大変お待たせしました!マツダ純正RX-7用リヤキャリパーの塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介しますね。
元々未塗装だったキャリパーを、
いつものようにブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を行い、
全体にプライマーを塗装→膜厚を着けたくない個所はベースコートの黒のみの塗装としてマスキングをしておきます。
色に関しては、今回は一緒にお預りをしたbrenboのフロントキャリパーの赤に近い色を見本から選んで採用しています。
いつものブレンボキャリパーのレッドに比べると、今回は若干青味が強くなっています。 いつものブレンボレッドについてはこちらの記事でも紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。そちらはもっと朱色っぽい赤となります。
ちなみに今回のリヤキャリパーはRX-7のFD3S用との事ですが、これをロードスターに流用するケースが多いようです。少し前からマツダがロードスターのレストア部門を立ち上げたので、もしかしたら今後こういった需要が増えるかもですね。
ただし見ての通り純正キャリパーは部品点数が多く、また形状も複雑&素材が鉄と言う事で、アルミ製のブレンボキャリパーに比べて塗装は手間が掛かります。
費用を抑えると言う事であれば、車体から外さずにマスキングして塗るという方法もありますが、その場合はどうしても塗れない個所がある事、またサンドブラスト作業は出来ませんので今回のような作業は不可能です。
ちなみにですが、自家塗装などで鉄にそのまま色を塗ってもいずれ剥がれてしまいますのでご注意下さい(金属への塗装はプライマーの塗装が必須です)。また密着剤にはそれ自体に防錆効果はありませんので、腐食を気にされるのであれば鉛やクロムなどの防錆顔料を含んだプライマーの塗装が必要です。ラッカーサフェーサーでも塗らないよりはマシなので、まずは油分や汚れを落とし、しっかりと足付け処理をしておくと良いかと思います。
日が陰って来たので室内での撮影に切り替えました。
それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!