スターバックスタンブラー 本塗り

 先日サフェーサーの塗装までを行っておいたスターバックスのステンレス製タンブラーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させておきました。

全体に黒をドライコートで塗ってこれをガイドコートとし、#600→#800で水研ぎを行います。

 サフェーサーを研ぎ終えたらよく脱脂清掃し、台にセットします。また今後の為に色見本(艶あり&艶消し仕様)を作っておく事にしました。

 ちなみに色ですが、最初に塗った時のタンブラーの色に比べると、その後自転車フレームに改めて選び直したオレンジ(RAL2009)は少し濃過ぎたように感じたので、今回はそれより赤味を抑えたRAL2008にする事にしました。

 艶消しなら白っぽく見えるので多少濃くても良いのですが、艶ありで赤味が濃いとちょっとクドいと思ったんですよね。

 配合データから作った色でベースコートを塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

以前別の案件でご依頼頂いたタンブラーは元々全体が未塗装品だったので、底の部分は塗らずにステンレス素地を活かした仕上りにしています。

今回は底の部分までスモーククリアーが塗られていて、それを剥がす為にサンドブラストを掛けていますから何も塗らない訳には行かず、きっちり裏まで塗ってあります。

ちなみに今回は塗装以外にもご依頼頂いている案件がありまして、そちらは公には出来ないのですが、とにかく完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

セルシオ内装部品一式塗装 完成

 大変お待たせしました!セルシオ内装パーツの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

傷自体はそんなに無かったのですが、未塗装の着色樹脂の為か全体的に色褪せていました。

また今回は2台分と言う事で、それぞれ違う仕様の2色で承っています。

それぞれの色については、グレーは上の画像の左側のパーツを参考に、

ベージュ(ブラウン)は上の画像の左側の部品を参考にとご指定頂いています。

色の作成については以下ページで紹介しておりますので宜しければご参考にどうぞ。

セルシオ内装部品 色作成

 クリアーはどれも艶消しの仕様で、ただいつも通りに塗ってしまうと参考にしている見本よりも艶が出てしまう為、今回は肌が荒れない範囲でウェットにならないよう抑えて塗っています。

 こちらの真ん中にある部品が色の見本として参考にした物です。マスキングテープが張ってある物がそうで、こちらは塗装していません。

こちらは塗装前の状態で、

 こちらは塗装後の、土台と蓋をそれぞれを組み合わせた状態です。その奥にあるのが先ほどの塗装していない色見本の部品ですね。

 こちらは元々グレーだった一番大きな部品で、オリジナルの梨地を活かすよう塗膜厚を付け過ぎないように注意して塗装しています。

 こちらは元々どちらも茶色だった物です。デッドストックな部品でも形さえ同じなら塗装して復活出来るというのが良いところですかね。

 こちらはグレー関係で、画面の上にある横長の大きなパネルが色の見本にした部品です。

 元の状態は長年使いこんで来たせいか艶が出ていましたが、今回の塗装で大分しっとりとした仕上りになったと思います。

 アクリルのエンブレムはマスキングでの対応としましたが、塗装前に磨いてあるのでぱっと見は新品に見えるかも知れません。

そして一旦はハゲハゲになってしまったカーテンレールでしたが、

 半ば強引にスチーム洗浄機で剥がれる予備軍の塗膜を剥がしておいたので、当面は剥離の心配もせずお使い頂けるかと思います。

裏側に貼ってあったクッションテープは途中まで剥がしてあった物があったので、どうせならと言う事で全部剥がして新しい物に貼り直しておきました。

以前使ったアセテート布絶縁テープは薄過ぎて駄目だったので、今回ようやく丁度良い物を見つけ出しました。板金塗装屋さんやDIY好きの方なら重宝すると思いますので、後日社外記で改めて紹介したいと思います。

塗膜は所々で剥がれて汚い感じでしたが、よく見てもそういった段差などは判らなく仕上がっていると思いますのでご安心下さいませ。

また今回はタッチアップ用塗料の小分けも承っておりますので、今後使っている内に塗装を傷付けてしまった!と言う場合にはご自身でメンテナンスも出来ると思います。

尚、瓶の上に乗っている色板は今後新たに販売する商品で、もう少ししたらこちらもウェブショップで紹介したいと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!