ブレンボキャリパー一式 塗装承ってます

 先日到着しておりました、6ポッドと4ポッドのブレンボキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 既存の塗膜はいつものように剥がれてはいないのですが、右手前のフロントキャリパーの方が大分変色しています。

今回はこちらのキャリパー本体をフェラーリ純正色のGIALLO MODENA(カラーコード:4305)で、ロゴは同じbremboのまま「赤」で承っております。尚ロゴのサイズは全て105mm幅となります。

まだ完成していないのですが、先日その色で本塗りしたキャリパーの画像がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。

キャリパー本体はこちらの色に、bremboのロゴは赤になります。

 ちなみに今回はフロントキャリパーのオーバーホールも承っておりまして、交換するシールとブーツ(ゴムパッキン)も一緒に送って頂きました。

塗装以外の作業は当店では行えませんが、事前にご相談頂ければいつも下処理(洗浄・サンドブラスト処理)をお願いしているブレーキ屋さんに確認する事は可能です。トヨタなど自動車メーカー純正品のキャリパーは難しいらしいですが、ブレンボ製品なら大抵は大丈夫らしいです。

昔、知り合いの工場に間借りしていた頃の画像がありますのでちょっと紹介させて頂きますね。

この時の工場は知人が経営する自動車の整備板金塗装工場で、ここに私とブレーキ屋さんが間借りしていました。

ブレーキ屋さんは海外に親戚が居るらしく、よく向こうに行ってはこれらの物を大量に仕入れて来ていました。

最初の頃は塗装も自分でやっていたらしいのですが、同じ場所に居るという事で塗装は私にお鉢が回って来たご依頼頂けるようになった、という事です。

こちらは丁度シール交換をしている所のようで、画像にあるのも6ポッドですが、今回のとはちょっと違う物のようですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ポルシェメーターカバー 色準備

 こちらもお待たせしております。ポルシェのメーターカバーと、色の見本としてお預かりした内装部品です。

 色に関しては「5分程度の簡易的な色の作成」(調色ではありません)と想定していましたが、その後色見本帳から艶消しクリアーが塗られた近似色を見つけていて、それを採用する事にしていました。

↓こちらです。

ポルシェ内装色検証

…が!実はこのルノーのROUGE R5(カラーコード:715)なる色ですが、配合データがありませんでした…。STANDOXのサポートにも電話をして確認した所、色番号自体は確かに存在するのですが、古い物なので配合データが存在していないとの事でした(しかしそんなに昔の物でも無いと思うのですが…)。

 と言う訳ですので、それの前に見つけていたCITROENで色を作ってみた所、余り良く判らないので結局一から色を作る事にしました。

 パッと見は茶色に見えるのですが、実際に作ってみるとマルーン系の鮮やかなエンジ色といった感じです。

そしてやはりと言うか、表面に見える色は塗装では無く着色された樹脂素材の色か、或いはそれが透けて見えているような感じです。茶色い色をした素材の上に、透けたような透明感のあるマルーンが塗られている感じでしょうか。

と言う訳ですが、今回はオーナー様からは「多少の誤差は覚悟の上」「組み合わせる台座よりは、ほんの少し濃い感じで」と伺っていますので、これくらいの感じで本塗りに挑もうと思います。

ちなみに台座に塗っているのは石鹸水で、製品自体に影響は全くありませんのでご安心下さいませ(シリコンオフはマズイですし、かといって普通の水だと弾くので、こういった場合は水に数滴洗剤を入れて界面張力を低下させ親水にします)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

メールの返信について

最近作業内容や使用材料、費用などを詮索するような匿名でのお問い合わせが増えて、業務に支障をきたしております。

最初にお問い合わせ頂くメールではお名前やご連絡先は記入されなくても構いませんが、その後の返信でそれらの記入をお願いするよう記載してある場合は、必ずお名前・ご連絡先、またショップさんであれば会社名の記入をお願い致します。

相見積もりなどを出すのには問題ありません。ただ実際にご依頼に至らないまま何度もメールだけの返信に時間を割くのは相当の負担となりますので、金額や作業内容の詳細等をご希望の方は、せめてお名前とご連絡先を教えて下さい。ショップさんに代わって当店が見積りだけをするという業務は、結果的に当店のお客様に負担が掛かってしまいますのでとても迷惑なのです。

もしくは会社名・店舗名を明記して頂き、「当店に来られたお客様がこれの塗装費用の大体の金額を知りたいとの事で」と記載して頂ければ問題ありません。通常通りの対応をさせて頂きます。

会社名は伏せたいという事であればそちらは構いません。またYahooなどのフリーメールアドレスでも全く問題ありません。こちらからお名前とご連絡先の記入をお願いした場合は、それにはどうかご対応頂けますようお願い申し上げます。

BABOLATテニスラケット塗装承ってます

 先日到着しておりましたバボラのテニスラケットです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 素材はカーボンのようで、ご依頼内容としてはこちらを「艶消しの黒」で承っております。

 全体に小傷が見受けられますので、「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行った上で素地を整えてからの塗装となります。

以前同じようにラケットを艶消し黒に塗装した案件がありますので、参考までにそちらの画像を紹介させて頂きますね。

こちらは元々新品でしたが、デカールや塗り分けなどで段差があった為、やはり既存の塗膜を削って下地をサフェーサーで整えてから塗り直しています。

以下のページでは施工内容を紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。

Wilson Tennis Rackets

 

今回は「自分へのご褒美に」「気に入ったラケットですのでリニューアルで蘇らせたい」との事でして、タッチアップで修復された個所を見ても大切にされているのが見受けられます。

テニスラケット塗装のお問い合わせは結構あるのですが、作業内容は自転車のフレームを塗るのと変わり無く、大抵の場合で製品の金額を超えてしまう為にご依頼に至るケースは極稀です。

市販されている物は同時に大量の物を製造するという事でコストを下げられるのですが、当店のような塗装の場合だと一品一品がオーダーメイドの作業となる為、どうしてもコストは上がってしまいます。何卒ご理解を頂ければ幸いです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!