自転車用エアーホーン×3セット 本塗り

air20 大変お待たせしました!エアーホーン3セット、無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。ちょっと画像数が多くて重たいかも知れませんが何卒御容赦下さいませ(今回は色数が多いので・・・)。

air21 セッティングは下塗りの時と同様にエアーホースが本体に接触しないように固定しています。本塗り時はこの台ごと動かしたりしますがそれでも問題無く、見た目以上にかなりしっかり固定出来ています。ただし塗っている時間よりもこのセッティングに要した時間の方が確実に長いですが・・・。

air22 小さい方も足付け処理をして最初と同じようにセッティングします。今回リングの方は装着時に広げると思いますから塗膜が割れないように軟化仕様にしています。ただ想定以上に広げればやはりそれなりに危険ですので出来るだけストレス無いように装着して頂ければと思います(まだ完成もしていませんがお伝えするのを忘る事もあるかと思いますので念の為)。

air23 使う色は5種類で部品点数は9個です。間違えないように何重にも仕掛け(じゃなくて予防線)を施しています。

air24 そして本塗り完了です。下塗りをしておいたお陰で塗る感覚は掴めていましたからプレッシャーは低くて済みました。ほぼ同じ事を二回分やっていますからね。

air25 下塗りでは塗り過ぎないように注意したので凸文字等も比較的シャープさを残して仕上げられたと思います。

air26 ブラックに関してはソリッドカラーかと思いきやホワイトパールが入った2コートパールでした。見た目は黒に見えますが良く見ると確かにパールが・・・といった程度ではありますが良い感じに仕上がっていると思います。

air27クリアーを塗る時は指でこのホースをちょっと動かして隙間を塗っていたりします。肌を作りつつ垂らさないように、というのは当然難しい所ですが良質なクリアーだと比較的やり易かったりします。関ペのPG80も使った事はありますがあれでこう塗るのはちょっと厳しいと思いますよ。足り無い腕は材料でカバーして貰っているのです。

air28小物パーツもこんな感じで完了です。組み付けた状態を見るのが楽しみですがその前にはホースとゴムキャップ部の塗装がありますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ロータスエリーゼヘッドカバー 結晶塗装「紫」承ってます

erise すっかり紹介が遅れまして失礼しました。ロータスエリーゼに搭載予定のヘッドカバーになります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ロータスエリーゼはイギリスの車で、ただエンジンはトヨタ製が積まれていたり、しかも今回届いたのはホンダ製のヘッドカバーだったりとちょっと不思議な車です。オーナー様から頂いたメールには「トヨタ2ZZから ホンダK20Aへ積み替え完了する予定で」との事ですからなるほど納得です。VTECになるんですか、恐ろしいね・・・。

erise1色々データが取れて来て、ホンダのヘッドカバーで新品時から塗られている結晶塗装はかなり剥がれ易い事が判りました。逆にシルバーに塗られた物(見た目はアルミ無垢ですが実はシルバーが塗られています)はかなりしっかりしていて剥がそうとしても中々剥がれてくれません。まあ画像を見て判るようにプライマーが塗られていませんから剥がれて当然ではあるんですけどね。

rb26murasaki今回御希望の色は「紫」で、ただ出来れば(無料の範囲で)色を希望に近づけたいとの事ですので後から色見本帳をお送りしました。と言っても結晶塗装の見本帳はご用意していませんので通常の色見本を送っています。そもそも結晶塗装は通常の塗装とは全く違いますので見本通りにはなりませんが、一応参考程度で宜しければ何かしらご用意いたします。または雑誌に掲載された写真や実際に色が付いた見本となる物を同梱していただければそれを参考に色を作成します。5分以内での色の作成(「調色」とは言えないレベルです)であれば無料で対応致します。ちなみに画像のRB26エンジンパーツは以前の施工例で、今回はこれよりも濃い紫を御希望になります。

ヘッドカバーは既に溶剤槽に漬け置きしておりますので作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。色が決まりましたらどの色かが判るようにして色見本帳を御返送頂ければと思います(それを見ないと色が作れませんので・・・)。どうぞ宜しく御願い致します。そして改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ステアリングボス 下地処理

boss テールランプ関係が塗り終わってW124のヘッドカバーはサンドブラスト屋さんに送ったので比較的作業に余裕が出来て来ました。いつもならお預かりしてから作業着手まで2週間~一ヶ月くらい掛かったりするのですが最近は全体的なスピードが上がっているようです。巷ではこれを「暇」と言うのかも知れませんが(爆)。まあ以前から作業場の壁をマットホワイトに塗りたかったので良い機会だと思います(思う事にします)。

という事で先日到着しておりましたハンドルボスの旧塗膜を剥離します。全体的に細かいブリスターが出ていたので塗膜の下には腐食が出ているかと思いきや「プライマーが塗っていない」為に起きた密着不良だったようです(大きな問題には変わりありません)。ただプライマーが入っていないと言う事は腐食も防げませんので作業は予定していた通りに行います。

深い傷はサンドブラストでは取れないのでそれは#120のダブルアクションサンダーで削り落とします。傷を全部探し出すよりも全体的にサンダーを掛けた方が発見が早いのでそうしています。ブリスターで目立ちませんでしたが傷は意外とありましたね。

boss1 ダブルアクションサンダーを掛けたままだとエッジが少し滑らかになってしまっているので、最後は当て板にペーパーを貼って手掛けでシャープに仕上げておきます。素材はやはりアルミで、手研ぎ#240でもかなり削れますから柔らかい番手のようです。ちなみにこんなに光らせたままでは足が付きません(密着しません)のでこの状態でプライマーを塗っては駄目です(ただしリン酸処理をして皮膜を作れば大丈夫かと)。

boss2最後は予定通りサンドブラストを掛けておきます。本日はこの後シンナーで洗浄したまでで、来週にはリン酸処理をした後にプライマーを塗って本塗りを行う予定です。こちらの色は「艶有りブラック」ですので、既にお待ちの「アテンザスイッチパネル」と「BMW MINIハンドルカバー」も艶有りブラックなのでこれら全部一緒に塗る予定です。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

エアーホーン 下準備

air17 先日塗っておいた下塗りが完全硬化したので本塗りの準備を行います。まずは各パーツの足付け処理ですね。細かい箇所は手では不可能からヘラを併用します。

air18エアーホーンの本体も一旦外して全体を足付け~脱脂清掃したら再度台に固定します。今回は下塗りの時よりも慎重且つしっかりと固定します(勿論下塗りの時も何も問題はありませんでしたが)。

air19本体と細かいパーツでそれぞれ色が違うので間違え無いようにしておきます。本塗り当日にこんな事をやっているとミスが生じてしまうので大抵は前日までに終わらせておき、当日もう一度チェックをしながら塗るようにします。それでも時々やってしまうのですが・・・(油断が駄目なんでしょうね)。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

NISSAN FUGAバックランプ 本塗り

fuga2 こちらもお待たせしました。フーガのテールランプはこれ一個だけですが今回一番シビアな内容かも知れません。出来る事は本塗り前にやっておいておきます。

fuga3御依頼内容は「丸いクリアー部分を回りと同じ様な赤に」との事で、まずはクリアーレンズ以外の箇所をマスキングします。 マスキングシートは予め作成しておいたので本塗り当日はこれを貼るだけです。といっても円が随分と歪んだ形になっているのでそのまま貼ってもピタリとはいきませんから数箇所をカットして現物のラインに合わせながら貼っていきます。

fuga4 そして本塗り準備完了です。画像だと赤が食み出て見えますがこれはクリアーレンズから赤いレンズの「断面」が見えるだけですので御安心下さい。完全にとは言えませんが髪の毛一本くらいのズレにまでは合わせています。

fuga5 透過性の塗装(キャンディーカラー)は膜厚で色が変わりますので途中で様子を見ながらコートを重ねていっています。最終的には「ボカシ」も行うつもりでしたが比較的良い感じに色があったので今回は円部分のみでレッドは終わらせ周りはクリアーのみで行いました。勿論テールランプ全体にレッドを塗ってしまうと隣合うテールの色味と変わってしまうのでそれは厳禁です。

fuga6 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。レッドに塗った箇所に段差はありますが元々ここにはレンズの切れ目があるので違和感は感じないと思います。

fuga7周りのマスキングがイエローのままなのがちょっと違和感を感じますよね(笑)。いつもなら赤くなるか黒くなっている筈ですので。

仕上がりに関しては、メーカーの人間に見て貰ってもまさか塗ったとは分からないと思うくらいには出来ていると思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!