R33ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた日産スカイラインR33GT-Rの純正ブレンボキャリパー一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

 いつものブレーキ屋さんにてオーバーホールと下地処理(洗浄&サンドブラスト)を行って頂き、

F50ブレンボ赤の近似色で塗装を施しました。

ロゴは元のサイズと同じフロント80mm、

色は白=フォルクスワーゲンキャンディホワイト(LB9A)を採用しています。

リヤのサイズも元と同じ54mmとしています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります(撮ったそのままです)。

     ボルト取り付け部やガスケット当たり面、ブレーキパッド固定ピン取り付け穴など塗膜の厚みを着けたくない箇所にはプライマーとベースコートの黒のみを薄膜に留めています。特にパッド固定ピンの穴はそのまま塗るとピンが入らなくなるので整備士さんがとても怒ります困ります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

R33ブレンボキャリパー 本塗り

先日プライマーの塗装までを行っておいた日産スカイラインR33GT-Rの純正ブレンボキャリパー一式です。

続けて塗膜の厚みを着けたくない箇所=ボディ取り付け部やガスケット当たり面、

ブレーキパッド固定ピンを差し込む穴にベースコートの黒を塗布します。

しっかり乾燥させた後、サイズの合ったマスキングシートを貼り付けます。

マスキングシートは若干大きめのサイズを選んで多少食み出るような形にしますが、塗料中の溶剤によって余分が侵され皺が寄って塗装中にフチが浮いてしまったりする為、全て二重で貼るようにしています。

まずは下色を塗布します。

プライマー単体ならそのまま直接塗っても大丈夫なのですが、黒の上に赤は隠蔽し難い為、この後に塗る赤に近い明度の物を塗布します。下色で重要なのは彩度でも色相でも無く「明度」なのが肝ですね。

続けて本番用の赤=ブレンボ純正色を参考にしたベースカラーを塗布します。

下色を1コート、本番用の赤を3コートといった感じで完全隠蔽させます。

ロゴは元と同じサイズでフロント80mm、リヤ54mmでマスキングシートを作製します。

本塗り中にアタフタしたくないので、フロント、リヤ共に予備用を含め3個ずつ作っておきます。

元の画像を参考に位置を決め、

ご指定の白を塗布します。今回は口径0.3mmのエアーブラシを使用しました。

マスキングを剥がし、

タッククロス(不織布に粘着剤が塗布された塗装専用のウェス)とエアーブローで埃を飛ばしたら、

クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ロゴの白は丁寧に薄く塗っていますが、

 それでも段差が出来ているので、完全硬化後にその部分を研いで平滑に均し、磨き処理も行います。

マスキングシートは2コート目のクリアーを塗ったら直ぐに剥がしてクリアーが馴染むようにします。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

R33ブレンボキャリパー 下準備

昨年にお預かりしておりました日産スカイラインR33GT-Rの純正ブレンボキャリパー一式です。順番的にはランエボのブレンボキャリパーの方が先なのですが、そちらオーバーホールを行う際にブリーダーバルブ取り付け部が腐食の固着でトラブルが生じておりまして、ブレーキ屋さんが先にこちらのオーバーホールとサンドブラスト作業を行なって送り戻してくれました。

アルミはそれ自体で不動態被膜(酸化皮膜)を作って腐食し難くする性質がありますが、厚みは数ナノメートルと極薄で、しかも素地が凸凹として表面積が広くとてもデリケートな状態ですので、早めに防錆処理=プライマーの塗装を行うようにします。

ブレーキ屋さんの方でマスキング&脱脂清掃もして貰っているのでこのままの塗れる状態でもあるのですが、表面が凸凹としたままだと艶引けの原因になりますし、また現状だと判り難いですが中古品の場合は打痕や深い傷などがありますので、

目立つロゴ面を、まずはシングルアクションサンダー#120で研磨します。

続けて#120→#180のダブルアクションサンダーでペーパー目を均します。またサンダーが入らない箇所は#180→#240の手研ぎを行います。

全体をシリコンオフでスプレーして洗い流すようにして脱脂清掃を行います。

通常の脱脂作業はウェスで拭き取るのですが、今回のような形だと穴の中など手が届かない箇所があるので、その場合はシリコンオフをスプレーしてブラッシング→エアーブローで掃き出して余分を拭き取るといった事を数回繰り返して脱脂します。

脱脂清掃が終わったらエアーブローで埃を飛ばし、

全体にプライマーを塗布します。

ここまで行えば腐食(錆)を防げますので安心です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

トヨタ86ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタ86純正ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

一旦ブレーキ屋さんに送ってオーバーホールとサンドブラストを行って頂き、

当店にて塗装を施しました。

キャリパー本体色はフォルクスワーゲンのリフレックスシルバー(LA7W)に、

ロゴの赤はフェラーリのロッソコルサ (カラーコード:300)を採用しています。

各ロゴのサイズは元の通りとしています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回は新品のブリーダーバルブとそのゴムキャップも一緒に送って頂きましたのでそちらも取り付けてあります。

車体へのボルト取り付け部とガスケット当たり面、パッド固定シャフトを通す穴の内側には塗膜の厚みをつけないようプライマーとベースコートの黒のみ薄膜の塗装に留めています。

当店は個人の方からの御依頼が殆どですが、ブレーキキャリパーについては、ディーラーや整備工場、チューニングショップさんからの御依頼も多いです。

ただ当店の場合私一人での運営ですのでどうしても完成までの期間が長く、そのせいでご依頼に至らないケースが多くあり、これについては申し訳無い思いでもあります。確かに半年間キャリパーが無い車を保管するのは厳しいですよね・・・。

ちなみに塗装は早くやろうと思えば手間を省いて時間を短縮出来る箇所も多くあって、例えば脱脂作業やプライマーの塗装などはやってもやらなくても完成時の見た目は変わりなく、またそれによって生じる問題も直ぐには起きませんが、塗装のトラブルは大抵数年後に出てくる事が殆どなので、どうしてそうなったのか、またどうしたらそれを防げるのかが判るよう作業工程をオープンにしています(ただ同業者さんからは嫌がられていると思いますが…)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

 


その後オーナー様から装着後の画像とレビューを投稿して頂きましたのでこちらでもも紹介をさせて頂きます。

キャリパー塗装を検討していた時にプロ・フィット日記を偶然拝見し是非お願いしたいと思い、86のブレンボキャリパーをシルバーに塗装していただきGR86に取り付けいたしました。
キャリパーが手元に届きとても綺麗な仕上がりで取り付けをしましたらとても満足のいく形となりました。
高畑様に依頼をして間違いありませんでした。
この度は誠にありがとうございました。

こちらこそわざわざありがとう御座いました!

トヨタ86ブレンボキャリパー 本塗り

先日お預かりしておりましたトヨタ86純正ブレンボキャリパー一式です。タイミング的にちょっと早いのですが、ブレーキ屋さんに出していたオーバーホールとサンドブラストが終わって戻って来ていて、このままだと酸化(腐食)が起きてしまうので先に塗らせて頂く事にしました。お待たせしている方々申し訳御座いませんが何卒ご理解頂けますと幸いです。

尚、ブレーキ屋さんから戻って来たら直ぐに塗れる状態になっているので、昔の下請け的な時ならこのまま本塗りを行っていたのですが、

現在は極力コスト(塗装費用)を上げないようにしつつ仕上がりが良くなるようにと、ひと手間を加えています。

鋳造のキャリパーは砂型の梨地が残っているのでそのまま塗るとこの様にザラザラとした仕上がりになってしまいますから、

まずはシングルアクションサンダー#120でその梨地を削り落とし、

続けて#120→#180のダブルアクションサンダーで研磨痕を均し、さらに#240の手研ぎで全体を均して艶のある仕上がりになるようにします。

尚、この時点で取り切れない深い打痕や傷、さらに梨地をしっかり平滑にしたい場合には別途「エポキシプライマーサーフェサーの塗布→完全硬化→研ぎ」の作業を追加します。ただしこの場合別途追加費用が必要となってしまうので、先の「極力コスト(塗装費用)を上げないようにしつつ仕上がりが良くなるようひと手間を加えて」としています。

その後全体をシリコンオフで洗い流すようにして全体を脱脂清掃し、

エアーブローでしっかり埃を飛ばしたら本塗り準備完了です。

まずは全体にプライマーを塗布します。

この時点ではマスキングはせず、全体に薄く2コート程スプレーします。

その後塗膜の厚みをつけたくない箇所=ボディ取り付け部やガスケット当たり面、パッド固定用シャフトピン取り付け穴の内側にベースコートの黒を塗布します。

ちなみにプライマーを塗るのは防錆と塗料の密着の為なので、わざわざこちらの黒を塗る必要は無いのですが、

新品時では該当の箇所は同じような感じで黒になっているので(こちらは塗装では無くアルマイト)、

当店の施工でも見た目を同じようにしているという感じです。

ちなみに塗装の大きな役割は「識別」「保護」「美観」で、プライマーが「保護」にあたり、黒は「美観」に該当するといった感じです。見た目が格好悪いか格好良いか、綺麗か汚く見えるか、みたいな感じですね。

ベースコートの黒が乾いたらマスキングを行います。フチを綺麗に仕上げる為にマスキングは少し食み出して庇状になるようなサイズを選びます。

尚、最近は体力的な事もあり(集中力の持続性の限界)、ここまでで一旦終了、ここからの本塗りは後日(大体翌日)としています。

そしてベースカラーを塗布します。

今回はこの時と同じシルバーとして、VW社のリフレックスシルバー(LA7W)を採用しています。

ロゴ入れは口径の小さいエアーブラシ(0.3mm)を使います。

予めカットしたマスキングシートを所定の位置に貼り付け、

今回ご指定の赤を塗ってマスキングテープを剥がします。

サイズは元の通りフロント105mm、リヤ53mmとしています。位置も元の画像を参考にしています。

ここまでがベースコートで、

ここで一旦エアーブローとタッククロス(不織布に粘着質が塗着された専用のウエス)を使って埃を飛ばし、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

マスキングテープは2回目のクリアーが塗り終わったら直ぐに剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!