S-WORKSステム塗装承ってます

 先日お預かりしておりましたS-WORKSのアルミ製ステムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 表面は細かい梨地に黒アルマイト処理が施されているので、下地処理にはサンドブラスト処理を行ってからの上塗りとします。

色はこちらのトヨタ ホワイトパールクリスタルシャインパール(カラーコード:070)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っています。

同じ様な内容としては以前3Tのステムを塗装していますので、参考までにそちらを紹介させて頂きます。

 こちらも元々は黒アルマイト処理が施されていました。作業内容を纏めて施工例の記事を作製していますので宜しければご参照くださいませ。

3T Aluminum Stems

 一部にはブラインドナットが打ち込まれていますが、こちらも一緒にサンドブラストを当てて塗装します。

 フォークが入る内側は塗らずにこのままにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

R35 GT-R カーボングリル クリアー下塗り

 先日お預かりしておりました日産スカイラインR35 GT-R用の社外品ウェットカーボン製フロントグリルです。

現状は新品状態ですが、クリアーゲルにはカーボン繊維の凹凸が出ていますので、

 まずは#320~#400のダブルアクションサンダーで粗研ぎをし、

 その後#600→#800の水研ぎで全体を均します。また断面のエッジを面取りするような感じで滑らかにしておきます。

 よく脱脂清掃し、台にセットしました。

 ハジキの防止などでまず最初にベースコートクリアーを塗ったりする場合がありますが、これくらいのサイズなら脱脂不良などのリスクはまず無いので、大抵はこのままいきなりウェットコートでクリアーを塗ります(そもそも捨て吹きとかドライコートは艶引けや肌を荒らすだけなので、デカールやドライレタリングを貼った場合を除き全くしません)。

 フチを柔らかいラインにしたいので、クリアーは裏側に回り込むように塗れるようにしています。

 そしてクリアーを塗って下塗り完了です。

今回はカーボン(とポリエステル樹脂)の劣化を防ぐ為でもあるので、クリアーは下塗りにもクリスタルクリアーを使用しています。

この後熱を入れて塗膜を硬化させ、もう一度全体を研いで次は本塗りで大丈夫そうです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!