いすゞ117クーペ ヘッドカバー 凸部研磨

いすゞ117クーペ ヘッドカバー結晶塗装 本塗り

先日本塗りを終えていたいすゞ117クーペーのヘッドカバーです。140℃30分で二度焼き後、他に熱を入れる物があったのでそのまま60℃40分の熱も掛けておきました。

 凸部の周りをガムテープでマスキングし、

 #120→#180→#240→#320→#400と空研ぎし、さらに布製の研磨副資材(アシレックス)の#320相当→#800相当→#1300相当で艶を出していきます。水や皮脂や溶剤が着くと酸化被膜がムラになってその痕が残ってしまうので、表面はエアーブローのみ、また湿度の高い日は早めに処理するよう心掛けます(やはり痕が残り易いです)。

最後にクリアーを筆で塗り、再び60℃40分程の熱を掛け、さらに数日寝かしたら完成となります。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

日産S20ヘッドカバー塗装 完成

 大変お待たせしました!日産スカイラインGT-R(KPGC10)のS20ヘッドカバー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はグレーの半艶に再塗装されていた物を、

旧塗膜の剥離~サンドブラスト処理を行い、

「プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行って下地を平滑にし、

 艶々の仕上りにしました。

 色は色はスバルの「ダークグレー」(カラーコード:61K)でご指定頂き、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承りました。

 ヘッドカバーの向きを反対に変えました。

 こういった部品の場合は「当時と同じ様に」といったご要望が多い気がしますが、これらのヘッドカバーが着く車両(ハコスカ)はそういった事を既にやりきってしまわれたようで、今回のように「艶々に」といったご依頼は結構多いです(ただし費用も大きくなるのでご依頼に至るケースは稀です)。

 原色の中では一番粗いメタリック(MIX598)が使われている為、近くで見るとメタリックの荒々しさを感じられます。

 艶が出ると粗が余計に目立つので、鋳造製品をそのまま塗ってもこのようには仕上りません。特にこの型のヘッドカバーはプラグホールとプラグホールとの間に「凹み」があって、それがそのまま残ると格好悪いです。

現在同じように、ランエボ(マグネシウム製)のヘッドカバーと、ランエボⅩの樹脂製ヘッドカバーも「艶々」でご依頼を頂いておりまして、マグ製の方は初のキャンディーピンク塗装で、こちらも業者様からのご承諾を頂けましたので後日紹介したいと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

スバルサンバー ヘッドカバー結晶塗装承ってます

 先日到着しておりました、スバルサンバーのエンジンヘッドカバーです。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

ご依頼内容はこちらを日産「ナデシコピンクパールメタリック」(カラーコード:NAR」のような感じの結晶塗装で、また「SUBARU ☘CLOVER4」の文字周りの、一段高くなった長方形の部分を研磨して鏡面状に光らせ、最後にクリアーを筆で塗っておきます。

ちなみにこちらのオーナー様は以前同車のブレーキ周りの塗装をご依頼頂いた方で、今回と色は違うのですが、参考までにそちらの記事も紹介させて頂きますね。

SUBARU Brake Parts

この時の仕上りも非常に喜んで頂けたようで、今回はこれよりも少しピンクを濃くと言う事で違う色でご指定を頂きました。マーチとかノートに採用されたピンクのようですね。ただしあくまでも結晶塗装ですので「近似色」といった色となります。

ヘッドカバー裏を見るとオイルが固まったような汚れがありますが、アルカリ洗浄槽に浸け置きしてこちらも綺麗にしておきますのでご安心下さいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度もご贔屓頂き有難う御座います!