W124エンジンルーム内パーツ 塗装承ってます

w12423 こちらは少し前に到着しておりましたメルセデスW124のエンジンルーム内補機類のパーツ一式で、以前R129のヘッドカバーやらインマニの塗装をご依頼頂いたオーナー様が新たにW124を購入したとの事で、今回これらの塗装もご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

色については今回はどれもキャンディーカラー(!)で承っておりまして、上の画像の中央にあるエアークリーナーボックスとその下にあるカバーパネルをパープル系のキャンディー塗装で、その他の小物製品はキャンディーオレンジでご指定承っております。前回も凄い色でしたが、今回も中々他では類を見ない一台に仕上がりそうな予感で一杯です(笑)。

尚、オーナー様のブログ紹介もご快諾頂いておりますので宜しければどうぞ(何だか色々ちょっとヤバイ気が・・・笑)。→Good old days ≡Last Samurai ≡

w12424ちなみにパーツの殆どは表面の素地がザラザラとしているので、酷い物に関してはサフェーサーで下地を整え、軽度な物に関してはそのまま塗るか、或いは下塗りの方法で対応したいと思います。詳しくは進行しましたら紹介しますね。

benz283ちなみに各パーツはちょっと油でギトギトしていましたので、数日前から洗浄槽に漬け込んで油分は取り除いておきました。一緒に写っているジムニー(?)のヘッドカバーやインマニも一緒に行っています。塗装の場合何の作業をするにしても油が付いていると他の仕事に影響してしまうのでまずは脱脂からなんですよね。

amg7尚、エアークリーナーボックスにはこちらのAMGプレートが着く予定で、これに関してはベースを黒、文字をシルバーで「艶有り」の仕上げで承っています。

ただ現状両端が反り返ってしまっていますので、先にこれだけ直しておく事にします。固定は両面テープですからこのまま貼っても後で浮いてしまいますよね。

amg8古い物だとパキっと割れてしまう事もあるので、ドライヤーで炙りながら交互に何度かに分けてゆっくり元に戻しておきました。

黒とシルバーの塗り分けの方法に関しては、以前行ったBRABUSのエンブレムと同じ様な方法で行う予定です。最初に全体をシルバーで塗ってクリアーを一旦硬化させ、次に黒を塗って凸文字天面を削りだして再度クリアーを塗るといった方法ですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。この度も当店をご利用頂き有難う御座います!

ホンダヘッドカバー 結晶塗装承ってます

honda13先日到着しておりましたホンダH22Aなるエンジンのヘッドカバーです。アコードに搭載されているエンジンでしょうか?。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はこちらを「結晶塗装の青」で部品は新品なのですが、ホンダヘッドカバーの結晶塗装は経年で剥がれるケースが殆どなので既存の塗膜は全部剥がしてからの塗装となります。いくら上に綺麗に塗っても一緒に剥がれたら嫌過ぎますからね。

ちなみにこれと似たような案件として、以前ホンダシティ用に搭載のシビックのヘッドカバーを塗装した時も今回と同じ様に新品部品の塗膜は全部剥がして塗りなおしています。宜しければ参考にどうぞ。

色味については以前施工したW124のヘッドカバーに塗った青をご希望で、参考までにそちらの画像も紹介しますね。

w12418 こんな感じのしっかりした青色でご指定承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Painting Stones

stone8週に一回程度、以前御依頼頂いた内容を纏めて紹介しています。ただ今回の物は現在は仕事としては取り扱っていない物ですので、この作業内容に関してはお問い合わせはされません様御願い申し上げます。

今回紹介する案件は、現在の「小物塗装」のスタイルで始めた最初の頃に行った塗装で、依頼された物では無く、小物塗装のイメージを紹介する動画を作る為に行ったものです。「小物塗装ではこんな事も出来ます」みたいな感じですかね。

stone1 小物塗装を始める前の2年間くらいの時期は勤め人として塗装屋を行っていまして、その前には既に自動車板金塗装のPRO_Fitは閉めていましたから、新たな小物塗装としての仕事のツテも無くかなり暇だったのを覚えています。まあ当時は腰痛が酷かったのでそれの為の治療期間と言う事もあってのんびりやっていたんですよね。

で、とりあえず小物塗装用のウェブサイトを作る上で、何かしら紹介出来る素材として、とりあえず身近にある物を塗ってみよう!(?)と言う事で、その辺に落ちている石を塗ってみる事にしました(画像の河原はあくまでもイメージ画像です)。

stone2 ただ作業内容としては結構真面目にやっていて、石そのままじゃどうにもなりませんから、まずは全体にスプレーパテ(ポリエステル系)を塗布し、さらに「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった感じで下地を作っています。

stone3 白っぽいのがスプレーパテで、その上にある少しグレー味のあるのがサフェーサーです。比較的形の良い石を使いましたが、それでも塗装する上では相当ボコボコだと言う事がよく判りました。今思い出しましたがスプレーパテの前には普通にヘラでポリパテも行っていた筈です。

stone4 最初にまずは黒を塗ってクリアーを塗り、「艶々の黒」で仕上げます。

stone5 その後熱を入れて完全に硬貨させた後、24時間以内に金属感のあるメッキ調の塗料を塗ります。尚これは密着性が著しく悪いので現在はお受付しておりません。メッキ感を出す為に2液ウレタンクリアーを塗る前に水性系?の1液クリアーを塗るのですが、恐らくそれが全然密着しない原因だと思います。「絶対に触らない」と言う事が前提じゃないと使えない塗料ですかね。

stone6 と言う訳で、見た目は金属にしか見えなくなった石を持って最初に採取した多摩川で撮影しました。コンセプトとしては、単なる石ころでも塗装を施す事によって全く違うような物が作れる!みたいな感じですかね。

stone7その他に木目の水圧転写やカーボン柄にした物や、蓄光塗料を塗ってリアル飛行石みたいなのも作ってみましたが、どれもメッキ調の塗装程のインパクトは無かったように思います。

と言う事で、次回はもう少しまともな物を・・・。