ホンダCB1300テールランプ 本塗り

 先日下準備を行っていたホンダCB1300純正テールランプです。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばし、

プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

まずは透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

今回はレッド&スモークで承っていて、この場合コート数=ベースコートの塗膜厚が大きくなりますので、予めベースコートにもハードナー(硬化剤)を添加しておくようにします。STANDOXの溶剤ベースコートは通常ハードナーの添加は必要無く、クリアー中のそれが浸透して反応する2K型となりますが、膜厚が大きくなると最深部までハードナーが届かなくなる恐れがある為、予めベースコートにも添加しておくといった感じです。

レッドで3~4コート、スモークで2コートといった感じとなります。

そしてスモークです。

濃さについては「過去の事例より薄くして頂ければ」と伺っていますので、黒くなり過ぎないようにしつつ、赤を落ち着いた感じに調整しています。

濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

濃くならないようにしつつ、赤のままだと派手過ぎた感じを落ち着かせました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

クロスカブテールレンズ&ウィンカー 本塗り

先日下準備を行っていたクロスカブ純正テールランプレンズとウィンカーレンズです。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばします。

テールレンズは中に反射板が無いタイプなので(レンズ単体なので)、内側に反射フィルムを入れてスモークの濃さが判るようにしています。

またテールレンズ下部は透明になっていて、こちらはナンバー灯になるのでスモークは塗らないようにと承っています。

フチを3ミリ幅のラインテープでマスキングし、

その後全体を和紙タイプのマスキングテープで覆います。

 全体にプラスチックプライマーを2コート程塗ったら、

ベースコート=スモークを塗布します。

濃さについては「標準と薄目の中間(どちらかというと標準に近い)」「あまり暗くなり過ぎず赤味がわかる、かつ、赤赤してないくらい」「その辺りはある意味お任せ」と伺っていますので、それらをイメージして調整しました。ウィンカーについても同じような感じとしています。

濃度が決まったら、

ナンバー灯のクリアレンズ部のマスキングを剥がし、プラスチックプライマーを塗布します。

そして最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

鮮やかな橙を目立たないよう落ち着かせ、

且つ黒くなり過ぎないようにしました。

反射フィルムに光が当たった箇所は赤味を感じますが、

陰になる部分は落ち着いた感じの色味になっているかと思います。

バックランプ部はクリアーのままで、

ただし一緒トップコートを行っているので段差など無く、元々そうであったかと違和感を感じないかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ等レンズ系パーツ下準備②

先日割れたレンズの修理をし、クリアーの下塗りを行っておいたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。クリアーは常温と湿度で硬化するタイプ=スタンドックスVOCエクストリームプラスを使っているので今回熱は入れず、そのまま足付け処理(研磨)を行います。

先日マスキングを行っておいたその他のレンズ系パーツです(画像に映っていませんがジムニーテールランプの反射板もあります)。

レンズのフチは当たりの柔らかい#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で研磨を行い、レンズ表面は#800→#1300(アシレックスレモン→オレンジ)で足付け処理を行っています。

尚、レンズ表面を研磨する際には多少なりその研ぎ粉=粉塵が舞うのですが、当店の場合は工場一階にあるブース内の送気ファンを回して室内を陽圧にし、風下となる入口のドアを10センチくらい開けてそこから汚れた空気を排出するようにしています。この作業時にマスクは着けていないのですが、常に風上からクリーンなエアーが送られるので粉塵を吸う事はまずありません。

尚、パテやサフェなどを研ぐ時は激しくこの粉塵が出るのでこの方法では風量が足りず、また屋外にそのまま研ぎ粉を放出するのは憚れますので、この場合はブース内の排気浄化装置の前で作業をするようにしています。

SNS等を見ていると模型製作の作業時にマスクの重要性を謳っている人を時々見かけますが、むしろそっちでは無く作業環境を見直した方が良いかと思っています。そもそも防毒マスクのカートリッジの使用時間は数時間~1日程度なので、健康面を考えるなら使う度に新しい物に交換したいところですが、そんな事をしていたらとんでも無いコストになってしまいますので現実的ではありません(あとポリパテの研ぎ粉が死因みたいな事も見かけましたが、恐らくはそれ以外の事=遺伝性疾患や生活習慣の方が大きかったのではと…)。

いずれも空気の流れ停滞した場所(特に密室空間)での作業は避け、風上から風下に向かってを意識しつつ、溶剤等の揮発性物質は作業以外の時間=日常生活では極力身近に置かないようにすれば良いかと思っています。毎日仕事で塗装を行っている人より、塗料等溶剤が置かれた部屋で寝るとかの方がよほど健康被害が大きいのではと…。

インプレッサのテールランプは一時期非常にご依頼数が多かったのでマスキング用の型データを作っていて、ただし今回はスバル純正品では無いのでそれは使えず手作業で行おうと思っていたのですが、調べてみたらありました!3年前に同車のテールランプを塗っていて、それ以前にもあったご依頼でVALENTI用のマスキングデータを作成していたようです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ等レンズ系パーツ下準備

次の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズパーツ一式です。


・スバルGRBインプレッサテールランプ塗装承ってます

・クロスカブテールレンズ塗装承ってます

・クロスカブウィンカー塗装承ってます

・ジムニーシエラテールランプ塗装承ってます

・ホンダCB1300テールランプ塗装承ってます


クロスカブのテールランプはレンズ単体のタイプなのでこのままマスキングをすると光が透過せず、塗装時にスモークの濃さが判りませんから、

仮想反射板という感じで内側に反射フィルムを貼っておきます。

レンズを通った光が中のフィルムに反射してレンズの色味(濃さ)が判るようになります。その後は通常通り養生紙(マスキングテープ)を貼って塗料が着かないようにします。

GRBインプレッサのレンズは先日割れた箇所を修理しているので、先にこちらにクリアーを下塗りしておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ドゥカティカーボンフェンダー塗装承ってます

先日到着しておりましたドゥカティ用カーボンフロントフェンダーです。こちらのオーナー様は少し前に同車のバックミラーの塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂き有難うございます!

元々ウェットカーボン製で、傷が付いていたとの事なのでオーナー様自らクリアー塗装を行ったとの事ですが、

タレや白化を生じてしまったとの事でこの度御依頼を頂く事となりました。

大まかな作業内容としては、既存のクリアーを研磨して除去し、一旦クリアーで下塗り→その後クリスタルクリアーで本塗りを行う事を想定しています。

白化(カブリ)はクリアー中に細かい空気(水分)を巻き込んでしまう事で起こる現象で、恐らくは塗装した時の気温と湿度が高く、ガン距離が遠いと肌が出来ない(塗って直ぐに乾燥していくので荒れる)ので近くしたら白く濁るようになった、みたいな感じでしょうか。

缶スプレータイプの2液ウレタンクリアーは硬化剤もシンナーも選べないので(使用する季節や気温によっての選択肢が無いので)起きてしまったトラブルかと思います。塗装を仕事でやるようになって判ったのですが、これは技術だけではどうしようもなく、環境や材料など全てが揃ってようやく出来る事なので、ちゃんとやろうとすると大変なんですよね。

白化を修正するには既存の塗膜を全て除去する必要があり、ただしシンナー等の溶剤は素地(素材)を痛めてしまうので使えませんから、地道に研磨してこれらを除去します。

裏側は既に艶消し黒が塗られているので、こちらは塗装せずこのままにする予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!