YAMAHA VMAXダクトカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日下側の艶消し黒を本塗りしていたYAMAHA VMAXのダミーダクトカバー、本日完成となります!

最初の状態も紹介しますね。

最初にご用意して頂いた新品部品は、型(アルミ素地)の状態がとても酷く、その後改めてこちらの自家塗装済み品をご用意いただきました。見た目は悪いのですが、どの道新品時のアルミ素地に直接塗られたクリアーは剥がれて腐食してしまうので、新たに塗装するにはこの方が断然良かったのです。

 元々アルミ素地にクリアーが塗られていた部分を「艶ありの黒」に、

「YAMAHA」の凹み文字部分は、少し落ち着いたグレーシルバー=トヨタ グレーマイカメタリック(カラーコード:1E3)を採用しています。

 純正の状態と大きく違うのはYAMAHAの文字周りの歪で、

今回はアルミ素地~サフェーサーを研ぐ事で、純正では見られないシャープなラインに仕上がっているかと思います。

当店でも一度塗っているの判りますが、素地調整をしないまま色だけを塗ってもこういった仕上りにはなりません。アルミのままだとそんなに気にならないのですが、黒に塗ると粗が目立つので、もっとウネウネとした仕上りになってしまいます。

プレスライン(山のライン)より下側は、元のように艶消しの黒で塗装しています。

ベースコートは同じ黒で、その上に艶消しクリアーで仕上げています。

お預り期間はおよそ3ヶ月、紹介した画像はおよそ70枚でした。

 開口部も同じように艶消し黒にしています。

通常のパネル部品のようにプレス成型では無く鋳造品の為、元のままだと全体にウネリがありますが(ありました)、

「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程を経て、純正には見られない美しいラインに仕上がっているかと思います。

YAMAHAの文字部はマスキングでは無く、食み出た余分を拭き取る(削り落とす)と言う方法で行っています。凹んだ部分は、厚さ2ミリのアクリル板を使って研いでいます。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

VMAXダクトカバー 本塗り②

 先日艶ありの黒とYAMAHAの凹み文字部を塗装していたYAMAHA VMAXのダミーダクトカバーです。少し時間が空いてしまいましたが、塗ってから直ぐにマスキングテープを貼るとその跡が残ってしまう事があるので、その後二度焼きをして寝かし、さらに磨き処理も行っておきました。一部ペーパーが当たったままの個所は、この後艶消し黒に塗装する部分なので磨き(コンパウンドを使ったポリッシュ)をする必要が無いからです。

 下側とダクト穴周りを艶消し黒で塗る為、その他の部分をマスキングします。ブツ切り部分は見切りが綺麗になるようPP製のラインテープを使っています。

 被塗面は#1300相当で足付け処理を行いました。

 そして本塗り完了です。お待たせしました!

 当初はベースコートのみの【激安コース】を予定していましたが(ブツ切りマスキングの塗り分けが汚くなるのが嫌だったので)、内容を改め、通常の艶消しクリアー(2液ウレタン)を塗る事にしました。

普通に塗るとバツ切りマスキング部がガタガタになってしまいますが、今回は艶消しクリアーの希釈率を上げて極薄膜になるようにしてそれを抑えています。艶消しクリアーを無用に希釈して塗ると肌が荒れてムラが出易いので、そうならないギリギリの所にしました(形状が平面で無い事も幸いでした)。またこれにより通常よりも艶の消えた仕上りとなっています(塗り方が薄いと艶は消える傾向にあります)。

この後はさらに熱を入れて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

お待たせして申し訳御座いませんが、完成までもう少々お待ちくださいませ!

バイクステム結晶塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたバイク用マグネシウム合金製ステムの結晶塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はプライマーか不導体被膜のような黄土色の状態だったのですが、

 今回は濃い目のグレーで結晶塗装を施しました。

 フォークが入る内側は塗膜の厚みをつけないよう、プライマーとベースコートの黒のみとしています。

 アルミシャフトは着いたままでの塗装となりましたが、マスキングで塗ったとは判らない仕上りに出来ているかと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

バイクステム結晶塗装 本塗り

 先日サンドブラスト&エポキシプライマーを塗っておいたバイク用のマグネシウム合金製ステムです。

 全体を足付け処理し、各部をマスキングしました。

 サイズの合うイモネジが無かったので、ネジ穴にはガムテープを棒状にしてカットした物を差し込んでいます。

 そして本塗り完了です。

 色は濃い目のグレーで、単純に黒と白では無く、「赤・青・黄色・オレンジ」と黒を混ぜて作っています。

 その後120℃~140℃の熱を掛けて塗料を硬化させます。赤外線ヒーターだと当たる表面積が小さいので、反対側に反射板を置いて効率を高めています(見た目はチープですが実に効果的です)。

ちなみに本来であれば直接恒温器(乾燥炉)に入れて熱を掛けた方が早いのですが、巣穴がある場合そこがプクっと膨れるので、大きくなる前に針で突いて破裂させる必要があり、結晶目がしっかり出るまでは赤外線ヒーターを使って熱を掛けるようにしています。

 一応30分程くらいは熱を掛けているので、マニュアル状では完全硬化しているのですが、

 この後もう一度恒温器に入れて120℃20分程の熱を掛けて二度焼きを行います。

早速恒温器に入れて二度焼きもしました。

設定温度は125℃で、140℃の表示は万が一の安全装置(自動停止)の設定温度です。120℃までは今の時期だと10分くらい掛かるので、タイマーは30分に設定していますが、その後も余熱はそのまま残るので「120℃20分」と言いつつ実際は、「127℃20分~120℃20分~110℃20分~100℃20分~」といった熱の入り方となっています。そして70℃くらいまで下がったら他に焼きたかった物を合流させ、そちらは余熱で強制乾燥させて貰います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

VMAXダクトカバー下準備

 先日お預りしておりましたYAMAHA VMAXのダミーダクトカバーです。

その後溶剤槽に浸け置きし、旧塗膜を剥離していました。

 溶剤槽は使い終わって捨てる前の廃シンナーを貯めているだけなので、剥離剤程の効果は無いのですが、長く浸けておけば塗膜が柔らかくなるので、ワイヤーブラシで擦ってはまた浸けてを何度か繰り返して塗膜を剥がします。

 一回30分くらいの作業を3回程繰り返すと、

 こんな感じで塗膜を剥がす事が出来ます。

 ただ細かい箇所に少し塗膜が残っていたので、その後サンドブラスト処理(軽め)も行う事にしました。

 その後#120のペーパーと当て板で凹み文字の周りを研磨します。

恐らくは新品時にベルトサンダーを使っていて、文字の周り(特に縦目)が変に削れて歪のようになってしまっている為、この時点である程度平らになるように削っておきます。

 さらにその周りをダブルアクションサンダー#120で低くし、全体を均します。

その後よく脱脂洗浄し、

 まずは裏側にプライマーを塗布します。

 さらにひっくり返して表側にもプライマーを塗り、

 続けてサフェーサーを塗布します。

凹み文字の部分にサフェを塗るのは出来れば避けたかったのですが(塗装屋さんなら間違いなくそう思う筈です)、文字の周りを一段嵩上げしたかったので、多少控えめにしつつもしっかり塗り込んでおきました。

ただこうなるとサフェの肌目が残るので、後程凹み文字の内側も当て板を使ってしっかり研ぎ付けるようにします。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!