ルーフアンテナ塗装承ってます

antena こちらも無事到着しております。ビートソニック社のドルフィンアンテナです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

antena1素材は恐らくABS樹脂製で、現状は何も塗装がされていない状態です。ただし素地の状態は良いので(平滑なので)薄膜のプラスチックプライマーのみで本塗りは出来ると思います。以前別件で御依頼頂いた時のドルフィンアンテナはサフェーサーらしき物が塗ってあったのは良いですが、それ自体がチヂレてしまうと言う始末でして、だとしたら何も塗られていない状態の方が間違いは無いですね(ただし素材自体が塗料で侵されるという事もありますが。プラモデルに使われているポリスチレンはまさにそれです)。

御依頼頂いている色はホンダのポリッシュドメタリック(カラーコード:NH737M)で、恐らくはボディー同色の仕様かと思われます。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

VWパサートテールランプ スモーク塗装承ってます

vw4 こちらも無事到着しております、VWパサートの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容としては以下の通りです。

・全体をレッドキャンディー
・クリアーレンズ部は赤くせずクリアーそのまま(クリアー抜き)
・クリスタルクリアー
・最後に全体に薄くスモーク(おまけスモーク)

ちなみに一行空けないで改行する技を覚えました(Enter+Shiftキーです)。偶然発見したんですよ。結構不便だったので助かりました。

vw5今回クリアー抜きをする箇所はウィンカー(とバックランプ?)のクリアーレンズ部分で、ただこのテールランプの構造としては、内側のクリアーレンズとは別に外側に一枚物の透明なレンズで覆われたようになっています。こういった造りの場合は通常内部が派手な反射板になっているのですがこれはちょっと珍しいですね。これであれば外側のレンズが透過性のレッドキャンディーになると透明感があって深みのあるレンズになると思います。現状の色褪せたような状態に比べると断然格好良くなりそうな予感がします。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ヤマハマグザム 社外レンズ一式スモーク塗装承ってます

magzam 先日無事届いておりますヤマハマグザムの社外レンズ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらは以前も施工例がある物で、画像で見て頂くと判るように現状で既にスモークになっています。以前御依頼頂いた方は「予想していたよりも全然薄かった」との事でしたので今回も同じ理由かと思われます。

magzam1御依頼頂いているのは「標準濃度」で、画像だとちょっと判り難いですがナンバー灯になる箇所のみ塗らないよう承っております。画像の一番上にあるテールランプの下に飛び出ている箇所ですね。

以前の施工例があるのでそちらも紹介させて頂きます。

magzam10この時の濃度は「薄目と標準濃度の中間」ですので、今回はこれよりも少し濃い仕様となります。画像から判断すると引越しする前のようですがこの時からまだ4ヶ月しか経っていないんですね。もう一年くらい前かと思いましたよ・・・(ここ数ヶ月が異様に濃いんでしょうね)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWパニアケース蓋塗装 完成

bmw99 大変お待たせしました!長らくお預かりしておりましたBMWのパニアケースの蓋は本日完成となります。それでは完成画像紹介させて頂きますね。

bmw100 今回の御依頼はボディ同色の2トーン配色で、黒い部分はBLACK SAPPHIRE(カラーコード:475)、白いラインはALPINWEISS III(カラーコード:300)となっています。どちらもSTANDOXの配合データがありましたので特に調色は行わず当然それについての費用も必要ありません(ただし二色目を指定の場合は別途必要となります。「白なら何でも良い」という事であればそれも掛かりません)。

bmw101 今回のライン入れはメケン(=目見当)による位置決めでは無くトースカンを使用したのでまるで機械で行われたかのような精度で対称性が出てています。

当店の場合、エアーブラシで絵を描いたりファイヤーパターンを施すような装飾的な塗装は出来ませんが、代わりにこういった事に重きを置いている所があるかも知れません。自分がやる仕事としては「職人技」といった人間味溢れるような仕上がりよりも、大量生産品でしか出来ない「どれをとっても寸分狂わない仕様」と言う方が好きなのだと思います。線の幅が途中から変わったら嫌ですよね。

bmw102ライン入れのやり方としては、最初にトースカンを使って2ミリのラインテープを引き、それに重ねるようにして5ミリのテープを貼り、それにピッタリ沿うようにもう一度5ミリのラインテープを、さらにそれに沿って3ミリ(くらい)のテープを引いています。一番難しいのは基準となる最初の2ミリのラインテープで、それ以外は単に沿って貼っているだけなのでそんなに難しい訳ではありません。また各幅に関しても定規などは使っていなく、予め40mm幅にカットしたシートを貼ってそれにトースカンの位置を合わせて後はラインテープの幅を利用しています。技術と言うよりは事前準備の賜物といった感じです。

bmw104紹介はしていませんが流石に今回はフルポリッシュとなりました。上面はゴミが付いた箇所だけですが、ラインの見切り部分は全てペーパーを掛けて磨いています。白は隠ぺい力が弱いのでどうしても膜は付いてしまいますから塗膜の段差は強く出てしまうのです。なので最初に白を塗ってから黒メタリックの順番にしたかったのではありますが、マスキングの作業がどれくらい困難になるのかが読めなかったと言う事もあって、今回は安全な方を選んだと言う訳です。白から塗っても出来ない事は無いので、次回機会があればその順番も検討してみたいと思います(と言う過程を自分で決められる自由さが塗装の面白い所なのです)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。明日の関東は10年に一度の大雪との事ですから引き取りにしても配送にしても控えた方が良さそうです。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

シーマテールランプ 本塗り

cima2こちらも御待たせしました。シーマのテールランプも無事本塗り完了しておりますので御安心くださいませ。画像は先日ベランダにて足付け作業をしている光景です。外は寒くても太陽が当たればそんなに辛くは無いですかね。夜にパソコンの前にじっと座ってメールの返信している時の方が苦痛ですので・・・。

cima3そして本塗り準備完了です。冬場は乾燥しているので静電気がよく発生しますから床に水を撒いてホコリが舞うのを防止しています。テールランプのような樹脂素材はエアーブローをするだけで帯電しますからみるみるホコリが寄ってくるんですよ。

cima4今回は二回目のご依頼で、濃度は「極薄目と薄めの中間」で承っておりますが、一応参考画増を頂いておりますのでそれも確認しながらスモーク濃度を決めています。この段階だとまだ薄いですよね。

cima5最後の方はかなり微妙な調整になっています。濃度の目安としてマスキングテープを二枚貼っていますが、それぞれで1コート分濃度が違うんです。右奥の方が少し濃いのが判るでしょうか。

cima6濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。場合によっては直接クリアーをスモークにする場合もありますが、基本的には「2コート」の仕様で仕上げます。理由としては色々あって、作業者的にはスモーク濃度の微調整が出来る事、ユーザー側にとっては塗膜性能や美観が良い事でしょうか。デメリットしてはとても時間が掛かる事でのコスト高な事です。丸々一日掛かりますので・・・。

cima7特に冬場は溶剤の揮発速度も遅くなるので、コート毎のフラッシュオフタイム(乾燥時間)は非常に長く取る必要があります。なので午前中に3コート程度を行っておき、そのまま昼食を取っての昼休み、そして午後から残りのコート(大体合計で6コートなので半分ずつです)、そしてクリアーを塗ると丁度5時くらいで終了です。とにかく「待ち時間」が長くなるので、テールランプの個数が少なくても多くの時間は掛かるのです。ただ精神的な負担は全然違いますけどね。今日は落ち着いて作業出来ました。

それではこちらも来週半ばくらいには完成出来る予定です。もう少々お待ちくださいませ!