BOMAカーボンフレーム&フォーク イメージ具現化

pop下地処理がある程度進んだのでいよいよ各デザインをフレームに写していきます。滑走路は形状を変えてさらに延長しました。

こういった2次元を3次元に変える作業が実は一番面倒ではあるのですが、今までモニター上で見ていたものがいよいよ本物になる段階でもあるので実際楽しい作業でもあります。自分の物でも無いのに変な高揚感があると言うか、こういった事があるので今やっている塗装は楽しいのかも知れません。自動車のボディを塗っていた時には無かったですからね。

pop1 パソコンで作成していた各ロゴをプリントアウトして実際のフレームに合わせていきます。小学生の頃にやった図画工作を思い出します。

pop2 自転車のフレームに漢字とかカタカナとかが使われるのはちょっと珍しいですが、自分の好きなように出来るなんてこれ以上の物は無いですからね。今回のデザインは世界中探しても他に見ないと思いますよ(何故か笑)。

pop3 そして今回一番の問題見せ場である「甲板滑走路」です。オーナー様のご要望によりトップチューブ一面に大きく取りました。滑走路上にはseiranなる飛行機が鎮座していまして、これも塗装で行う予定です。うーん、機体は何とかなると思いますが日の丸マークがかなり小さいですね・・・。

pop4でとりあえずこんな感じにイメージが出来てきました。「I-400」が少し小さく感じますがこれの下にグレーと赤のラインが入るのでこのサイズに留めています。ちなみに「I」は小文字の「i」の方が良いでしょうか?最初に頂いたイラストだと小文字でしたよね。海軍フォントにしたら大文字になってしまっていました。ご要望により変更致します。

その他諸々ご確認頂ければと思います。ご希望の変更点ありましたらお気軽にどうぞ!

BMWコーナーレンズスモーク塗装 完成

bmw11 こちらもお待たせしました!京都からご依頼のBMW純正コーナーレンズも本日完成となります。濃度は「薄め」になります。

bmw12 オーナー様より頂いたメールに、「10数年以上経過した純正部品を掃除しました。現代の技術で23年目の愛車を輝かさせてください。」とのメッセージがありまして、とにかくレンズ自体は新車時以上に輝いているとは思います。高品質なポリウレタンクリアーは、こういった透過性の部分に使うとガラスのようにも見えたりします。

bmw13現在別件でご依頼頂いているオーナー様から、「凸状の文字は消えないように」とご心配頂いていましたが、塗膜の厚み程度でこの文字は埋まりませんのでご安心下さい。消えるとしたらむしろ足付け処理の時に削ってしまうケースになるかと思いますが、テールランプの研磨にはコシのある耐水ペーパーではなく、足付け専用の布状のタイプを使っているのでこういった文字を削り取る力は無いですかね。ですのでご安心下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

メルセデスCLSテールランプスモーク塗装 完成

cls2こちらもお待たせしました!メルセデスベンツCLSのテールランプも本日完成となります。

こちらは比較的薄めのスモークで、濃度設定は「極薄め~薄めの間」でご依頼頂きました。「どこが変わったの?」と思うかも知れませんがそちらは最初の状態を見て頂ければ判り易いかと思います。さらにこの型のオーナー様なら判ると思いますが、元の状態は赤(と言うか朱色)が随分と派手でどうしてもそこだけ浮いてしまっているんですよね。

cls3多分何も知らなければスモークに塗ったとは判らないと思います。輝き過ぎていた反射板もしっとりと落ち着いた感じになりました。

cls4  こちらはリヤバンパーに埋め込まれるリヤフォグですかね。同じく薄い感じでスモークが掛かっていますが、装着されるとサイドからの光が遮断されるのでもう少し暗くなる筈です。余り大きな変化ではなくても「何かがちょっと違う」と言う微妙な感じが良いですよね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

シビックテールランプスモーク塗装 完成

civic大変お待たせしました!ホンダシビックのテールランプは「標準濃度~濃い目の間」でのスモークで本日完成となります。ここまでの濃さは久しぶりですね。

civic2かなり黒いですがちゃんと透過しているのは判ると思います。ご依頼は【標準コース】ですので丁寧にコート数を重ねて塗っていますから良くありがちな「テールランプを灯火すると変なムラが出て来た」と言う事も無いかと存じます。 civic1直射日光に当たればさらに透過はしますが、もし暗いと感じたら電球をワット数を高くして明るくするか、または最近はLED製の高輝度タイプがあるのでそちらに変更される事をお勧め致します。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

 

BMWショックケース 下地処理

bmw37 ショックケースの方は傷や錆も色々あったのでそれらの処理をしておきます。平面はダブルアクションサンダーで削っておき、最後にサンドブラストを掛けてイビツな箇所も処理します。

bmw38特に底の部分には錆がビッシリ出ていましたので集中的にブラストを掛けて削り落としておきます。反対側は見た目的にそうでもなかったのですが、やはりと言うか同じように塗膜の下で繁殖していました。

bmw39サンドブラスト処理後、全体を綺麗に清掃~脱脂をしたらプライマーを塗布し、続けて2液ウレタンサフェーサーを塗布します。部品自体は普段は見えない箇所に付くものですからこの場合のサフェーサーは「見た目」よりかは防錆の為の使い方で、シンナーで希釈して肌を荒らさない程度に薄膜で4コートくらい塗っておきます。完全硬化したら軽く研いで済むような塗り方ですかね。塗りこんできついラウンド(肌の凸凹)が出来てしまうと研ぎの作業が大変になってしまいますので。

今回ご要望頂いている色としては、このショックケースはビルシュタインのイエローで、バネは同じくビルシュタインの水色ですから見た目的にも中々面白い色の組み合わせになりそうです。

ちなみに色の見本となるショック&スプリングはブレーキ屋さんが持っていたのでそれを見本にして色を作成します。何だか丁度良かったですね。

それではまた作業進行しましたらまた紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!