スターバックスタンブラー塗装 完成

 大変お待たせしました!スターバックスのタンブラーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 元々はステンレスヘアーライン仕上げの上にブラウン系のキャンディークリアーが塗装されていた状態で、

一旦旧塗膜を剥がし、

プライマーとサフェーサーで平滑な下地を作ってからの本塗りとしています。

 色はエルメスのオレンジを基調としています。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーを使用しています(特にご指定が無い場合はSTANDOXイージークリアーの使用となります)。

 時々「塗膜の強度はどれくらいですか?」といったご質問がありますが、目安としては自動車ボディの塗膜と同じで、例えばベンツをディーラーで直した場合の塗装と大体同じ物と考え頂ければと思います(今はSTANDOXがメーカー指定と言う訳では無いみたいですのであくまでも一例です)。

尚こちらでは紹介しておりませんでしたが、今回のタンブラーにはオレンジ色の塗装とは別にロゴ入れやスワロフスキーの取り付けも承っております。そちらも良い感じに仕上がっていると思いますのでどうぞご安心下さいませ。

スワロフスキーの取り付けは裏メニュー的な感じですが、ご希望があれば対応しますので宜しければご検討下さいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご贔屓頂き有難う御座いました!

マセラティリモコンキー塗装 完成

 先日本塗りを終えていたマセラティのリモコンキーカバーとその部品です。元の通りに組み付けていきます。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介させて頂きますね。

元々小傷があったのは勿論ですが、この部品は成型時の歪が酷かったので、今回の塗装ではそれの修正が仕上りに大きく反映していると思います。

 歪となると普通の方は気づき難いのですが、パッと見た瞬間に「何かが違う」と判るのは多分そう言う所だと思います。以前知り合いの塗装屋さんがこちらで紹介したROVER MINIの内装スイッチの塗装を見て「凄く綺麗に見えるんですけど」と仰っていたのですが、あれも単に塗装が綺麗なだけでは無く素地を削って平らにしてから塗っているので、多分そう言う事だと思います。

 念の為ですが、どの画像も加工編集はしていません。

こちらは反対側で、金属のボタンを押すとキーシャフトがバネの力で飛び出る構造になっています。最初の画像も紹介しますね。

こちらもやはり部品の歪があったので、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を平滑にしてから上塗り塗装を行っています。

 色は通常のソリッドカラーの黒(MIX571)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となっています。クリスタルクリアーは塗装屋さんが見ればその違いは判る程に美しいのですが、「発泡し易い」「気泡を混入し易い」と言う致命的なデメリットもあって、恐らく「こんなクリアー二度と使わない」と思った塗装屋さんもいらっしゃると思います。ただそれを踏まえても良いクリアーなので、私の場合は「塗ったその日には熱を掛けない」と言う事で対応しています(ただこれも気を付ける点があって、湿度が高いと硬化剤がそれに反応して「クリアーのカブリ」が生じる事があるので残り少ない硬化剤は使わないとか換気は良くするなどの必要があります。STANDOXでは前例はありませんが、DUPONTの696Sでは何度か煮え湯を飲まされました)。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ロータスエキシージ スロットルボディ塗装 完成

大変お待たせしました!ロータスエキシージのスロットルボディ塗装、本日完成となります。

最初の状態からの作業も改めて紹介させて頂きますね。

元々は未塗装のアルミ素地状態で、

 「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」と言った工程を経て、

一旦艶ありの黒として仕上げました。工程自体は本塗りですが、デリケートな高輝度メタリック塗装の為の下塗りとなります。

その後熱を掛けて再び足付け処理を行い、

「ベースコートの黒→高輝度メタリック(STX JLM-906)→クリアー」の3コートSPFシルバー(SPF=多分スペシャルファインの事)で本塗りを行いました。

 その後再び熱を掛けて完成となります。

 今回の案件は前回 ご依頼頂いた同車ロータスエキシージのエンジンヘッドカバーの続きで、そちらと同じ色=仕様としています。以下の記事がその時の完成画像となります。

ロータスエキシージヘッドカバー塗装 完成

また今回はこちらの完成記事の前に、通常仕事で使わないカメラと編集ソフトを使って先に画像を紹介していたりもします。実際の質感としては、こちらの画像やあちらの画像よりも実物の方が綺麗で美しく感じられると思います。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2017/08/27/%E5%A1%97%E8%A3%85%E5%AE%8C%E6%88%90%E6%92%AE%E5%BD%B1%E5%89%8D%E3%81%AE%E6%92%AE%E5%BD%B1/

 ガスケットが当たる面やパイプ部分は塗装していなく、また電子機器が入った底の黒い蓋もリベット留で分解は難しく、マスキングで対応しています。

 この撮影の仕方だと四方から照明を当てているので「透かしの黒味」が表現出来ていなく金属感が劣るのですが、明るい光が反射しないと肌の具合が判らないので「塗装の仕上り」を紹介する上ではこういった撮影方法としています。先日レフ板も買いましたが、塗装完成品の撮影には使え無さそうですね。ただレフ板代わりにトレース台を自立するようにしたのが意外と良かったので今度社外記でそちらを紹介しようと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店を御利用頂き有難う御座いました!

マーチドアミラー土台部 本塗り

 先日サフェーサーの塗布までを行っておいたマーチのドアミラー台座部分です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させておきました。

 裏側にはクッションシートが貼られていて、これに直接マスキングテープを貼るとくっ付き過ぎて剥がす時にシートも一緒に剥がしてしまう為に注意が必要です。後はサフェの研ぎ汁が着くと非常に取れ難いのもですね。

 サフェ研ぎを終え、再びマスキングを貼り直します。

 ミラー本体が嵌る部分はマスキングをし、そのフチにある窪んだ個所は塗れるようにしておきます。

 台にセットし、本塗り準備完了です。

 窪んだ箇所はそのままだと奥まで色が届かない為、まず最初にここだけベースコートの塗装を終わらせておきます。まずはプラスチックプライマーからですね。

 その後下塗りとして隠蔽力の高い白を塗り、

 カラーベースのオレンジと、パールベースまで終わらせました。また普通のガンでは奥まで色が届かないので口径0.3mmのエアーブラシを使っています。

 養生を剥がし、再びカラーベースを全体に塗布します。

 下色となるソリッドカラーのオレンジです。

 今回ご指定頂いている色はボディ同色の「マンゴーオレンジP」(カラーコード: A30)で、先ほどのオレンジの上にこちらのパールベースを重ねる3コートカラーとなります。パールベースには主にホワイトパールと、レッドパールも入ってます。

 カラーベース→パールベース→クリアーの3コート塗装で本塗り完了です。

 パールを塗る事により、派手だったオレンジが落ち着いた感じです。

 表面が白っぽく見えるのがパールの効果です。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーを使用しています。

窪みの部分も奥まで色が届いているのが判ると思います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Nワゴン フロントグリル等外装パーツ塗装 完成

 大変お待たせしました!ホンダNワゴンのフロントグリル周りの部品とリヤガーニッシュ、合計9部品の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介致しますね。

9部品の内の7点がメッキパーツで、それぞれそれ専用の下地処理を施してから上塗り塗装を行っています。

 また今回使用した色は3色で、グレーメタリックはボディ同色の「ホンダシャイニンググレーメタリック」(カラーコード:NH880M)、

 フロントグリルの元々グレーメタリックだったフィン部分はソリッドカラーの艶あり黒で、

 フロントフォグ周りのコの字のメッキパーツと、リヤのメッキガーニッシュはフェラーリの赤「ロッソコルサ」(カラーコード:300)で塗装しています。

 クリアーは全て高品位なタイプの「クリスタルクリアー」へ変更しています。

 こちらは元々未塗装で、表面はザラザラとした梨地の状態でしたが、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を平滑にしてから上塗りを行っています。

 装着されるとこんな感じで、

 一体感が増したと思います。

 撮影はそれぞれ色毎に分けようとも思ったのですが、混ぜた状態で一緒に見た方が車体に装着した時のイメージが沸き易いかと思いわざと雑多にして撮っています。

 塗装自体はどれも「単色べた塗り」なので仕上りのコースは【お任せ仕上げコース】で、磨き処理は行っていません。どれも塗りっ放しの状態です。

 また今回はこちらの色見本キーホルダーの製作も承っていました。

色見本キーホルダーはシリコーン型に注型用ウレタン樹脂を使って作成している物で、自動車塗装のレーバーレートで換算すると販売価格の10倍くらいの費用になってしまいますが、この辺は限定品と言う事で費用を抑えてご提供させて頂いております。宜しければご検討下さいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご贔屓頂き有難う御座いました!