BOMAカーボンフレーム&フォーク 下準備

boma8先日塗っておいたサフェーサーを研磨します。日数が経ち過ぎていたせいでサフェーサーは締まりきっていたので随分と大変でした・・・。ちょっと寝かし過ぎましたね。

boma9研磨の前には缶スプレーなどを使って全体にパラパラと色を振りかけておきます。研ぎ忘れを無くす為の「ガイドコート」ですね。今回のようにある程度下地が出来ていれば軽く塗る程度で構いませんが、パテを使ったりカーボン素地まで達している場合には巣穴やライン修整など考えもっとタップリ塗っておきます。

「そんな事しないでも研ぎ忘れなんかしませんよ」、なんて軽口を叩く人間ほど単純なミスをするもので、そういった些細なミス一つで仕上がりは軽く1割はダウンする訳ですからちょっとした作業も侮れません(まさにそれが若い頃の私ですので身に染みてます)。

pop-navy3で、完成のイメージ画像がこんな感じです。トップチューブの滑走路的なイラストはもうちょっと長く広げるような感じですかね。案ずるより生む方が手っ取り早いので実際にマスキングテープで表現してみる事にします。

boma10 トップチューブについていたアルミ製のワイヤーガイドはリベットを外して取れましたので障害物も無くフラットに出来ました。面倒な作業ほど下準備に時間を掛けるのは鉄則ですよね(って言う程大袈裟な事では無いですが・・・)。

トップチューブは端になる程盛り上がる形状になっているので、それに差し掛かる手前として滑走路の全長は「420mm」と決定しました。これから上手いこと離着陸出来そうですね(壊)。

boma12そしてイメージし易いようにマスキングテープを貼ってみました。随分と酷い形ですがあくまでイメージですので気にしないで下さい。本番ではちゃんとパソコンでマスキングシート造りますから完全なシンメトリーになる予定です。ただしそもそもフレーム形状がシンメトリーじゃないみたいですけどね(私的見解ですがカーボンフレームはみんなそうです)。

boma11店長(オーナー様)が気にされていた横からの滑走路も良い感じに見れると思います。滑走路の幅は「40mm」で決定しました。50mmも試してみたんですが横に垂れ下がって格好悪かったのです。

後はロゴなどを決めていきますが、一番肝心な2本のサイドラインについてはまだ時間が掛かると思います。ダウンチューブは上下に膨らんだ形状なのでそれに合わせるとなるとラインが歪んだ形になり、ただ真っ直ぐ引こうとしてもやはり歪んで見える感じもします。 この辺をもう少し詰めて結果をご案内できればと思います。何とか夏前には完成させたいですね・・・。

それではもう少々お待ち下さいませ!

GW休業日のお知らせ

owabi

ゴールデンウィークの営業日のお知らせです。

基本的には暦通りで、カレンダー上の赤い日(祭日)がそのまま休みとなります。

4月28日~29日  5月3日~5月6日

特に旅行とか行く予定は無いのでメールの返信は普通に出来ると思います。お気軽にお問い合わせください。

休み中に現場作業は進行出来ませんが何かしらご案内は出来ると思います。以前行った興味深い仕事とかを掘り起こしてみるかもです。社外記はいつも通り更新出来ると思います。

それでは不都合をお掛けして申し訳御座いませんがどうぞ宜しくお願い致します!

BMWのスプリング(アイバッハ) 下準備

bmw35 サスペンションケースと共にご依頼頂いているアイバッハのスプリングで、こちらはビルシュタインのブルー(水色)でご依頼頂いております。奥が処理前で手前が足付け処理済みの状態ですね。

bmw36 スプリングには「Eibach」(アイバッハ)のプリントが施されていて、これはマスキングで残すようにご依頼頂いていますが、折角ビルシュタインのブルーになるのにこの文字部分が四角く黒く残るのはちょっと残念なのと、既にプリント文字が擦り切れてしまっているので、今回は新たにデカールでロゴを入れ直す事にしました。

eibachアイバッハのロゴと共にスプリングの特性?を示すような記号等も一緒に残します。

実際のロゴサイズを採寸し、いつものようにIllustratorを使ってデカールのデータを作成します。

printer と言う事で本日は早めに帰宅して自宅作業場にてデカール作成に勤しみます。と言うか今日は第三土曜日なので仕事は休みの日だった気が・・・。気のせいですかね(笑)。

printer1 そしてこんな感じでデカール完成です。デカールが何個もあるのはこの中から出来の良い物を選べるようにですね。白は二種類のインクを重ねて刷っていて、中には擦り切れて印字されてしまっている物もあるので出来るだけ良いものを使えるように余分に印刷しておきます。

本番ではこれをカットし、水を使って台紙から剥がしたデカールシートを被塗物(スプリング)に貼り付けます。最後にその上からクリアーを塗れば純正品のように擦り切れて文字が消えてしまうと言う事も無いですかね。

レガシィステアリング塗装 完成

legacy37こちらも元々はカーボン柄になっていたステアリングです。ちょっと(と言うかかなり)勿体無いですが、オーナー様的に「一旦気になりだしたら気になってしょうがありません。今では私も蛇の皮の模様に見えてきてしまっているのです。」との事でカーボン一掃運動が始まりました。

legacy39 legacy38当初は皮が巻き込んであるのかと思っていましたが、パネルを最後に貼り付けた造りになっているので想像していたよりはマスキングはし易かったです(と言うレベルでも無いかも知れませんが私的には楽な方でした)。少なくとも見た目だけではマスキングで塗ったとは判らない仕上がりに出来ていると思います。

legacy36ステアリング中央の左右に付くスポークカバーで、これも元はカーボンが貼られていました部品です。いつも目に付くところの部品なので効果は高そうですね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度もご贔屓頂きありがとう御座いました!

レガシィ内装パネル一式塗装 完成

legacy29 圧巻の部品点数17点です。それでもステアリングは入らなかったので別項で紹介しますね。画像数多いですがご勘弁下さい(これ以上省けませんでした・・・)。

legacy30 エアコン噴出し口関係とドアトリムに嵌るパネル類ですかね。ちょっと統一性に欠けるのですが撮り易いように勝手に調整させて貰っていますのでご辛抱下さい。そう言えばここに写る部品は全てカーボンが貼られていたパーツですね。予想以上に表面のウネリが大きかったのでどれも表面はかなり研磨しています。

legacy31 エアコン噴出し口の開閉マークもデカールを作る事でオリジナルっぽく再現出来たと思います。業界は意外と閉鎖的と言うかこういった技術は余り公にされていなく、当初はこの方法を見つけるのに大変でした。むしろモデラーの方達の方が使っている機材など親切に紹介していますよね。

そう言えばちょっと前に知り合いの方から「タカハタくん、技術的な事も結構出しちゃっているみたいだけど大丈夫なの?」と言われましたが、むしろある程度オープンじゃ無いとユーザーからは信用されない気がしますし、そもそも何をやっているか判らない事にお金は払えないと思いますので(と言っても本当に肝心な事は私も出していませんよ。笑)。ご心配ありがとう御座います。

legacy32 legacy33 当初は「TEMP」の箇所もマスキングまたはデカールで再現するような話になっていたかと思いますが、そこは単にプレート状になった物が貼ってあっただけなので問題無く対応出来ました。費用に計上されていたら省いておきますね。

legacy34 こちらはナビリモコンが埋め込まれた小物入れのパネルですね。ご心配されていましたが恐らく違和感無く仕上がっているかと思います。ここを塗るのと塗らないのじゃ全然違いますよね。無事塗れてよかったです。

legacy35こちらは最後に部分的に「艶消し黒」を塗ったパーツです。色は同じ黒ですが艶が違うのでお洒落に仕上がっています。画像右側のパネルはドアのインナーハンドル部分に付く部品で、丸い穴にはツィータースピーカーが入る筈です。装着する時は楽しいでしょうね・・・。

続いてステアリング関係を紹介します。