ブレンボキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりましたブレンボキャリパー2点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は後から塗装が施された状態で、かなりの膜厚があるように見受けられます。

ご依頼内容は、こちらを先日施工しましたトヨタ86用ブレンボキャリパーのオレンジパールと同様に、またbrembのロゴは黒の塗装で承っております。その時の完成時の記事を紹介させて頂きますね。

TOYOTA86ブレンボキャリパー塗装 完成

サンドブラストを含む下地処理についてはいつものブレーキ屋さんにて作業を行って貰う予定で、詳しくは以下のページで紹介しておりますので宜しければご確認下さいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

SUBARU Impreza Shift Panel

スバルインプレッサの純正シフトパネルです。同じ部品でもご依頼内容には幾つか種類がありますので、今回はそちらを紹介したいと思います。

通常は中央部分がシルバーに塗られていて、塗装するのはその箇所のみとし、周りのシボ模様になっている部分はそのままとします。

尚、上の画像ではオーナー様自らシルバーの塗装をペーパーで削り落としていますが、こうする必要はありません。むしろ深いペーパー目が入ると別途下地処理費が必要となってしまいますのでご注意下さいませ。

 こちらは半艶黒仕上げです。

 こちらは艶消しの黒となります。

こちらは「艶ありの黒」でご依頼頂きました。

 他にはこういった純正の状態で全体がシルバーに塗られている物もあったりして、

こちらは見本としてお預かりしたAVパネルの端に塗ってある「ガンメタリック」の近似色への塗装と言う事でご依頼を頂きました。

 全体をガンメタで、またクリアーは半艶で仕上げています(右のパネルは純正のままとなります)。

インプレッサシフトパネル塗装こちらは半艶の黒で、

こちらも半艶の黒です。

こちらは艶ありの黒となります。

 こちらはスバルでは無く日産フェアレディZのシフトパネルですが、こういった物でも、

薄いスモークとクリアーを塗装する事で、イルミネーション部の透過を残したまま艶のある仕上がりにする事も可能です。

塗装は工夫次第で違った表現にする事が可能なので、色々と想像を膨らませてお好みの仕様をご検討頂ければと思います。

スターバックスタンブラー 本塗り

 先日サフェーサーの塗装までを行っておいたスターバックスのステンレス製タンブラーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させておきました。

全体に黒をドライコートで塗ってこれをガイドコートとし、#600→#800で水研ぎを行います。

 サフェーサーを研ぎ終えたらよく脱脂清掃し、台にセットします。また今後の為に色見本(艶あり&艶消し仕様)を作っておく事にしました。

 ちなみに色ですが、最初に塗った時のタンブラーの色に比べると、その後自転車フレームに改めて選び直したオレンジ(RAL2009)は少し濃過ぎたように感じたので、今回はそれより赤味を抑えたRAL2008にする事にしました。

 艶消しなら白っぽく見えるので多少濃くても良いのですが、艶ありで赤味が濃いとちょっとクドいと思ったんですよね。

 配合データから作った色でベースコートを塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

以前別の案件でご依頼頂いたタンブラーは元々全体が未塗装品だったので、底の部分は塗らずにステンレス素地を活かした仕上りにしています。

今回は底の部分までスモーククリアーが塗られていて、それを剥がす為にサンドブラストを掛けていますから何も塗らない訳には行かず、きっちり裏まで塗ってあります。

ちなみに今回は塗装以外にもご依頼頂いている案件がありまして、そちらは公には出来ないのですが、とにかく完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

セルシオ内装部品一式塗装 完成

 大変お待たせしました!セルシオ内装パーツの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

傷自体はそんなに無かったのですが、未塗装の着色樹脂の為か全体的に色褪せていました。

また今回は2台分と言う事で、それぞれ違う仕様の2色で承っています。

それぞれの色については、グレーは上の画像の左側のパーツを参考に、

ベージュ(ブラウン)は上の画像の左側の部品を参考にとご指定頂いています。

色の作成については以下ページで紹介しておりますので宜しければご参考にどうぞ。

セルシオ内装部品 色作成

 クリアーはどれも艶消しの仕様で、ただいつも通りに塗ってしまうと参考にしている見本よりも艶が出てしまう為、今回は肌が荒れない範囲でウェットにならないよう抑えて塗っています。

 こちらの真ん中にある部品が色の見本として参考にした物です。マスキングテープが張ってある物がそうで、こちらは塗装していません。

こちらは塗装前の状態で、

 こちらは塗装後の、土台と蓋をそれぞれを組み合わせた状態です。その奥にあるのが先ほどの塗装していない色見本の部品ですね。

 こちらは元々グレーだった一番大きな部品で、オリジナルの梨地を活かすよう塗膜厚を付け過ぎないように注意して塗装しています。

 こちらは元々どちらも茶色だった物です。デッドストックな部品でも形さえ同じなら塗装して復活出来るというのが良いところですかね。

 こちらはグレー関係で、画面の上にある横長の大きなパネルが色の見本にした部品です。

 元の状態は長年使いこんで来たせいか艶が出ていましたが、今回の塗装で大分しっとりとした仕上りになったと思います。

 アクリルのエンブレムはマスキングでの対応としましたが、塗装前に磨いてあるのでぱっと見は新品に見えるかも知れません。

そして一旦はハゲハゲになってしまったカーテンレールでしたが、

 半ば強引にスチーム洗浄機で剥がれる予備軍の塗膜を剥がしておいたので、当面は剥離の心配もせずお使い頂けるかと思います。

裏側に貼ってあったクッションテープは途中まで剥がしてあった物があったので、どうせならと言う事で全部剥がして新しい物に貼り直しておきました。

以前使ったアセテート布絶縁テープは薄過ぎて駄目だったので、今回ようやく丁度良い物を見つけ出しました。板金塗装屋さんやDIY好きの方なら重宝すると思いますので、後日社外記で改めて紹介したいと思います。

塗膜は所々で剥がれて汚い感じでしたが、よく見てもそういった段差などは判らなく仕上がっていると思いますのでご安心下さいませ。

また今回はタッチアップ用塗料の小分けも承っておりますので、今後使っている内に塗装を傷付けてしまった!と言う場合にはご自身でメンテナンスも出来ると思います。

尚、瓶の上に乗っている色板は今後新たに販売する商品で、もう少ししたらこちらもウェブショップで紹介したいと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

 

ロータスエキシージ スロットルボディ 本塗り

先日下塗りとして一旦艶ありの黒に仕上げておいたロータスエキシージのスロットルボディです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させておきました。

通常「メッキ調の塗装」と呼ばれるような塗装を行う場合はこのまま足付け処理無しに専用の塗料を塗りますが、色々問題があったので今はそちらは行っておりません。と言うかそれなら本当のメッキ屋さんに出した方が良いですからね。

 と言う訳で再び全体を足付け処理します。ペーパーは#1500のみで、あとはスコッチとナイロンブラシにウォッシュコンパウンドを併用します。

 マスキングを貼り直し、

 台にセットします。片手で持ってスプレー出来るようにしてあります。

前回と同様、道先案内人的な役割をして貰う色見本も用意しておきました。

 まずはベースコートの黒を塗布します。

 続けて、STANDOXの高輝度メタリック「JLM-906」とバインダー(樹脂)を「1:6」にした物を塗布します。塗装している条件は前回ヘッドカバーを塗った時と同じで、スプレーガンも同じデビの低圧ガンを使っています。

尚、JLM-906を使ったSPFシルバーについては以下の記事が判り易いと思いますので宜しければご参照下さい。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2016/10/28/3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88spf%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E2%80%95%E5%A1%97%E8%A3%85/

SPFシルバーを塗った色見本を確認しながらコート数を決めていきます。

ちなみに通常ベースコートでゴミなどが着いた場合はペーパーの中研ぎなどで対応は出来ますが、SPFシルバーのような高輝度メタリックは延々その跡が残るので触れないのが一番です。どうしても、と言う場合には、上記のような専用のタッククロスなる物で塗膜の表面を軽く撫でるようにして取り除きます。それで駄目なら黒からやり直しが方が良いかも知れません(ただし余計な膜厚はつくし肌は荒れるしとまるで良い事がありませんが・・・)。

 シルバーを塗り終えたらクリアーを塗って本塗り完了です。

参考までに、以前ご依頼頂いたヘッドカバーの画像も紹介しますね。

 こちらも本塗りが終わったばかりの時の画像です。

光に当たると激しく反射しますが、下地の黒が透けているので角度をつけるとその黒さから金属的な質感に見える、と言う作用があります。

 塗り難い箇所はスプレーガンはパターンを一番小さくして狙う打っています。最初は結構使い難いと思っていたDeMIⅡスプレーガンが役に立ってくれています。

今回のような3コート塗装は一度塗り過ぎたりすると元に戻す事が難しくなりますが、先に試し塗りをする事で思わぬミスやブレを修正する事が出来ます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!