スバルXVテールランプ スモーク塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルインプレッサXVの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装のべた塗りで、濃度は「極薄目と薄目の中間より気持ち薄く」といった内容で、またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

参考画像もご指定頂いておりますのでそちらも紹介しますね。

こちらは以前施工したスバルレガシィアウトバックの純正テールランプで、濃さはこれと同じような感じで、また細かいニュアンスとしては「車の色がダークグレーの為真っ赤なテールランプがどうも気になり、気持ち落ち着いた渋めにできたら」「仕事で自家用車を使用の為、あまりスモークした事に気づかれない程度に」といった事も伺っていますので、それらに合わせて濃度を調整したいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

CORSAIR PCケース アルミ枠 本塗り

二か月程前に下塗りを終えていたCORSAIRパソコンケースのアルミ製枠です。

こちらは2トーンカラーでご指定頂いておりまして、素地のザラザラを平滑にする役目も含め一旦グリーンで下塗りをしていました。

完成のイメージ画像はこんな感じとなります。

 既にクリアーも塗ってあって、この時点での下処理は「表面を軽く研磨」と考えていましたが、どうせならと言う事で硬い当て板を使って#800でしっかり研いでおきました。当然ですが多少なり下地が露出します。

 良く脱脂清掃し、いよいよ本塗り開始です。

まずは再びグリーンのベースコートを塗装します。

この後一時間程自然乾燥させ、

テープフリーな状態になったらマスキングを行います。

今回の塗り分け位置は内側がフチから15ミリ、外側はフチから20ミリの位置でご指定を頂いています。

 幅を決める作業では定規などを使わず、サイズの違うマスキングテープを利用します。

外側は20ミリなので、2ミリのラインテープと18ミリのマスキングテープを合わせて20ミリにするようにします。

 先にガイド用として18ミリのマスキングテープをフチのプレスラインに合わせて貼り、そこに沿って2ミリのラインテープを貼ります。これでフチから20ミリの位置が決まりました。

 続けて内側です。

こちらはフチから15ミリの位置でご指定を頂いておりますので、

 3ミリのラインテープと12ミリのマスキングテープを使います。

 先に12ミリ幅のマスキングテープをフチに合わせて貼り、

 続けて3ミリ幅のラインテープを揃えるようにして貼ります。これでフチから15ミリの位置が決まりました。

 壁の傾斜が垂直では無い為、角で折り曲る度にマスキングテープの角度が変わります。

外側は継ぎ目無くラインテープを貼れたのですが(継いだ個所はクッションゴムが付いて見えない部分です)、内側はこんな感じでテープが重なってしまうのでそこに微妙な隙間が出来てしまい、後に修正が必要となります。

 それぞれのテープの継ぎ目と、その他の部分をマスキングします。

 そしてマスキング作業が完了です。ここで続きは明日に…としたいところですが、被塗面に長時間マスキングテープを貼っておくと色々良く無い事が起こる為、続けてベースコートを塗布します。

 再び台にセットし、2色目の本塗り開始です。

 まずはひっくり返し、裏側から塗り始めます。

 ある程度自然乾燥させたら今度は少し宙に浮かせられる感じで台にセットします。

 見切りラインには極力塗膜を乗せないよう、ラインテープの厚みを利用してベースコートを暈す感じで色を染めて(隠蔽させて)いきます。

 強力なハンディライトを当てて各部がしっかり隠ぺいしているのを確認したらマスキングを剥がします。

 マスキングテープが交差していた個所はこんな感じで塗料が食み出ます。

 これを防ぐ為に厚みの少ない普通の和紙タイププのマスキングテープを使うという手もありますが、シャープな見切りにはやはりPP製のラインテープが好ましいのでこの辺はもう仕方ないですかね。

なので各部修正していきます。

結局谷のプレスライン6か所×2セット全て修正する事になりましたが、良い具合になったと思います。

そしてここまでで一日目が完了です。

 そして本日、クリアーを塗って本塗り完了しました。

 こちらのパーツは横置きだと恒温機には入らない為、一旦赤外線ヒーターで熱を掛けて触っても大丈夫な状態にしてから裏側にネジを取り付け、針金で吊るようにして恒温機に入れて本乾燥を行います。

その後完全硬化後には磨き処理を行い、さらに数日寝かしたらいよいよ組み付け作業となります。いよいよ完成が見えて来ました。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

サフェ入れ

お待たせしております。各パーツサフェーサーの塗布が完了しておりますのでご安心下さいませ。

上の画像はマツダガソリン用フューエルキャップで、全体を#120→#180で研磨してあります。

 フューエルキャップやガソリンタンクなどに使われる樹脂はPPやPAなど耐溶剤性の高い物が採用されますが、その特性上、塗装もし難い(密着し難い)と言う面があります。

谷のプレスライン部などは足付け処理がし難くなるので、プラスチックプライマーを塗る前に念の為火炎処理も行っておきます。

バーナーと専用ガスはウェブショップで販売も始めましたので宜しければご参照下さいませ(ただしセミプロ向けの製品なので通常は必要無いかと思います)。

 今回のキャップは凸凹が激しかった為、念の為サフェーサーは7回塗っておきました。

7回と言うと結構な厚みですが、フラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)をしっかり取ればSTANDOXシステムフィラーなら問題ありません(昔DUPONTのLEではかなり煮え湯を飲まされましたが)。

 並行してメッキパーツのサフェ入れも行っています。

こちらは先ほどのプラスチックパーツとは下地処理の方法は全く違いますが、最後に塗るサフェーサーは同じ物なので一緒に作業をしています。

同じくエクシーガの内装パネル(センターパネル)に装着されるメッキモールも一緒に作業しています。

他の部品も手が空き次第作業着手していきますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルヴィヴィオ ヘッドカバー結晶塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルヴィヴィオのヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は「結晶塗装の青」で、凸部のフィンは塗装後に研磨して鏡面状に光らせ、クリアーを筆で塗っておきます。また状態は宜しくありませんので、軽めのサンドブラスト処理も承っております。

色についてはこちらの青を参考にとご指定承っております。

ほぼ同じ色と思われる物もありまして、こちらのページからほかの画像もご確認頂けます。

こちらはプレオ用のヘッドカバーとなりますが(間違えていたらすいません)、完成イメージとしてはこちらと同じような感じになる予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

F50ブレンボキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりましたbrembo F50キャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態は新品で、一部オーナー様が加工されている個所もあります。

今回はロゴも新たに作成しますので後日イメージイラストを紹介する予定ですが、取り敢えず現時点での概要を紹介したいと思います。

・キャリパー本体色・・・・フェラーリ純正色のGIALLO MODENA

・「brembo brake system」の色・・・フェラーリ純正色「ロッソ・スクーデリア」

・ 「Ferrari」ロゴの色・・・黒

・「brembo brake system」の「s」の文字を修正

・各ロゴのサイズについて
「Ferrari」ロゴ(黒)・・・中央凸部に塗れるサイズいっぱいに(上下0.5~1mm空けるくらい)

brembo brake system」ロゴ(赤)・・・Ferrariロゴより1~2文字分出るくらい(メール添付画像参考)。
(横幅はセンターの「Ferrari」ロゴをベースに、中央凸部の下側に配置)

といった感じで、加工されている個所以外の下地処理に関してははいつも通りブレーキ専門の方にサンドブラストをお願いする予定です。


加工されている部位はキャリパー全面にあるフィン状の突起6か所で、まだ多少出っ張っていますのでこの後こちらでさらに研磨し、必要であればエポキシパテ、もしくはエポキシプライマー、またはウレタンサフェーサーを使って跡が判らないようにします。

色に関しては新たにイエローになりますが、丁度先日別件で塗装したブレンボキャリパーがあったので、今回のキャリパーの色と見比べてみました。奥の二つが当店で塗装した物です。

こちらの赤は以前ブレンボの8ポッドの新品キャリパーから採取した色ですが、今回のF50キャリパーの赤と比べると若干黒い(青く濁りがある)ように見受けられます。

この辺の色ブレは普通の事なので、折角の機会なので時間があればこちらの色もうちの配合データとして今後活用出来るように採取しておきたい思います。ブレンボの塗装はどうしても色焼けしてしまうので、本来の色が見れるのは新品時だけですからね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!