レガシィテールランプ 割れ修理

legacy119 先日到着しておりましたレガシィのテールランプはレンズの一部に割れた跡があり、オーナー様が接着材でくっつけておいてくれたのですが一応塗装前にこちらでも修正しておきました。

まずは少し段差が出来ていたので#240で研磨して平らにします。テールランプはコーティング等はされていないので削っても削ってもアクリル樹脂ですから結構ガッツリいっても大丈夫です。

legacy120 番手を徐々に細かくしていってペーパー目を慣均した状態です。割れて繋げたところに隙間があるのが判ると思います。

legacy121 通常はパテやサフェーサーを塗るのですが、今回はスモーク塗装なので色が着くとマズイですから、こういった場合は透明なエポキシ接着剤を使います。ちなみに変なのが混ざるとマズイので台はダンボールでは無くちゃんとした定盤を使ってます。

legacy122最初にプラスチックプライマーを塗布し、 多少熱を掛けて一時間くらい経ったら最初と同じ様に削ります。

legacy123若干エポキシ樹脂層を一膜残した状態で、最終的に#800で均しています。触った感じでは段差も無くなっています。

smoke9今回のターンは5セット分で13個を纏めて塗装します。ただこれの前に一件本塗りを行いたい物があるのでそれが終わってからですかね。今週末までには塗る予定です。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

 

HONDA CB1300ヘッドカバー結晶塗装承ってます

cb27 先日到着しておりましたホンダCB1300の純正ヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらは少し前にも同じ物を結晶塗装で塗っておりまして、今回もほぼ同じ内容となっています。ただ程度としては今回の物は凄く良いですね。

cb28綺麗に見えるのは実はアルミ素地の上にクリアーが塗ってあって、これによって「ある程度」は腐食は防げるのですが、クリアー自体に防錆顔料は入っていませんし、実は空気や水蒸気はクリアーを通り抜けてしまうので腐食は抑えられません。前回のヘッドカバーがそんな状態でしたよね。改めて紹介します。

cb14 少し前に施工した同型のヘッドカバーも同じく クリアー塗装は施されていたのですが、経年でこんな感じに腐食が発生してしまいます。クリアーが剥がれたから腐食と言う訳では無く、順番的には腐食が発生してクリアーが剥がれたって感じですかね。未塗装ですが亜鉛メッキのスチール製パイプの方がまだマシと言う状態です。

cb26こちらは以前の完成画像で、今回は「鮮やかで濃い赤」といったご要望を頂いていますので(ちょっと難しいですが・・・)、一応イメージに近くなるようにしてみたいと思います。青味を加える、みたいな感じですかね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ランエボヘッドカバー 完成していました

lancer20 少し前に業者さんからご依頼いただいていたランサーエボリューションのヘッドカバーで、掲載OK頂きましたので紹介させて頂きますね。いつも気さくに御快諾頂けるので一応途中工程も撮影しておいた次第です。

lancer21 ちなみに今回は凸文字は不要との事で全部削り落としました。作業はそこそこ大変なのですが、今回は素材がマグネシウムなので比較的ザクザク削れてくれました。

lancer22最後は当て板を使って平らに削って完了です。上の画像だと半分の状態で、全部削ります。

lancer17そして完成です。今回は結晶塗装では無く「鮮やかな赤の艶々で」で承っております。以前ヘリコプターのプロペラに採用したHYUNDAIの「hiphop red」(カラーコード:HL)ですね。激しく隠ぺい力が弱いので下にフェラーリのレッドを塗っています。

lancer16比較的状態が良かったので今回は旧塗膜は剥がさずに全体を足付け処理だけして塗っています。マグネシウムは腐食し易いので諸刃の剣みたいなところもありますしね。

lancer18結晶塗装でチヂレ目を綺麗に並べる為には「塗装をしっかり塗りこむ事」と「全体に膜厚を均一に」する事が重要で、それを普通の塗装(塗料)で行うとこんな感じにテロテロに仕上がる、という訳です。明らかに塗り過ぎですが、新車塗膜の再現(補修)と言う訳では無いのでオーナー様としてもこの方が嬉しいですよね。ただここまで塗るとその日は焼けません。塗装屋さんなら判ると思いますが発泡して大変な事になります。

もっと近接画像もあるのですがそちらは余りにもクドイので(笑)フェイスブックの方でだけ紹介しようと思います。

いつもご贔屓いただき有難う御座います!