静電気除去

gun乾燥している日はどうしても静電気が発生し、これが塗装時に厄介と言われていますが私的には塗装の時よりも撮影やら梱包作業で困っています。

主に扱う製品はプラスチックが多く、これはどうしても静電気が帯電し易いですから、一旦集まったホコリはいくら強くエアーブローをしても中々(と言うか全然)飛んでいってくれません。テールランプの時などは表面についた粉のような微粒なホコリがガッチリ食いついて横にスライドしていくだけなんですよ・・・。撮影の時と梱包の時にはこれが凄いストレスになっています。

で、今回導入したのがこの静電気を除去する装置で、出てくるエアーを対象物に当てると静電気が激減してくれます。画像に写っているのはガンだけですがこれとは別にコンデンサのような物が入った本体が別にあります。

ちなみに塗装時に使う物ではそれ専用の機器が売っていて(TACにこれはありますが今は使われていません)、ただそれをわざわざ撮影と梱包の為に使う事でも無いので今回は比較的手軽なサイズ(とお値段)の者を入手しました。主にプラスチック成型工場で使われるような装置ですかね。プラズマ?の火花が発生しているので引火し易いらしく塗装時には使えません(危)。

気になる効果としてはもう本当に素晴らしく、物理的な効果は勿論ですが、目で見てない何かが消えてくれるというのは精神的に気持ちが良いのです(壊)。

今は仮設置ですがいずれちゃんとした撮影スペースが出来たら常設したいですね。

レガシィ(from北海道)ステアリング 下地処理

legacy12 問題のステアリングも作業進行しております。問題と言うのはマスキングが上手く貼れるかちょっと心配だったことです。

legacy13塗るのはやはり「カーボン」になった部分で、周りの革(人工皮革)にちゃんとテープが貼れるかが心配でした。良く見ると解かるようにマスキング際は革が入り込んでいるようになっているので貼りにくいんですよね・・・。

ただどうやらこのステアリングの造りは、皮を巻いた後の最後に塗装済みのカーボンプレートを貼ってくっ付けているので(これについてはノーコメントで)、むしろこれのお陰でマスキングはし易いような気がします。本来は皮を最後に巻くのが基本だと思っていましたがどうやら今回の場合は違うようです。

legacy14そしてカーボン部分の足付け処理を行いマスキングも無事完了した状態です。人工皮革だったお陰か比較的マスキングテープもしっかり張り付いてくれたので良い感じに仕上がりました。ただしテープの貼り方はテンションが掛からないように注意し、貼る前には脱脂等のクリーニングも十分に行っておき、時間が経っても簡単には剥がれないようにしておきます。今は良くても本塗り時にテープが浮いたりしたら全く意味がありませんからね。