RB26改28タイミングベルトカバー 下地処理

rb2625 先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化したので研ぎ付けます。黒いブツブツになっているのは缶スプレーの黒をパラパラと塗った為で、これで研ぎ忘れの防止や残った深い傷などを発見し易くします。所謂「ガイドコート」ですね。これをやらないと意外と気付かない事が多いのです。

一緒に写っているドアミラーはベンツの物で、下地処理は並行して作業していますがこちらは半艶クリアーなので本塗りは別になるかと思います。もう少々お待ち下さいませ。

rb2626サフェ研ぎは最初は空研ぎ#320→#400で、その後は水研ぎ#600→#800で仕上げます。

塗装は下地から磨きまで人それぞれやり方が違って、また同じ人間でもその時々によってやり方は色々変えたりします。当然それらには理由があるのですがその都度それを説明するのは難しく、一番簡潔に言うとすると「その時の気分で」といった事になるのです。実際私が見習いの時にはそう言われました(苦)。まあ良く判っていない人間にちゃんと説明した所で全く無意味なのでそう言っていたのだと思います。確かに同じ仕事でその都度やり方が違うのを説明するのは難しいんですよね。ちなみに今回は凸文字周りの処理を水研ぎペーパーの「コシ」を利用したかった為です。後は粉っぽいのが嫌だったという事ですかね。ちなみに冬場は出来れば水を使いたく無いので空研ぎで行う場合はそういった事も理由の一つです。

凸文字部分は既に削ってありますが、色を塗る時はまたここも一旦塗り潰してしまい、クリアーを塗る前にまた研ぎ出します。その時の作業が出来るだけ楽に行えるように前もって削っているといった所です。今削る必要も無いかも知れませんがこれも「気分」ではあるんですよね。良い方は適当っぽいですが基本的には理に適っている方法を取っている(場合が多い)ので言い方が悪くても気にしないで大丈夫です。当時の私は凄く気にしましたが・・・(笑)。

こちらは近々本塗り予定です。もう少々お待ち下さいませ!

Kawasaki ZRX1200ヘッドカバー 旧塗膜剥離

zxr こちらもお待たせしております。カワサキZRXのヘッドカバーですね。

先日より溶剤槽に漬け置きをしておきましたが、塗られている塗装がパウダーコートとの事でビクともしませんでした。なのである程度はサンダーを使って削り落とし、残った部分はサンドブラストで除去します。塗膜としてはかなり強固で良さそうですが下地が駄目だったので結局全部剥がしてやり直さないといけないんですよね。折角の材料が勿体無いです。

zxr1という事で無事剥離完了しました。塗膜は堅いせいか逆にブラストでは落とし易かったと思います。サンドブラストは堅い物には強いですが逆に弾性のある物には跳ね返されてしまうので効果が無いんですよ。その性質を利用して、例えばゴムマットをカッターで削ってそれを石に当て、強いブラストを掛ければ墓石や表札が出来上がるのです。私も以前マグカップに名前を入れようとしてやったら瞬殺で穴が貫通しました(苦)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

シーマテールランプスモーク塗装 完成

cima6 こちらもお待たせしました!シーマのテールランプも本日完成となります。前回は「薄目と標準濃度の中間」の濃さで御依頼頂きましたが今回は「極薄目と薄目の中間」で御依頼頂きました。勿論塗り直しでは無く新たなテールランプをご用意頂きましたので、現在着いている物と見比べる事も可能です。中々興味深いですね。

cima7 前回の濃度もそれ単体では良かったらしいのですが、車体色が黒との事なので「全体が真っ黒」になってしまいナンバーの白がちょっと浮いてしまった模様です。今回程度であればテールランプの赤もしっかり残っているのでそんなに悪そうな感じには見えないと思います(笑)。

cima8元々は全体的に傷が多くてレンズ自体の深みもちょっと足り無い感じではありましたが、塗装する事によってそういった小傷も消えますので(と言うか今回かなり削ってます)、スモーク塗装に限らずクリアー塗装だけでも良い結果は得られると思います。確か過去にも「クリアーだけ」といった御依頼もあったと思いますので(といっても費用はそれなりに掛かるのですが)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。先程も紹介しましたが明日の祭日は通常営業を予定しておりますので(スタートはちょっと遅れるかもです)対応可能です。

この度も御贔屓頂き有難う御座いました!

 

4ドアインプレッサテールランプ塗装 完成

imp28 大変お待たせしました!4ドアインプレッサのテールランプは「標準濃度」のスモークで完成となります。比較的しっかりとしたスモーク、といった感じですかね。クリアーはクリスタルクリアーで塗っています。

imp29 日陰に入ると比較的スモークが濃く感じますが光に当たるとちゃんと透明度があるのが判ると思います。またこの型のテールランプはバックランプの部分(クリアーレンズ部)の反射板に奥行きがあるので全体的に同じ濃度に塗ってもそこが明る目に見えるようになっています。意図した訳ではありませんが良い感じですよね。

imp30画面中の右側から光源が来て左側が室内日陰側になります。見る環境によって濃さが随分と違って見えるのが判ると思います。テールランプ単体での見え方も大事ですが、車体色などとの組み合わせも考えて濃度を決めると宜しいかと存じます。悩み所だとは思いますがそういった時間が一番楽しいですからね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。明日は祝日で休業日ではありますが一応通常営業とする予定です(後日代休をさせて頂く予定でして・・・)。ですので明日発送にも対応出来ますからお気軽に御用命下さい。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!