テールランプ等レンズ系パーツ下準備②

先日割れたレンズの修理をし、クリアーの下塗りを行っておいたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。クリアーは常温と湿度で硬化するタイプ=スタンドックスVOCエクストリームプラスを使っているので今回熱は入れず、そのまま足付け処理(研磨)を行います。

先日マスキングを行っておいたその他のレンズ系パーツです(画像に映っていませんがジムニーテールランプの反射板もあります)。

レンズのフチは当たりの柔らかい#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で研磨を行い、レンズ表面は#800→#1300(アシレックスレモン→オレンジ)で足付け処理を行っています。

尚、レンズ表面を研磨する際には多少なりその研ぎ粉=粉塵が舞うのですが、当店の場合は工場一階にあるブース内の送気ファンを回して室内を陽圧にし、風下となる入口のドアを10センチくらい開けてそこから汚れた空気を排出するようにしています。この作業時にマスクは着けていないのですが、常に風上からクリーンなエアーが送られるので粉塵を吸う事はまずありません。

尚、パテやサフェなどを研ぐ時は激しくこの粉塵が出るのでこの方法では風量が足りず、また屋外にそのまま研ぎ粉を放出するのは憚れますので、この場合はブース内の排気浄化装置の前で作業をするようにしています。

SNS等を見ていると模型製作の作業時にマスクの重要性を謳っている人を時々見かけますが、むしろそっちでは無く作業環境を見直した方が良いかと思っています。そもそも防毒マスクのカートリッジの使用時間は数時間~1日程度なので、健康面を考えるなら使う度に新しい物に交換したいところですが、そんな事をしていたらとんでも無いコストになってしまいますので現実的ではありません(あとポリパテの研ぎ粉が死因みたいな事も見かけましたが、恐らくはそれ以外の事=遺伝性疾患や生活習慣の方が大きかったのではと…)。

いずれも空気の流れ停滞した場所(特に密室空間)での作業は避け、風上から風下に向かってを意識しつつ、溶剤等の揮発性物質は作業以外の時間=日常生活では極力身近に置かないようにすれば良いかと思っています。毎日仕事で塗装を行っている人より、塗料等溶剤が置かれた部屋で寝るとかの方がよほど健康被害が大きいのではと…。

インプレッサのテールランプは一時期非常にご依頼数が多かったのでマスキング用の型データを作っていて、ただし今回はスバル純正品では無いのでそれは使えず手作業で行おうと思っていたのですが、調べてみたらありました!3年前に同車のテールランプを塗っていて、それ以前にもあったご依頼でVALENTI用のマスキングデータを作成していたようです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ等レンズ系パーツ下準備

次の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズパーツ一式です。


スバルGRBインプレッサテールランプ塗装承ってます

クロスカブテールレンズ塗装承ってます

クロスカブウィンカー塗装承ってます

ジムニーシエラテールランプ塗装承ってます

ホンダCB1300テールランプ塗装承ってます


クロスカブのテールランプはレンズ単体のタイプなのでこのままマスキングをすると光が透過せず、塗装時にスモークの濃さが判りませんから、

仮想反射板という感じで内側に反射フィルムを貼っておきます。

レンズを通った光が中のフィルムに反射してレンズの色味(濃さ)が判るようになります。その後は通常通り養生紙(マスキングテープ)を貼って塗料が着かないようにします。

GRBインプレッサのレンズは先日割れた箇所を修理しているので、先にこちらにクリアーを下塗りしておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ドゥカティカーボンフェンダー塗装承ってます

先日到着しておりましたドゥカティ用カーボンフロントフェンダーです。こちらのオーナー様は少し前に同車のバックミラーの塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂き有難うございます!

元々ウェットカーボン製で、傷が付いていたとの事なのでオーナー様自らクリアー塗装を行ったとの事ですが、

タレや白化を生じてしまったとの事でこの度御依頼を頂く事となりました。

大まかな作業内容としては、既存のクリアーを研磨して除去し、一旦クリアーで下塗り→その後クリスタルクリアーで本塗りを行う事を想定しています。

白化(カブリ)はクリアー中に細かい空気(水分)を巻き込んでしまう事で起こる現象で、恐らくは塗装した時の気温と湿度が高く、ガン距離が遠いと肌が出来ない(塗って直ぐに乾燥していくので荒れる)ので近くしたら白く濁るようになった、みたいな感じでしょうか。

缶スプレータイプの2液ウレタンクリアーは硬化剤もシンナーも選べないので(使用する季節や気温によっての選択肢が無いので)起きてしまったトラブルかと思います。塗装を仕事でやるようになって判ったのですが、これは技術だけではどうしようもなく、環境や材料など全てが揃ってようやく出来る事なので、ちゃんとやろうとすると大変なんですよね。

白化を修正するには既存の塗膜を全て除去する必要があり、ただしシンナー等の溶剤は素地(素材)を痛めてしまうので使えませんから、地道に研磨してこれらを除去します。

裏側は既に艶消し黒が塗られているので、こちらは塗装せずこのままにする予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ハーレートライクテールランプ塗装 完成

こちらもお待たせしました!先日本塗りを行っていたハーレーダビッドソントライクの純正テールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態を紹介します。

元々はこの様な状態で、

レンズ表面には深い傷が無数にあったのですが、

塗装前の下地処理でそれらを削り落とし、

比較的濃いめのスモーク塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

かなり黒いですが、通常使う塗料とは違う物=透過性塗装専門の塗料を使っていますので透明感は残るようになっています。

メッキの枠は外れない構造で(恐らく防水の為のシーリング)、

隙間もかなりピッタリになっているのですが、

2回目のクリアーを塗って直ぐにマスキングテープを剥がして段差が馴染むようにしています。

 それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


その後オーナー様から画像とコメントを頂戴しましたのでこちらで紹介させて頂きます!

「この度は、有難う御座いました。想像を遥かに超える仕上がりにびっくりしています。光が差した時の黒と赤のコントラストは最高です。」

との事です。仕上がりも気に入って頂けて本当に何よりです。

かなり濃いスモークでしたがちゃんと透過しているようで安心しました。わざわざご報告ありがとうございました!

ホンダCB1300テールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたホンダCB1300純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は内部が見えるクリアーレンズタイプで、今回こちらをレッド&スモーク塗装に、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承りました。

こちらの型のテールランプはこれまで2回程の施工事例があり、その時はスモーク塗装無しの仕様だったのですが、今回はオーナー様ご自身で赤いフィルムを貼って確認し、「赤過ぎる」(似合わない)と感じられたそうでスモーク塗装も承りました。

参考までに以前の施工事例を紹介します。

内部に反射板が無いタイプなのでレッドキャンディー塗装のみ(スモーク無し)でも黒く見えるのですが、他の角度から見ると明るい赤にも感じられるのが特徴です。

濃さについては「過去の事例より薄くして頂ければ」との事ですので、黒くなり過ぎない以下のような感じをイメージしています。

先ほどの画像と同じように見えますが、一番明るい所でこれ位の濃さに見えるようにと考えています。

他にも分かり易い画像を紹介しますね。

こちらだと右側インプレッサのテールがスモーク無し(レッドキャンディーのみ)で、左のハイエースの社外品テールランプがレッド&スモーク塗装となります。それぞれ反射板のメッキ感が強いので今回のテールランプとは比較になり難いのですが、「スモークを重ねるとこれくらい変わる」といった目安になればと思います。

また今回のテールランプにはレンズ面にクッションゴムが両面テープで貼られていて、

またちょっと判り難いのですが5mm幅のクリアー保護テープが貼ってありますので、

それぞれ剥がしておきます。

クリアーテープは再利用が出来ないのですが(貼る事は出来ますが糊の痕が見えて格好悪いです)、再貼り付けの参考までに台紙に貼って一緒に返却するようにします。

クッションゴムは新たに両面テープを貼り直しましたので、塗装完成後に元の場所に貼っておくようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

尚、現在マイク塗装の案件が数十本程並行して進行しておりまして、ただそちらはウェブサイトでは掲載出来ませんのでこちらのブログでの更新が遅れがちとなってしまいますが、何卒ご理解、ご容赦頂けますと幸いです(テレビや動画サイトで塗られているマイクを見かけましたら多分当店で塗った物だと思います!)。