先日ある程度まで素地調整を行っていたロータスエキシージのV6エンジンヘッドカバーです。
ヘッドカバーには平面的な部分が殆ど無い為にサンダー等のエアーツールが使えず、一時作業を停止していました。
その後、塗装後のブツ取り用に使うサンダーを下地で使えるよう、レーザー加工機で専用のぺーパーを作成していました。
元々ペーパーの裏には糊が着いている為、そのままパッドに貼り付けられます。
パッド径が30ミリと極小の為、今までどのサンダーでも入らなかった場所の研磨が可能になりました。
オービットダイヤ(振動の振れ幅)が細かい為、アルミの梨地を削り落とす程では無いですが、隙間に残ったバリも取り除く事が出来ます。
それでも入らない所は多々ある為、ヘラにペーパーを貼り、最後は手研ぎで全面研磨します。
この後リン酸処理を行って全体を綺麗に洗浄し、
穴を埋めるネジ山にプライマーを塗ったイモネジをしっかりと挿し込み、研磨した後に構造用エポキシ接着剤を塗ります。
この後熱を掛けて研磨しますが、恐らく巣穴が出来る為、もう一度同じエポキシ接着剤で埋めます。通常巣穴はポリパテ(もしくはラッカー)で埋めますが、ポリエステルは熱に弱いのでこういった場合には使いません(むしろウレタンの方が熱には強いです)。
それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!