Nワゴンルーフアンテナ 本塗り

先日お預かりしておりましたホンダNワゴン用純正ルーフアンテナです。

表面を#800相当の布状研磨副資材 (アシレックスレモン)で足付け処理しています。

今回御依頼頂いている色はホンダ純正色の「ホライズンシーブルー」(カラーコード:B629P)で、新しい色なのかこちらに使われている原色「MIX886」は在庫しておらず、今回の為にこちらを購入したのですが、なんと1キロで二万円越え・・・。

パールであればもっと高い物もありますが、ソリッドカラーでここまでの金額は初めてです。モルフォブルー(レクサスのストラクチュラルブルー)のように特殊な顔料なのかと思いきや、ただの青にしか見えませんし・・・。

今まで塗料の金額は値上げしかされてきませんでしたが(一ドル75円の円高でも一円も安くなりませんでした…)、それにしても既存の三倍までの金額設定は今後が不安になります。

と言う訳でベースコートが完了です。

そして最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

トイガン トリガー塗装承ってます

先日到着しておりましたトイガンのトリガー(引き金)です。こちらのオーナー様はこれまでに何度もモデルガン(トイガン)部品塗装の御依頼を頂いている方で、この度もご贔屓頂き有難う御座います!

素材は鋳造のアルミダイキャスト製との事で、現状既にサンドブラストが施された状態となります。

尚、以前御依頼頂いたパーツの一つで塗装が剥がれるといった事があった為、今回は念のためエポキシプライマーの使用(ただし薄膜に)、上塗りに関してはクリアーを塗らない艶消し黒=【激安コース】の仕様で承っております。

以前御依頼頂いた時の画像も紹介します。

剥がれてしまったのはこの時のパーツで、ただ他の物は大丈夫との事なので、もしかしたら素材に何かしら問題があったのかも知れません(実はマグネシウム合金だったり等)。

こちらは亜鉛ダイキャストとの事で、同じパーツで二回程御依頼頂きました。

仕上りの見た目についてはこれらと同様で、プライマーのみ強いタイプに変更となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度の御依頼誠にありがとうございます!

スバルサイドオーナメント 下準備

先日お預かりしておりましたスバルGRFインプレッサの左右フェンダーサイドオーナメントです。エンブレムのアクリルプレートの方は先日剥離作業まで終えていて、こちらも並行して作業を行っています。

こちらは元々自家塗装のような黒が塗られていたので、

アルコール溶剤で洗い流すようにして剥がし、

ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。

こちらのパーツはクリアーが塗ってあるのですが、前回の塗装時にそれが削れて下地が露出している箇所があるので、

まずは全体にプライマーを塗っておく事にしました。

続けてベースコートの黒を塗布します。

今回は「STI」の凹んだロゴ部をスズキ「ミディアムグレー」(カラーコード:ZVL)で承っていますが、この時点では一旦全部黒で塗装するようにします。

続けてクリアーを塗布します。

この時点では下塗りなのでクリアーは控えめに、ただしこの後研磨作業があるのでその際下地が露出しない程度には塗っておきます。いつもの60%くらいといった感じでしょうか。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、再度全体を足付け処理→STiの部分をグレーに塗装→もう一度全体にクリアーコートといった工程となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム アクリルプレート 下準備

先日お預かりしておりましたスバルGRFエンブレムの前後アクリルプレートです。

まずはオービタルサンダー#120で粗研ぎし、アクリルプレートの裏側に塗ってある青い被膜を削り落とします。

その後手研ぎで#180→#240→#320→#400まで仕上げます。塗装前にはさらに#600→#800で研ぎますが、この時点ではここまででOKです。

続けて溶解力の弱いアルコール系の溶剤を使って窪んだ星の部分の青い被膜を落とします。これ単体で溶ける訳では無く、塗膜が柔らかくなったところを爪楊枝で擦って落としていく感じですね。

青い被膜を落とし、メッキが残った状態です。

メッキは専用の薬品で剥がします。

綺麗に剥がれました。この後ウェットブラストで細かく残った部分を除去しようと思ったところ・・・、

大きい星の部分で上下の縦に激しいクラックが!

小さい方のアクリルプレートはそこまででは無いですが、こちらも星と星との距離が近い、薄い壁の部分に微小なクラックが。これはもしかしたら隅の塗膜を取る時に強く抉ってしまったのかも知れません。

尚、今まで施工した時にはこういった事が起きなかったので原因が不明な所がありますから、

まずは使う溶剤を見直す事にし、サンプルのアクリル片を使ってテストをする事にしました。

その間に頼んでいた新品エンブレムが到着しました。

さらに知り合いの塗装屋さんから色々と情報を頂き、溶剤の種類も増やしてテストを繰り返しました。

結果、今度は無事剥離に施工しました!

尚、画像はシリコンオフ(溶解力の弱い脱脂作業用の溶剤)を塗って艶を出しています。

今回はクラック等の問題は見られません。

最終チェックとして、裏側から水性塗料の黒を塗り、

メッキが残っていないかを確認します。

今回色々試しまして、時間は掛かってしまいますが最も安全な施工方法を見つける事が出来ました(詳しい内容は控えさせて頂きます)。

ただ一部で原因がわからない所もありますので、今後お受付出来るのは新品エンブレムのみとさせて頂きます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

いすゞホーンパッド塗装承ってます

先日到着しておりましたいすゞのホーンパッドです。こちらのオーナー様は以前ブレンボキャリパーや、メルセデスW124テールランプの塗装を御依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂きありがとうございます!

ご依頼内容は「つや消し黒」の塗装で、

中央にある「SUZU」のエンブレムは、メッキ部分とその周りの枠を含め、マスキングをして塗らないようにします。

かなり前ですが、以前にも同じ様にホーンパッドを塗った事例がありますのでそちらを紹介します。

この時も同じような感じで中央のエンブレムはマスキングで対応していました。

この時は艶あり仕上げでしたが、今回はステアリングに巻いた革に雰囲気を合わせるという事で艶消し仕上げで承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!