自転車フレーム塗装 受付再開のお知らせ

derosa先日よりお受付を停止しておりました自転車フレーム関係の塗装のお受付を再開致しました。大変お待たせしました!(画像は本件とは関係ありません。以前の作業例です)

ただ今までのようにお問い合わせの時点でパンクしてしまう事は避けたいと思いますので、自転車フレーム関係の塗装については他の案件とは別の流れで動くようにしたいと思います。御依頼から作業についての流れを御案内しますのでご確認頂ければ幸いです。

【受付について】
 基本的にはお預かりした順番通りですが、自転車フレーム以外の案件とは別の流れとなりますので順番は抜かれてしまう事があります。ご理解下さいませ。

【お問い合わせについて】
 事前の見積もりは概算での御案内となります。今までは出来るだけ事前に各内訳の詳細・費用を提示しておりましたが、その後の御依頼に繋がるケースは少なくこれがかなりのロスとなってしまいますので、最初の段階では「10万円~16万円くらい」といった回答となり、詳細については現品をお預かりしてからの御案内となります。まずは最初に御案内した概算費用で御検討頂き、宜しければ製品を送って頂き後日改めてお見積もりを御案内致します。大きくズレる事は抑えたいと思いますが、事前に御案内した費用とは差が生じてしまう場合もあるかと思いますのでその点については何卒御了承下さいませ。

【納期について】
自転車フレームに限らず全ての御依頼では「納期未定」が基本となっておりまして、別途「納期指定」のオプションを付けて頂ければ納期の御指定(短縮)は可能ですが、自転車フレームに関してはこれが適用出来ません。ただし常識的な範囲内で行っているつもりではありますし、作業時間が長く掛かる場合には内容に関しても御案内出来るように致します。御依頼の際には出来るだけ余裕を持って頂ければ助かります。

【作業の順番について】
基本的には一台一台で作業を進行させますが、複数台を纏めて作業する場合もありますので後から来た案件を同時にまたは先に行う事もあります。また内容が複雑な案件では1台だけでも相当の期間が掛かってしまいますので待ち時間だけで一ヶ月以上作業が出来ない場合もあります。何卒ご理解下さいませ。

【予約について】
 これは今まで通りで、当店では御予約と言う形は承っておりませんので、「待っているので準備が出来たら連絡下さい」といった御要望には対応が出来ません。これは自転車フレームに限らず全ての事でこのスタイルですので何卒ご理解頂ければと思います(ただし大抵は一ヶ月程度で着手出来ると思います)。また余程の事でなければ事前の御預かりは可能で、その時点で他のフレーム同様順番待ちとなります。

【御来店について】
これも他の案件同様、当店は受付窓口を設けておりませんので、「現車を見て貰って見積もりをして欲しい」といった事には対応が出来ません。御面倒をお掛けしますが、御希望内容や画像・イラストなどを出来るだけ簡潔且つ判り易くして頂きメールで送って頂ければと思います。自転車に詳しい訳ではありませんので誰が見ても判るような形にして御案内をして頂けると助かります。

という事で、一応判りやすく自転車塗装専門のページに「よくある質問」の項を新たに設けました。本当は今までの作業例を沢山出してそれらの費用を全て出してしまえれば良いのですが新たに作業例のページを増やさなければならないので直ぐに対応が出来ません。力足りなく申し訳御座いません・・・。

また私的にはこういった「御依頼の前に必ずお読み下さい」といったスタイルは好まないのですが、自転車フレーム塗装の場合、「ここにこのロゴを入れたい」「ここにラインを入れたい」なんてちょっとした事でもいきなり費用が高くなってしまい、お見積もりの段階で時間を要しても結局御依頼にまでは繋がらないケースが多いのです。特にオフシーズン(冬)になってからはこれが非常に増えてしまい現場作業が圧迫されてしまいました。私的にも金額が高くなる理由については出来るだけ判り易く説明したいのですが、そもそもそれに非常に多くの時間が掛かってしまうのです。

色々と御迷惑をお掛けしますが何卒ご理解、御了承のほど宜しく御願い致します!

自転車フレーム塗装専用サイト

ベンツドアミラー 本塗り

benz31こちらもお待たせしました。先日紹介したベンツのワイパーと一緒に御依頼頂いている案件です。こちらは「半艶黒」で御依頼頂いていまして、先程紹介したモールトンの艶消し黒と一緒に塗っています。勿論あちらは「艶消し」なのでクリアーは別の物を使っています。

benz32メインの部分にはプライマーとサフェーサーで処理していますが、裏側の方にアルミ素地が露出した箇所があるので本塗り前にそれらをスポットでプライマーを塗っておきます。

benz29この時に使うスプレーガンの口径は0.5mm程度なのでそんなに素地を荒らしたりしません。プライマーは厚く塗る必要も無いので(むしろ問題です)薄く掛かる程度でOKです。

benz36 ベースコートの黒は艶有りも半艶も艶消しも同じ物なので今回モールトンの部品と一緒に塗る事で効率を高めています。場合によっては艶有りも一緒に塗ったりします。小物であれば移動出来ますので排気装置の傍に持って行ってそこで塗れば塗り分けは可能です。

benz38そして半艶クリアーを塗って1時間くらいするとこんな感じで艶が消えてくれます。ゴミが付くのが嫌だからと塗った直後に熱を入れると艶具合が途中で止まってしまうので半艶・艶消しに関しては落ち着くまで(1時間くらい)は自然乾燥が基本となります。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

自転車小物部品 下準備~本塗り

alex5こちらもお待たせしました。モールトンのフレームの一部?も無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。下地から通して紹介していきますね。

上の画像はほぼ到着した時の状態で、旧塗膜自体はオーナー様自ら除去されたようです。ただ素地がツルツルしていますし、目には見えませんが錆び(酸化)も生じていると思われるので最初にサンドブラストを掛けておきます。所謂「素地調整」ですね。

alex6ねじ山部分とフレームと結合される箇所は塗装しないのでブラストも掛からないようにしておきます。サンドブラストは表面を細かい凸凹にしてその後の塗装(プライマー)の密着性を高める効果がありますが(投錨効果)、表面積が増えた分酸化もし易くなるので余計なところには当たらないようにしておきます。

alex2ブラストが終わったら綺麗なシンナーで洗い流すように洗浄~脱脂し、続けてプライマーを塗布します。この状態になたらもう被塗面には素手では触りません。

alex1 そしてプライマー塗布完了です。穴に紙が詰まっているのは塗料が入らないようにするマスキングの一種です。最初のサンドブラスト処理の時のように何か塊をギュっと詰めるよりもこの方法の方がフチの仕上がりは綺麗になるのです。以前間借りしていた時にブレーキ屋さんが行っていた手法で学ばせて頂きました。紙は単に詰めるだけでは無く、入れた後に巻いた反対方向に開くようにすると予想以上にしっかりと嵌って、勢いよくエアーブローしても飛んでいかないのです。子供の頃、新聞紙を丸めた物をどれだけ堅く出来るか芯を巻いて詰めたのと同じようなやり方です(この場合は広げるので逆になりますが)。

alex3 そしてベースコート塗布です。このままでも御依頼通りの「艶消し黒」ではあるのですが塗ってあるのは薄膜の黒だけなので耐久性は劣ります。例えていうとラッカー缶スプレーを塗ったのと同じ程度ですかね。この上に2液のウレタンクリアーを塗る事で強度が出ると言うか塗膜として完成形となります。

alex4そしてクリアーを塗布して1時間くらい経った状態です。塗ったばかりの時は通常のクリアー同様に艶がありますが艶消しクリアーは徐々に艶が消えていきます。性能としては艶有り仕上げ同様と考えて頂いて大丈夫です。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

ステアリングボス塗装 承ってます

boss こちらも紹介お待たせしました。先日無事到着しておりましたステアリングボスです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

結構古い車体に装着されていた物のようで、素材はちょっと不明ですが内側を見るとアルミっぽいです。

boss1表面にはブツブツと細かいブリスターが発生しているので塗膜の下の素地で腐食が発生しているのだと思われます。ですので今回はサンドブラストを掛けて下地からのやり直しとなります。

既存の塗装はちょっと艶が引けたような感じですが元々は多少艶があったようなので御依頼内容としては「艶有りブラック」で承っております。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BRZテールランプ 塗装承ってます

brz28紹介が遅れて失礼しました。先日無事到着しておりましたSUBARU BRZのテールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容は以下の通りで、

・レッドキャンディー
・ウィンカー部クリアー抜き
・おまけスモーク(最後に全体的に薄くスモーク)
・クリスタルクリアー

となっております。以前の施工例がありますのでそちらも紹介させて頂きますね。

brz15こんな感じで深みのあるレッドテールになる予定です。全体的に薄くスモークが掛かっているのでウィンカーのクリアー部分も若干黒っぽくなっているのが判ると思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!