート塗装ですから最後に塗ったと思うんですけどね(と思ったら気になったので調べてみたら同じやり方でした。苦笑)。

spade16通常の塗り分けなら多少塗り重ねても大丈夫なのでそんなに気を遣いませんが(いや遣いますか・・・)、今回はホワイトパールの後にキャンディーレッドとなるので、これが塗り重なると非常に発色の良い鮮やかな赤が出来上がってしまいますますからマスキングはピッタリと貼り付ける必要があります。と言っても貼る目安があればマスキングはそんなに難しくは無く(基本の基本ですので)、それよりも最初に行った「無い所に新たにラインを引く方」と言う方が余程大変です(精神的に)。

spade18 そしてレッドキャンディーを塗布します。上の画像では既に塗り終わった状態で、奥のテールランプはマスキングを剥がした所です。レッドキャンディーは大体5コートくらいで塗り上げてます。

この後、中央の帯(ホワイトパール塗装部)はマスキングしたまま全体に薄くスモーク(おまけスモーク)を施し、全てのマスキングを剥がしたらようやくクリアーを塗って本塗り完了とあんります。

spade19 そして無事本塗り完了です。予想はしていましたが中々大変でした。前回はボディカラーが2コートでしたからそんなに意識はしませんでしたが、今回は3コートパールだったので二回に分けて塗った方が楽だったと思います(これも精神的に)。

spade20
前もって出来る準備は「これでもか」と言うくらいしておきましたが、それでも塗装を開始してからここまでで7時間くらい掛かりました。勿論他の製品も同時に塗っているのですがその間は元々フラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)として必要な時間なので結局これ1セットだけでやっても対して時間は変わらないのです。本塗り中はホコリっぽい作業は出来ませんから効率が悪いだけですしね。

ちなみに白く塗られた部分だけ随分と明るくなっていますが実物はこんなに浮いたようには見えませんので御安心ください。

熱を入れるのは明日で、磨き処理も必要ですから(さすがに見切り線が二回同じ場所でやると段差は出来てしまします)、問題が無ければ完成は来週の30日くらいを予定しております。

年末年始の休業中でも発送には対応しますが、私も来れない日はありますのでその辺りは御理解頂ければ幸いです。勿論お預かりも構いませんので。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

その他予定していたランプ類も本塗り完了しておりますが、ちょっと体がボロボロですので紹介は明日以降になるかも知れません。何卒御容赦の程宜しくお願い致します。

BMW ALPINAヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

alpina 先日凸文字がバラバラになってしまっていたBMWアルピナのヘッドカバーです。凸文字はエポキシ接着剤で固定しておきましたので安心です。

alpina1 まずはプライマーを塗布します。こうやってみると凸文字が別物とは判らないですよね。

alpina3そして本塗り完了です。色は「ガンメタ」で承っておりまして、ただ頂いた画像からだとちょっと判り難かったのですが、特に細かい指定は無いとの事ですのでこちらで調整して挑みました。

後は最後に凸部を面研し、露出した素地にクリアーを筆で塗れば完成です。早ければ今週末、遅くても大晦日(笑)には発送出来るかと思います。迷惑でしたら来年までお預かりで問題ありませんので。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

TOYOTA FT86エンジンカバー 結晶塗装 本塗り

ft869 先日サンドブラストで足付け処理を行っておいたFT86の樹脂製エンジンカバーです。これと一緒にテールランプの塗装も御依頼頂いておりますが、そちらは他の依頼品と同時に行うのでかなりヘヴィーな作業になりますから、タイミング的にこちらを先に塗る事にしました。ただしやはりこれだけで塗るとなるとやはり効率が悪いので今回はアルピナのヘッドカバーも一緒に塗っています。プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

ft8610そして本塗り完了です。あっという間な感じですが、塗装後は140℃程度で一時間程は焼き付けているのでそれなりに時間は掛かっています。

ちなみに素材はプラスチックですから「溶けないと?」と思われそうですが、場合によってはやはり変形します(苦)。

ただし今回のように以前施工例がある物に関しては特に心配は無いですし、そもそも熱くなるであろう箇所に使われている部品であればそれなりに耐熱性はあります。

対してエンジンカバーでは無い「補器類」になると変形の可能性はぐっと高くなり、やはり今まで変形してしまった物もあります。何にしても「これは変形するかも知れない」と言う物に関しては予め進言させて頂きますので、実際はそんなに危ない橋を渡る事は殆どありません。今まで変形した物としては旧86(AE-86)のタイミングベルトカバーなどですかね。グニャグニャになりましたので・・・(苦)。

この後は凸部を面研~シルバーで筆塗りとなります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

TOYOTA FT-86テールランプ 下準備

ft8611大変お待たせしております。こちらのFT86のテールランプを含め、レンズ系の塗装は大よそ4案件が年内に本塗り予定で、それらは以下の通りとなります。

・FT86テールランプ

・カローラセダンテールランプ

・ZR-X (NINJA)テールランプ

・エスティマテールランプ一式

この他お待ちのレンズ系塗装としては以下の製品がありまして、こちらはお待たせして申し訳御座いませんが来年での本塗りを予定しております。

・インプレッサGDBテールランプ2セット

・バイクウィンカーレンズ6個

・スクータースクリーンパネル

・レガシィテールランプ

お待たせして申し訳御座いませんが今しばらく御待ち頂けますよう御願い申し上げます・・・!

ブレンボキャリパー サンドブラスト完了

brembo10こちらもお待たせしております。旧塗膜が剥がれかかっていたブレンボのキャリパーはサンドブラストにて旧塗膜を剥離され本日戻って来ました。お願いしたのは以前間借りしていたTACさんの工場に、私と同じような形で間借りをしているブレーキ屋さんです。

ちなみにこちらはフロント用で、リヤキャリパーは元々塗膜が剥離された状態なので先日から洗浄槽に入れてあります。腐食しないようにと全体に油が塗られていたようなのでそれを綺麗に洗い流し、その後リン酸処理をしたらこちらと一緒に本塗りを行います。

塗装自体は年内に出来ると思いますが、発送は年明けになるかも知れません。どうぞもう少々お待ちくださいませ!