ヴェルファイアテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタヴェルファイア30後期の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容は透過性の赤=レッドキャンディー塗装で、

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

左右のウィンカー部とバックランプ部はそれぞれ赤くしないよう承っています。

ご指定頂いた箇所はマスキングをし(クリアー抜き)、その後のクリアーはそこを含めレンズ全体に塗るようにします。

以前施工した時の画像がありますのでそちらも紹介します。

この時と同じく、今回もスモークは塗らずレッドキャンディーのみとなります。今回のテールランプとほぼ同じですがちょっと違う所があるみたいですね。

クリアー抜きもこの時と同じような感じになります。一応本番前にカットした物と同じが確認しておくようにしようと思います。

後から追加で御依頼を頂いたこちらのハイマウントストップランプもレッドキャンディー(ベタ塗り)で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スロットボタンカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスロットマシンのボタン部分のカバーパネル塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々傷があった箇所を削った痕があって、クリアー(または1コートソリッド)の塗膜が無くなって赤の着色樹脂が部分的に露出した状態でした。

元の色を参考にして似たような色を作成し、

ベースコート+クリアーの2コート仕上げとしました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ボタンが着くと見えなくなるかも知れないのですが、一応フチまでしっかり塗っておきました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ゼンハイザーXSW-D ワイヤレスオーディオ 本塗り

先日お預かりしていましたSENNHEISER XSW-D XLR BASE SET、ハンドヘルド型ダイナミックマイクを手軽にワイヤレス化出来る製品です。

こちらの製品は分解が難しいので、各部はマスキングで対応しています。

USB-Cの端子部分は、要らないケーブルをカットしてそれを差し込んで養生としました。

マイク本体取り付け部のロックボタンもマスキングで対応しています。

全体を#800~#1300で研磨足付け処理してありますが、塗料の密着が悪そうな素材(恐らくはPP=ポリプロピレン)に見受けられたので、プラスチックプライマー塗布前にガスプライマーを使った火炎処理も行っておきました。ガスプライマーについては以下の記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

Mazda Diesel Fuel Cap

まずは下色として適当なシルバーを塗ります。具体的にはVWのリフレックスシルバーで、比較的隠ぺい力の高いシルバー(MIX594)が多く含まれた塗色となります。

隠ぺい力の高いシルバーは比較的透かしが白く(明るく)表面も明るいので、コントラストが弱くノッペリとした印象になります。

その後粒子が粗いメタリック=MIX598を塗ります。正面の輝きが強く透かしが黒い(暗い)のが特徴で、コントラストが強い故にこの後に塗るキャンディーカラーが映えるとう訳です。これの究極が「メッキ」となる訳ですが、装飾クロムメッキ(金属)に直接上塗りを行っても塗装は密着しませんし、メッキ調塗装はやはり塗膜間での密着性が悪いので当店では採用していません。ショーケースの中に飾ったり、MV撮影の為の一回だけの使用に限られますかね。

続けて透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

しっかり色味が着いたらインジケーターランプ部のマスキングを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗布します。

そして全体にクリアーを塗って本塗り完了です。

ただ素地が梨地だったのと、艶が出るまで判らなかったのですが意外と全体の表面が凸凹していた為、今回の本塗りは下塗りとして、後日もう一度クリアーを塗る事にしました。所謂「二度塗り」ですね。

後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、全体を研磨して凸凹としたラインを均しました。

水は使えないので#800のトレカットを使います。

全体の凸凹を均したら最後に当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックス)#800~#1300で足付け処理します。

よく脱脂清掃し、マスキングを貼り直したら本塗り準備完了です。

今回はプラスチック素地が露出した箇所は無いのでプライマーを塗る必要はありません。

また塗るのもクリアーだけなのでインジケータランプ部はマスキング無しで大丈夫です。

よくエアーブローをして埃を飛ばしたら、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

サフェーサーやパテを使っての修正では無いので製品自体の歪みは残りますが、最初の本塗り時に比べると断然仕上がりは良くなったと思います。この型は今後も二度塗り必須ですね。

この後は再び一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェアレディZ34テールランプ塗装承ってます

先日到着しておりました日産フェアレディZ34の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装のベタ塗りで、濃度は「標準」、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

以前の施工事例がありますのでそちらを紹介します。

スモーク濃度についてはこの時の濃さを参考に、「これよりほんの少し濃いめ」で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ノート用ブレーキディスク 本塗り

先日お預かりしておりました日産ノート用のフロントブレーキディスクです。

ブレーキキャリパーは数日前に下塗りを行っています。

ディスクから取り外したプレートは黒アルマイト処理が施された物なので、

サンドブラストを行って表面を研磨します。裏側はマスキングしていて、黒アルマイトはそのまま残します。

その後リン酸処理→洗浄を行ったら裏側をマスキングし、

プライマーを塗布します。

続けて御指定の塗色=ニスモレッド(カラーコード:LA10)を塗布します。

ホイール当たり面は塗膜の厚みをつけたく無いので(クリアーを塗りたくないので)マスキングをします。以前リヤのドラムブレーキカバーを塗装した時と同じ方法ですね。

位置が決まったらよくエアーブローをして埃を飛ばし、

最後に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

2回目のクリアーが固まる前にマスキングを剥がしておきます。

その後時間が経って艶が消えた状態です。この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

今回一緒に日産スポーツホーンも塗っているのですが、そちらはデカールの段差が気になったので後日もう一度塗り直す事としますから、改めてそちらで紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!