ロードスターテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたロードスターNCECの前期テールランプです。こちらのオーナー様は以前同車後期型テールランプの塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご利用頂き誠に有難うございます!

ご依頼内容はスモーク塗装ベタ塗りで、濃度は「極薄めと薄目の中間」、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

以前施工した時の画像も紹介させて頂きます。

この時は『「極薄めと薄目の中間」より少し薄く』としておりますので、今回はこちらよりも少し濃くした仕様となります。

今回のテールランプはレンズのフチが黒に塗ってありますので、ここも一緒にスモーク&クリアーを塗る方法となります。以前施工したFC3Sのテールランプのような感じですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

メルセデスGクラスリヤスムージングバッチ 本塗り

先日本塗りを終えていたメルセデスGクラス(W463)のリヤゲート用スムージングバッヂです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

サフェを#600→#800で水研ぎし、#1500でペーパー目を均しておきます。

裏のマスキングを貼り直し、心棒に固定します。

よく脱脂をしたら本塗り開始です。

研ぎ作業の際、アルミ素地が露出してしまっている箇所があるので、

部分的にプライマーを塗っておきます。

続けてベースコートを塗布します。色はメルセデス純正「マグネタイトブラック」(色番号:183)で、原色の中にメタリックアディティブ(メタリック感を強調・正面に黒み・透かしを明るくする)が入っている為、その副次的効果として艶消しになっています。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Y32 VG30サージタンク結晶塗装 本塗り

先日サンドブラストを行っておいた日産Y32用VG30のサージタンク(コレクトケース)です。その後リン酸処理を行い、マスキングを行いました。

コレクトケースは全面の塗装が必要な為、立てた状態にして棚板に固定します。

まずはプライマーを塗布します。

棚板にはボルトでしっかり固定しているので、塗装する際はひっくり返して塗っています(重たいので大変ですが下から上を見上げて塗るよりもストレス無く確実に塗れます)。

そして結晶塗装用の塗料(リンター)を塗って本塗り完了です。

色は日産純正をイメージしたどす黒い赤となります。

赤外線ヒーターを使って140℃~170℃程の熱を30分程掛けて焼き付けます。

結晶目は100℃を超えたくらいで出てくるのですが、熱硬化型塗料の場合は決められた温度以上の熱を掛けないと硬化しない為、一見固まっているように見えて実は硬化しきっていないという事がありえます。そういった点では2液反応型の方が気楽ではあります(2液も熱は掛けますが掛けなくてもいつか硬化はします)。

何故だか判らないのですが、規定以上の熱と時間を掛けても削る時に半生に感じる事があるので、だったらという事で結晶塗装は毎回2度焼きをするようにしています。

なのでこの後、一日以上置いてから今度は恒温機で120℃40分程の熱を掛けて二度焼きを行うようにしています。

その後は凸部を研磨してアルミ素地を光らせ、腐食の進行を遅らせられるようクリアーを塗っておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RIMOWAスーツケースパーツ 下準備

先日お預かりしておりましたリモワスーツケースのパーツです。

アルミパーツはアルマイト処理が施されていて、そのままだと塗料が密着しませんから、足付け処理としてサンドブラストを行います(サンダーでも出来ますがRIMOWAの文字部分にはペーパーが当たらないのでまとめてサンドブラストする事にしました)。

アルマイト被膜は人工的に作られた酸化被膜で、塗装をする上でこれを完全に除去する必要は無く、しっかり足付け処理が出来ていればOKです。

その後リン酸処理を行い、しっかり乾燥させておきます。

フチまでしっかり入れたいので、いつものように持って塗れるようにしました。

彫られたRIMOWAの文字部はしっかり艶が無くなっているのが判ると思います。

プライマーを塗りました。

他のプラスチックパーツはまだこれからの作業なのでもう少し時間が掛かりますから、本塗りが始まるまで埃が付かない場所で保管しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スマート内装パネル サフェ入れ

先日お預かりしておりましたスマートの内装パーツ5点の内の3点です。

シフトコンソールパネルは表面がザラザラとした梨地の為、まずは#120~#180のダブルアクションサンダーで、フチや細部は#180~#240の手研ぎで研磨します。

インナーハンドルはそのまま上塗りを行う予定でしたが、よく見ると(触ってみると)素地が凸凹していて、これが艶あり仕上げになるとそれが余計に目立ってしまう恐れがあった為、こちらも同じように研磨してサフェを入れる事にしました。

今回の樹脂パーツは塗料との密着性が悪いPP(PA)と思われますので、足付け処理がし難い谷の部分などにはガスプレイマーを使って火炎処理を行っておきます。

ガスプライマーの使用についてはこちらの記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

その後プラスチックプライマーを塗り、続けてサーフェサーを塗布します。

ある程度ラインの成型をしたいので、サフェはウェットでしっかり6コート程塗っておきました。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分ほどの熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!