フェラーリ360モデナ鍵 本塗り

ferrari61大変お待たせしました!フェラーリ360モデナの鍵も無事本塗り完了しております。

今回ご指定頂いているロッソスクーデリア(カラーコード:263657)は3コートのキャンディー塗装なのでまず最初にシルバーを塗るのですが、うっかりそれを撮り忘れてしまいましたので昨日の塗料の画像を紹介しておきますね。

ferrari58シルバーは極少量白が入っていて、手前の赤は普通の原色にバインダー(樹脂)分だけを増やしてわざと染まり難くしています。ちなみにシンナーを入れるだけだと単に変な仕上がり(ムラやダマや艶引け)の原因となるのでそれはNGです。せめて直接トップコートのクリアーに入れる方がマシですが、それだと濃さの調整が出来ないので普通はやらないですかね。ボンネットの裏吹きとかでは重宝します(クリアーに直接パールを入れて2コートホワイトパールなんて方法もあります)。

ferrari62 で、本来はシルバーの上にそのまま赤を塗るのですが、多分普通に塗ってもこの穴の中に赤は入らないだろうと思って急遽マスキングシートを作って先に穴の中だけを塗る事にしました。

ferrari63 透過性の塗装(キャンディーカラー)で怖いのは部分的に濃くしてしまったり、塗りムラを発生さてしまうと最後まで残ってしまう=修正が出来ないという事で、多分今回も何の対応もしなかったら穴の中はピンクみたいな状態でお終いか、或いは上の画像のように「穴の周りだけ色が濃い」と言う事態になっていたと思います。まあ後者は有りえないので前者だったと思いますけどね。

ただ実際にキーホルダーとしてリングを付ければ穴の中は見えないので普通はそこまでは気にしなくて良いと思います。単に後で自分が見て後悔するだろうなぁ~と思っただけですので(笑)。

ferrari64 そしてクリアーを塗り、鍵の根元にはったマスキングテープを剥がして本塗り完了です。

ブツ切り部に貼ったテープはそのままだとクリアーと一緒に固まってしまいますが、塗って直ぐに剥がせば比較的綺麗に仕上がります。後でカッターとか入れるのは可哀想ですからね。

ferrari65 側面の膨らみもサフェ研ぎで整えておきました。

ferrari66後は窪みに嵌る跳ね馬のエンブレムがちゃんと入ってくれるかなのですが(笑)、一応先日の仮組みでは余裕がありましたし、今回の本塗りで使ったガンは口径の小さい物なので多分大丈夫だと思います。

ちなみに画像だと普通の赤に見えますが、実物はやはりと言うかキャンディー塗装らしく光に当たると透明感のある赤に見えますし、透かしてみた時の色はキャンディー塗装特有の深みを感じる事が出来ます。

それでは塗膜が完全硬化したら跳ね馬を取り付けて改めて紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!

Robi 白&黒パーツ塗装承ってます

robi33 先日水色系のパーツ赤茶色系のパーツを無事完成~納品しまして、そして最後にこちらの黒系パーツと白色系のパーツも一気にご依頼となります。この度もご贔屓いただき有難う御座います!

robi4色は最初に紹介したように基本的にはどれも現状と同じ色での塗装で、ただ今後塗装する事も考えて色見本帳から色を選んで頂きました。配合データがあれば数年後でも全く同じ色が再現出来ますからね(データが無い場合はそれって凄く大変な事なのです)。

robi34見ての通り部品点数は凄い数になっていて、ただご依頼内容は前回と同様に殆どのパーツが裏まで色もクリアー(艶消し)もしっかり塗装を御希望されていますので、塗装する際には一つずつ個別に固定して塗装していきます。

パッと見はプラモデルのパーツを塗装するのと変わりは無いのですが、違うのは使う材料と耐久性で、塗料自体は車の外装を補修するのに使う物と同じですから(勿論作業方法も)、転ぶのが前提と考えて恐らくオーナー様が一番気にしたところだと思います。ただ費用も自動車部品を塗るのと同じなのでこの数となると相当な金額になりますから、普通はここにまで至る事も稀なんですけどね(なので巡り巡って今回のご依頼に至ったと言う訳です)。

一度に全部を塗るのは体力的にも精神的にも難しいので(そもそも固定具が足りません。笑)、まずはどちらかから始めますね。

この度もご贔屓頂き有難う御座います!

キャップシリンダーヘッドサイド塗装承ってます

cb29こちらは先日紹介したCB1300のヘッドカバーのサイドについている金属製のキャップで、ヘッドカバーの結晶塗装に追加で新たにご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

ご依頼内容としてはこちらをゴールドのキャンディー塗装で、ただ現状はスチールにメッキが施された物ですからそのまま塗っても塗料は密着せず剥がれてしまうので、いつもの様にメッキ素地用の下地処理を施してからの塗装となります。本当はこのまま透明なイエローを塗れば簡単に綺麗なゴールドになるんですけどね(でもそうすると長くは持ちませんので)。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。ヘッドカバーも引き続きもう少々お待ち下さいませ!