アンテナブレード塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたビートソニック社製のアンテナブレードの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は未塗装で、素材は恐らくABS樹脂と思われます(メッキや塗装を前提としている部品は殆どがABS樹脂を使っていて、その理由はそれらと相性が良いからです)。

色はホンダ純正色の「コバルトブルーパール」(カラーコード:B553P)となります。青系の原色が2種と、ブルーパール、アメジスト(バイオレット)パール、その他緑や黒や酸化チタン系ホワイトなど7種の原色で構成されています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダフリードハイマウントランプ 本塗り

こちらも先日から下準備を進めていたホンダフリード用の純正ハイマウントランプです。「朱色っぽく見える赤に深みを出したい」との事で、「極薄目~薄目の中間、もしくはそれよりも若干薄目」のスモーク塗装でご指定を承りました。

 プラスチックプライマーを塗布し、本塗り開始です。

 オーナー様のご希望としては「黒くならない赤」との事ですので、必要以上に濃くならないよう気を付けてスモークを塗り重ねます。

 単体で見ると「全然スモークが足りないんじゃ・・・」と思われるかも知れませんが、

 今回一緒に塗っているスモーク無しの赤と比べると、しっかりスモークが効いているのが判るかと思います。明度も色相や彩度と同様それ単体では判断はし難く、何かしらを並べて見比べると判り易くなります。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

この後は一晩自然乾燥させ、60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルファロメオGT テールランプ 本塗り

こちらも先日から下準備を進めていたアルファロメオGTの純正テールランプです。

 ポルシェのテールランプと同様、そのまま置くとレンズが真横を向いてしまう為、レンズが上を向くよう段ボールで作った枠で固定しています(GRBインプレッサのゲート側テールランプを固定する為にいつも使っている物です)。

 プラスチックプライマーを塗布し、含有量を抑えたスモークのベースコートを少しずつ塗り重ねていきます。画像は2コート終わった状態です。テールランプの塗装は特にコート間のフラッシュオフタイム(乾燥時間)を長く設けるようにしていて、大体2コート終わった時点で30分~一時間くらいの休憩としています。

濃度は「薄目と標準の中間」でご指定頂いておりまして、先に紹介したランサーXのテールランプと同じく以前施工した時の画像を参考に濃度を調整しています。

今回のアルファロメオのテールランプは、近年よくみるクリアーレンズカバータイプでは無い「底の浅いタイプ」のレンズになる為、少し塗り過ぎると真っ黒!という事態になってしまいますから、最後の方はスモークの含有量を減らして匍匐前進よろしく、少しずつ歩を進めています。

 濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スズキ ハイマウントストップランプ 本塗り

こちらも先日から下準備を進めていたスズキ純正のハイマウントストップランプです。恐らくはスイフトに装着される物かと思います。

 プラスチックプライマーを塗布し、本塗り開始です。

 今回はスモーク無しの透過性の赤=レッドキャンディーとなります。しっかりと色味が着いたらベースコートが完了です。

 比較の為に、今回一緒にご依頼を頂いているホンダフリードのハイマウントランプと並べてみました。奥の方は元々赤いレンズだった物に、極薄いスモークを塗って朱色っぽさを無くしています。こちらも後ほど紹介いたします。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

こちらも【標準コース】で承っておりますので、完全硬化後には磨き処理も行う予定です。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランサーⅩテールランプ 本塗り

 こちらも先日から下準備を進めていた三菱ランサーエボリューションⅩの純正テールランプ一式です。レンズ表面~フチは#800~#1300相当で足付け処理をしてあります。

 よくエアブローを行い、プラスチックプライマーを塗布します。

 最初は静電気でムラになりやすいので極薄いスモークから始めていきます。

またスプレー塗装は厳密には均一に塗れない為、一度にスモーク濃くするのではなく、コート数を細かく刻んで(且つ塗り方も変えて)ムラにならないように塗り重ねていきます。

 ご指定の濃度は「薄目と標準濃度の中間」で、以前施工した時の画像を参考に調整していきます。

 濃くし過ぎるともう元には戻れないので、最後の方は極薄いスモークでの微調整となります。最終地点を10とすると、今回の場合は「1→3→6→9→10」といった感じでしょうか。

 ベースコートでスモークの濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 トップコートのクリアー(クリスタルクリアー)自体にスモークは入っていませんので、塗膜が厚くなった部分が濃くなる!という事はありません。逆を言うと【お任せ仕上げコース】でのスモーク塗装ではトップコートクリアーに直接スモークを入れてしまうので、濃度の微調整が出来なく、またムラが発生してしまいます。ですのでお任せコースでのスモーク塗装では「どうなっても構わない」という場合のみのお受付で、実際には殆ど無いのが現状となっております。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 正直なところ塗装する前の状態はちょっと玩具のようなチープな感じが否めませんでしたが、今回のスモーク塗装で高級感を感じられるようになったのでは、と思います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!