ボクスターブレンボキャリパー塗装承ってます

先日到着しておりましたポルシェボクスター用ブレンボキャリパーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は当店規定のブレンボレッドでキャリパー本体を、ロゴは「brembo」を横幅80mm、色は白で承っています。

参考として以前施工した時の画像を紹介しますね。

ロゴもこの時と同じような感じになります。

サンドブラスト等の下地作業につきましては、いつものブレーキ屋さんでの施工となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!


尚、先日完成したF50のブレンボキャリパーは、その後オーナー様よりご感想頂きましたので、記事の最後に追加で紹介させて頂きました。参考になれば幸いです。

F50ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたF50新品ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で黒い塗装が施されていた物を、

既存の塗膜を全部剥がし、サンドブラスト処理で下地を整えた後、

BNR34ブレンボキャリパーのゴールドに似た色で塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらのキャリパーは鋳造時の梨地の凸凹が大きいので、

目立つ正面=ロゴ周りのみエポキシプライマーとサフェで素地を均しています。

ロゴの赤はフェラーリロッソコルサ(カラーコード:300)を採用しています。

ボディ当たり面やシャフトを通す穴の内側などには膜厚がつかないようクリアーは塗らず、プライマーとベースコートの黒のみに留めています。

大抵再塗装の際にはここは塗らずアルミ素地そのままとなってしまうのですが、そうなると腐食が出てしまうので現在はこの部分にもプライマーだけは塗るよう、ただしそのままだと格好悪いので黒アルマイト風に艶消し黒にしています。また黒だと隠蔽力が高いので極薄膜に出来るというのも理由の一つです。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!


キャリパー発送後、オーナー様からご感想のメールを頂きましたのでそちらを紹介させて頂きます。

「本日、ブレーキキャリパー届きました。大変綺麗に塗装して頂きありがとうございました。高畑さんにお願いして良かったです。大満足です‼️本当にありがとうございました。」

こちらこそわざわざご報告有難う御座いました!

F50ブレンボキャリパー 本塗り

先日キャリパー正面ロゴ周りにサフェを塗っておいたF50ブレンボキャリパーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

サフェ面を#320→#400→#500→#800で研磨して肌を均し、よく脱脂清掃をしたら本塗り開始です。

まずは全体にプライマーを塗布します。

続けて膜厚を着けたくない箇所にベースコートの黒を塗布します。

黒く塗った部分をマスキングしたら、ベースコートのゴールドを塗布します。

ゴールドは以前BNR34のブレーキキャリパーを参考にして作った物で、その時記録していた配合データを基にして作成しています。独自のデータなのでSTANDOX社の著作権はありませんから、同業者さんで会社名と個人名と所在の提示があればご案内する事は可能です。お気軽にどうぞ(ただSTANDOXでしか使えませんが…)。

ロゴは元と同じ横幅80mmで、

色もいつものフェラーリロッソコルサ(カラーコード:300)を使用しています。

ここまでがベースコートで、 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ベースコートの黒を塗った箇所は、2回目のクリアーを塗り終わったら直ぐに 剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランエボブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたランサーエボリューションブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だったキャリパーを、

いつものブレーキ屋さんにてオーバーホールとサンドブラスト処理を行い、

キャリパー本体にポルシェ「リザードグリーン」(カラーコードM6B)を、

bremboのロゴには同社ポルシェ「ウルトラバイオレット」(カラーコード:M4A)で塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

塗装後、ロゴの面部分は磨き処理も行っています。

車体取り付け部、ガスケットあたり面、ブレーキパッド固定用ピンを通す穴等、これらの箇所にクリアーを塗るとトラブルが起こるので(取り付けるメカニックの方が怒るので)、この箇所はプライマーとベースコートの黒を薄膜の塗装にしてあります。

  それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ランエボブレンボキャリパー 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたランサーエボリューション用のブレンボキャリパーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

空研ぎ#320→#400→#500→#800でラインを整えます。この時点で素地(アルミ)が露出しても問題ありません。

その後再び脱脂清掃し、

今度は全体にプライマーを塗布します。

前回は目立つ正面=ロゴ周りだけでしたが、この時点では全体にプライマーを塗っています。

続けて塗膜の厚みを着けたくない箇所=ボディ固定部やガスケットあたり面、ブレーキパッドを固定するシャフトピンが入る穴の内側等ですね。

黒く塗った箇所をマスキングしたら、まずは下塗りとして似たようなグリーンを塗布します。隠蔽性を高くする為、白やオーカー等の無機顔料を多く含んだグリーンとなります。

その後ご指定の塗色=ポルシェ「リザードグリーン」(カラーコードM6B)を全体に塗布し、ロゴ入れの準備をします。リザードグリーンは主に有機顔料系の鮮やかなイエローが使われている為これ単体では隠蔽し難く、なので一旦下色を塗っています。結果全体の塗膜が厚くなり過ぎず強度が上がります(ベースコートの厚塗りは塗膜の強度を下げます)。

キャリパー本体への塗装は口径1.0mm~1.3mmくらいのスプレーガンを使いますが、ロゴ入れ等には0.3mm~0.5mmと口径の小さいエアーブラシを使っています。

ロゴの色は同社ポルシェ「ウルトラバイオレット」(カラーコード:M4A)でご指定を頂いていて、

ただ塗った時点でどうもグレーっぽい(バイオレットには見えない)感じがしたので、

念のためもう一度色を作り、また色板にも塗って確認したところ、問題無い事を確認しました。

というのも、

イメージしていたのはこのような色で、勿論今回作った色もこちらと同じものなのですが、キャリパー本体色のグリーンに対してbremboロゴの小さい面積だと目の錯覚によってバイオレット感が判り難かった為です。クリアーを塗ってからでは取り返しがつきませんから、しっかり確認をしておくようにしました。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

尚、完成時以外での撮影では画像を編集加工する場合もあるのですが(シャッタースピードを落とし手ブレするのを防ぐため、多少暗くても後から明るくする等)、今回はどれも完成時と同じくサイズの縮小以外は未加工となっています。

bremboのロゴ単体で見るとグレー色に見えますが、同じように塗った色板を単体で見るとバイオレットなのが判ります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!