BRABUSエキゾーストトリム 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたブラバス エキゾーストトリム一式です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

#600の水研ぎで広い面のライン出しを行い、その後曲線や角など細かいラインを#800で整え、最後に#1500でペーパー傷の目消しを行い、フチなどは当たりの柔らかい布状研磨副資材を使って足付け処理を行います。

研ぎ作業を終えて直ぐに本塗り!という訳にはいきませんので、塗れる準備までしたら埃が付かない場所で保管しておき、その日が来たら台にセットして最終脱脂処理を行います。

素地が露出した箇所があるので部分的にプラスチックプライマーを塗布しておきます。

そしてベースコートを塗布します。

ベースコート中に付着したゴミは#1300相当の当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスオレンジ)で研磨して除去しておきます。

各部を確認し問題が無ければ最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。大変お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

角度が着いた箇所は表側からだと綺麗に塗れないので、裏側から穴を通してスプレーしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RB26→RB28タイミングベルトカバー加工&塗装 完成

先日本塗りを終えていた日産スカイラインのRB26エンジン用タイミングベルトカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

最初に切り離しておいたシリコーンシーラーを、同じ素材の接着剤を使って貼り付けます。

その後数日寝かしたら完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

サンドブラストで素地調整を行い、

元々あった「6」を削り落とし、

新たに「8」の切り文字を接着しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

凸文字部分はベースコートの黒を塗装後に研磨してアルミ地を光らせ、

最後のトップコート=クリアーを一緒に塗っています。

貼り付けた切り文字の固定は高強度の構造用エポキシ接着剤を使い、

その周りにはエポキシプライマーサーフェサーを塗って隙間を埋め、

さらにウレタンサーフェサーで形を整えています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ちなみにこちらのオーナー様は去年の今頃にも同型パーツを「結晶塗装の黒」で御依頼頂いておりまして、ただその後車体が火災に遭ってしまったようで、この度新たな車体への取り付けパーツとなります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有り難うございました!

ER34スカイラインテールランプ等6点 本塗り

先日下準備を行っておいたER34日産スカイライン純正テールランプとフロントウィンカー、サイドマーカー一式です。

本塗り前日までにはブース内の清掃も行い、極力ゴミが着かないよう準備をしておきました。

最終脱脂処理を行ったらエアーブローを行い、

プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

かなり真っ黒ですが、今回はテールランプの赤いレンズ部分を「標準濃度と濃い目の中間」、それ以外を「濃い目」で承っておりまして、普段では見られない程の黒さとなっています。

赤いレンズ部は黒くしつつ、光が当たると赤味が判る程度としています。

尚、一度に黒くしようとするとムラ・ダマが生じるので、塗り方としてはいつものようにコート毎の含有量を少なくし、5~6コートに塗り重ねて丁度良い濃さになるようにしています。

赤いレンズ部のスモークはここで完了で、

ここからはクリアーレンズ部をさらに濃くします。

この状態=「標準濃度と濃い目の中間」だと内部がまだ透けて見えますが、

それにさらにスモークを重ねる事で、通常の状態では殆ど見えない程にまで濃くします。

「濃い目」でのオーダーは殆ど無いので参考例が少ないのですが、一応以前施工した時の画像を見ながら微調整を行っています。

ちなみに標準の電球のままここまで黒くすると灯火も暗くなってしまいますが、今回御依頼頂いているパーツは全て加工されているので、恐らくはこういった濃いスモークをする事を前提に照度を高くされているのだと思います。

そしてスモーク=ベースコートが完了です。

少々判り難いですが、上の丸いブレーキランプ部=赤のレンズ部を「標準濃度と濃い目の中間」で、その下のウィンカー&バックランプのクリアーレンズ部を「濃い目」としています。

フロントウィンカーも「濃い目」で御指定を頂いていますので比較的真っ黒に、念の為テールランプのクリアーレンズ部に並べて濃さを確認しておきます。

サイドマーカーも同様に「濃い目」としています。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この時期の本塗り時は、工場一階のクーラーをパワフルモードにしてブース内の雰囲気温度を30℃以下にしています。

またマスクと身体にはコンプレッサーからのエアーを繋いで、作業者にとっても涼しい環境で作業が出来るようにしています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ぱっと見は真っ黒にしか見えませんが、

明るい場所で見ると中が透き通っているのが判るかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

尚、今回は【標準コース プラス】での御依頼となっていますので、完全硬化後にはフルポリッシュも行います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アウディクワトロ エンブレム塗装承ってます

先日到着しておりましたアウディクワトロの純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼は赤と黒の2色での塗装で承っておりまして、

参考にこちらの塗装済み品エンブレムも一緒に送って頂きました。

赤と黒、それぞれの塗り分けはこちらと同じ様にします。

こちらのエンブレムは純正品かどうか判らないのですが、文字の角などで黒が削れ落ちてしまっていて、耐久性は余りないように見受けられます。

尚、当店で施工する方法では全体をクリアーで覆うようになるので、日常的に使っていて(触れていて)色が擦れ落ちるという事はありませんのでご安心くださいませ。

以前似たような感じで施工した物がありますのでそちらを紹介します。

BRABUS Emblem

配色は同じような感じですが、凸凹が逆なので塗る順番もこの時とは逆にする感じですね。

赤の色につきましては、事前にお貸出しした色見本帳から既存の内装色に近い物を選んで頂きました。こちらのトヨタスーパーレッド5(カラーコード:3P0)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMW1/18ミニカー 組付け

先日ナンバープレート等の小物パーツを塗装しておいた1/18のBMWミニカーです。

残る作業は組付けなのですが、一般的な自動車部品の取り付けと違って殆どのパーツは接着剤を使っての装着なのでどうしても時間が掛かります。

仕様する接着剤は透明エポキシが主で、一つ装着したらその後30分は放置しておくようにするので、毎日現場作業が終わってから少しずつ進行させるようにしています。

また接着方法もベッタリ着けてしまうと後で再び分解しなければいけない場合に部品が破損してしまうので、その辺の事も考えながらさらに経年で外れたりしないよう注意して行います。

とりあえずデリケートな窓ガラスの装着まで完了したので、ようやく先が見えて来た感じです。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!